1週間の「ラジオ英会話」の文法内容を復習として
「語順」の Review をします。
基本的には、
週末に tweet で発信してきたものを、
ブログで、まとめたものです。
今回は第11週 ( 6月 Week 3 )の復習です。
Week 11 の「語順」review
👉今年度は、「話すための英文法」をマスター
英語は「配置の言葉」
– 表現をどのように配置するかが、「意味」を決めます。
基本
👉英語の語順は、
① 基本文形
② 修飾語順規則
によって決まります。
Week 1 から Week 8 までで
その基本学習はひとまず終えました。
英語は「配置の言葉」 | |||
修飾語順規則 | Week 1 | 説明ルール | 説明は後ろ置き |
Week 2 | 指定ルール | 指定は前置き | |
基本文型 | Week 3 | 他動型 | 目的語に直接影響及ほす |
Week 4 | 自動型 | 単なる動作 | |
Week 5 | 説明型 | be動詞文 | |
Week 6 | 説明型 | be動詞文、オーバーラッピング | |
Week 7 | 説明型 | オーバーラッピング「変化」・go/come | |
授与型 | 基礎・さまざまな動詞で授与型 | ||
Week 8 | 授与型 | マイナスの授与 | |
目的語説明型 | 基礎・形容詞/前置詞句 |
👉この「基本」部分について詳しく確認したい人は下記をクリックしてください。
今月は、基本文型を拡張
👉今週は、今まで学んできた基本文型をすでにおなじみの語句
ー節・to 不定詞・動詞-ing形・動詞原形・過去分詞 ー を使って、
拡張していきます。
基本文型を拡張 | ||
Week 9 | 主語の拡張 | ① to不定詞・動詞-ing形 |
② that節 | ||
③ wh節・if/whether節 | ||
目的語の拡張 | ① to不定詞 | |
Week 10 | ② 動詞-ing形 | |
目的語説明型の拡張1 | ① 知覚構文 | |
② 使役構文 make | ||
③ 使役構文 have | ||
Week 11 | 目的語説明型の拡張2 | ④ 使役構文 let |
⑤ 過去分詞 | ||
⑥ to 不定詞 |
Week 11 | リポート文の拡張 | ① (that)節 |
Lesson 51 目的語説明型の拡張④:使役構文let
🔴目的語と説明語句の間に
「=」あるいは「主語・述語」の関係がある目的語説明型の拡張
– 今回は let を使った目的語説明型
🔴目的語説明型に make, have, let を用いた文を特に「使役文」と呼びます。
◎使役構文を作る make、have、let のニュアンスの違い ● make「強い力」 ● have (「静かな動詞」からの)「当然」 ● let 非常に軽いタッチの「許す」 ※ allow のようなしっかりとした「ゆ・る・す」ではない |
[Key] This app【 lets ⇨ you『choose from any restaurant in the area』】.
※このアプリはこの地域にあるどのレストランでも選ばせてくれます。
▶︎この文は、
「you が choose 〜 するのを許す(=選ばせてくれる)」ということに
なります。
[1] I hope Dad will【let ⇨ us『stay up late』】tonight.
※今晩、遅くまで起きているのを父さんが許してくれるといいな。
▶︎「us が stay up lat するのを許す」ということ。
[2] You can’t open the jar? 【Let ⇨ me『try』】.
※ビンを開けられない?私にやらせてみて。
▶︎「me が try するのを許して」ということ。
[3]【Let ⇨ me『know』】if you need help.
※手助けが必要なら教えてね。
▶︎「me が know するを許して」ということ。
– let me know は「知らせてください・教えてね」という重要表現。
tell me と同じ意味になりますが、
「『知っている仲間』に入ることを許してください」という
柔らかな印象の表現です。
Lesson 52 目的語説明型の拡張⑤:過去分詞
🔴目的語と説明語句の間に
「=」あるいは「主語・述語」の関係がある目的語説明型の拡張
🔴今回は、「説明語句」に「過去分詞」が使われるパターンです。
[Key] You should【have ⇨ it『looked at by a doctor』】.
