1週間の「ラジオ英会話」の文法内容を復習として
「語順」の Review をします。
基本的には、
週末に tweet で発信してきたものを、
ブログで、まとめたものです。
今回は第10週 ( 6月 Week 2 )の復習です。
Week 10 の「語順」review
👉今年度は、「話すための英文法」をマスター
英語は「配置の言葉」
– 表現をどのように配置するかが、「意味」を決めます。
基本
👉英語の語順は、
① 基本文形
② 修飾語順規則
によって決まります。
Week 1 から Week 8 までで
その基本学習はひとまず終えました。
英語は「配置の言葉」 | |||
修飾語順規則 | Week 1 | 説明ルール | 説明は後ろ置き |
Week 2 | 指定ルール | 指定は前置き | |
基本文型 | Week 3 | 他動型 | 目的語に直接影響及ほす |
Week 4 | 自動型 | 単なる動作 | |
Week 5 | 説明型 | be動詞文 | |
Week 6 | 説明型 | be動詞文、オーバーラッピング | |
Week 7 | 説明型 | オーバーラッピング「変化」・go/come | |
授与型 | 基礎・さまざまな動詞で授与型 | ||
Week 8 | 授与型 | マイナスの授与 | |
目的語説明型 | 基礎・形容詞/前置詞句 |
👉この「基本」部分について詳しく確認したい人は下記をクリックしてください。
今月は、基本文型を拡張
👉今週は、今まで学んできた基本文型をすでにおなじみの語句
ー節・to 不定詞・動詞-ing形・動詞原形・過去分詞 ー を使って、
拡張していきます。
基本文型を拡張 | ||
Week 9 | 主語の拡張 | ① to不定詞・動詞-ing形 |
② that節 | ||
③ wh節・if/whether節 | ||
目的語の拡張 | ① to不定詞 | |
Week 10 | ② 動詞-ing形 | |
目的語説明型の拡張 | ① 知覚構文 | |
② 使役構文 make | ||
③ 使役構文 have |
Lesson 46 目的語の拡張②:動詞-ing形
🔴目的語の位置に置けば目的語
🔴「目的語」の場所に、動詞-ing形も置けます
[Key] Can you stop【brushing your teeth over the kitchen sink】?
※キッチンのシンクで歯磨きをするのはやめてくれますか。
▶︎この文では、
動詞の目的語に動詞-ing形が使われています。
stop it の it のように、名詞を使うのと同じ気軽さで使いましょう。
◎目的語に to不定詞をとる動詞、動詞-ing形をとる動詞 ●to不定詞も動詞-ing形もとる動詞 👉 start, like, love, have など ●to不定詞しかとれない動詞 👉want, decide, promise, plan, hope, expect など これらの動詞を「これから動詞」と言います。(Lesson 44) ●動詞-ing形しかとれない動詞 👉stop, finish, enjoy, consider, imagine, mind など これらの動詞を「リアリティ動詞」と呼びます。 |
※「リアリティ動詞」とは….
「リアルで具体的な状況を求める」動詞。そのため、生き生きとした
行為を思い起こさせる動詞-ing形と強く結びつきます。
– stop はその代表例。「やめる」ためには何か具体的な状況がなく
てはなりません。そのため動詞-ing形が使われます。
[1] Have you finished【washing the dishes】?
※お皿洗い終わった?
▶︎ finish も「リアリテイ動詞」具体的な状況でなければ、
「終える(finish)」「楽しむ(enjoy)」ことはできません。
[2] Would you mind【opening the window】?
※窓を開けていただけませんか?