※あなたはそれをお医者さんに診てもらうべきです。
▶︎ここでは
「it が looked(過去分詞) at by a doctor という状況をhave する」
– looked at は過去分詞(〜される)のフレーズですから
「診られる」⇨患者が医者に患部を診てもらうのは「当然」のこと
なので、「当然」の使役文を作る have がぴったりです。
[1] I need to【have ⇨ my hair『cut』】.
※私は髪を切る必要があります。
▶︎この文は
「my hair = cut (過去分詞:切られる)という状況を have する」
– 「理容室や美容室で切ってもらう」こと
※「自分で切る」 cut one’s hair と区別しましょう。
🔶このように have の目的語説明型で過去分詞が使われるのは珍しくありません。 |
[2] I【want ⇨ this article『finished by midday』】.
※この記事を正午までに仕上げてもらいたいのです。
▶︎have 以外の動詞でも「過去分詞」は説明語句に用いられます。
「this article = finished という状況を欲している(want)」ということ。
[3] 【Consider ⇨ it『done』】!
※お安い御用です。
▶︎この文は、
頼み事をされて「it = done(なされた)」ということ。
「すぐに着手します・お安い御用です」の意味
Lesson 53 目的語説明型の拡張⑥:to不定詞
🔴目的語と説明語句の間に
「=」あるいは「主語・述語」の関係がある目的語説明型の拡張
🔴今回は、「説明語句」に「to不定詞」が使われるパターンです。
🔶to不定詞のイメージは – 矢印 (→) であるため、「目的語が to 以下に進んでいく」ことを示す。 |
{Key} My dentist【told ⇨ me『to brush my teeth more often』】.
※歯医者さんは私に、もっと頻繁に歯を磨くように言いました。
▶︎この文は
「me が brush my teeth more often に進むように言った」となる。
🔶 この形は、 – ask, persuade など「押す」動詞でよく使われます。 ▶︎「押す」動詞とは、 頼んだり、説得したりすることによって誰かに行為を促す動詞 |
[1] I【asked ⇨ her『to stay with me』】.
※私は彼女に一緒にいてくれるように頼みました。
▶︎「押す」動詞の例
「her が stay with me するように頼んだ」ということ
[2] I【want ⇨ her『to go out with me』】.
※私は彼女に私とつきあってほしいのです。
▶︎「押す」タイプの動詞だけではない例 – want
「her → go out with me するのを望んでいる(want)」ということ
[3] I didn’t【expect ⇨ her『to accept my invitation』】?
※私は彼女が私の招待を受けるとは思いませんでした。
▶︎「押す」タイプの動詞だけではない例 – expect
「her → accept my invitation するのを予期しなかった」
ここまでで、基本文型の拡張は終了です。
Lesson 54 リポート文の拡張①:(that)節
🔴リポート文は、
動詞句の内容を後ろに置いた節が説明・展開する、「説明ルール」の形
▶︎主語の思考・感情・発言などを表します。
🔴リポート文にはさまざまなタイプの節が利用可能 – 今回は that節
[Key] I’ll【told ⇨ you】[that yesterday’s rehearsal went really well].
※昨日のリハーサルはとてもうまくいったと、私はあなたに言いました。
▶︎この文は、
told you の内容を that 以下の節が説明する形。
🔶リポート文では、 – 節の始めに that をつけてもつけなくてもOK ▶︎この that には「導く」ニュアンスがあり、動詞句の内容を しっかりと正確にその説明をつなげたい、という意識があります。 |
[1] I【propose】[that we have a 30-minute break].
※30分の休憩をとることを提案します。
▶︎ propose の内容を that 以下の節が説明する形。
– 会社の会議などフォーマルな場で that がよく使われます。
「正確な発言」が求められるから。
[2] I【think】[that① we have spent enough time on this issue,
and that② we should now put it to the vote].
※①この件に関しては十分な時間を費やしたと思うので、②今決を採るべき
だと思います。
▶︎このように、節が2つになるケースでも that は使用します。
– think の内容が that① と that② の2つあります。
この形をしっかり示すために、that による「支え」が必要なのです。
これで、
Week 11 の「語順」review は終了!
👉 Week 12 では、
「リポート文」の拡張から始まります。(6月21日〜)
コメント