▶︎consider, imagine, mind もリアリティ動詞。状況をありありと
具体的に思い描くため動詞-ing形が使われます。
▶︎Would you mind 〜?は丁寧な依頼表現。「〜を気にしますか?」
と相手の気持ちに配慮していることが丁寧さを生み出します。
– opening the window によって「窓を開ける」という具体的な状況
が持ち出されています。
Lesson 47 目的語説明型の拡張①:知覚構文
🔴目的語と説明語句の間に
「=」あるいは「主語・述語」の関係がある目的語説明型の拡張
🔴知覚構文では、説明語句の部分に、動詞の原形や動詞-ing形が置けます。
🔶目的語説明型とは、Lesson 37 で学習した形 ・[Key] Please 【call ⇨ me『Yuko』】. ※私をユウコと呼んでください。 ▶︎この文の call me は、 「私を呼ぶ」- 何と呼ぶのかの説明が Yuko となり、全体で 「私をユウコと呼べ」という意味になります。 |
[Key] I【saw ⇨ you『trying to hide something』】.
※あなたが何かを隠そうとしているのが見えました。
▶︎ここでは
動詞-ing形を並べて「you=trying to hide something が見えた」
となっています。
◎動詞-ing形は「生き生きとした行為」を描写する形。
「あなたが何かを隠そうとしている」その瞬間をとらえた文です。
[1] I【saw ⇨ you『try to hide something』】.
※あなたが何かを隠そうとするのが見えました。
▶︎ここでは、動詞の原形を用いています。
◎動詞原形は単に「〜する」。「あなたが何かを隠そうとする」のを見た。
動詞-ing形にある瞬間を写真のようにとらえた感触はなくなります。
🔶こうした形は、 see のように知覚を表す動詞と使われることが多いため 「知覚構文」と呼ばれます。 |
[2] I【heard ⇨ him『play the piano』】.
※彼がピアノを弾くのを聞きました。
▶︎hear も知覚構文を構成します。
Lesson 48 目的語説明型の拡張②:使役構文make
🔴目的語と説明語句の間に
「=」あるいは「主語・述語」の関係がある目的語説明型の拡張
– 今回は make を用いた目的語説明型
🔴目的語説明型に make, have, let を用いた文を特に「使役文」と呼びます。
🔶使役文とは、 – 「〜に … させる」という意味になる文のこと。 ▶︎ make を使った使役文には 「(強い力で)〜させる」というニュアンスが感じられます。 |
{Key} My wife【made ⇨ me『join a gym』】.
※妻は私をスポーツジムに入会させました。
▶︎ make を使った目的語説明型の文。この文は、
目的語 me と説明語句 join a gym の間に「=」または「主語・述語」
の説明関係が感じられ、「me が join a gym するのを make した」
という意味。
🔶 make にはなぜ強い力が感じられるのか? – それはこの動詞が「(力を加えて)作り上げる」イメージを持つから |
[1] I’ll【make ⇨ you『happy』】.
※君を幸せにするよ。
▶︎ make you happy には、
さまざまな努力を通じて「you=happy」という状況を作り上げる
けいつが感じられます。
[2] I made it!
※やったー!
▶︎[1] で示したような「努力」を通じて「作り上げる」意識が
I made it! の達成感も生み出しています。
[3] What’s【made ⇨ you『cry』】?
※何があなたを泣かせたのですか。
▶︎強い力が「you が cry するという状況を作った」感触があります。
Lesson 49 目的語説明型の拡張③:使役構文have
🔴目的語と説明語句の間に
「=」あるいは「主語・述語」の関係がある目的語説明型の拡張
– 今回は have を使った目的語説明型
🔴目的語説明型に make, have, let を用いた文を特に「使役文」と呼びます。
[Key] I’ll【have ⇨ him『call the customer back』】, OK?
※彼に、そのお客さんに電話させますよ、それでいいですか?
▶︎この文は、
「him が call the customer back することを have する」となってます。
この have も「させる」という訳される使役文。
🔶同じ使役文ですが、have は make とは随分趣が異なっています。 – まずは have という動詞の持つ「雰囲気」を説明しましょう |
🔶 have は動作を感じさせない「静かな」動詞 |
[1] I have a pen.
※私はペンを持っています。
▶︎ここの have は、
「所有している」、動作ではありません。
[2] Why don’t we have some tea?
※紅茶でもちょっと飲みませんか。
▶︎ここでの have は、
「飲む」- 「ゴクゴクと飲む」わけでなく
「お茶をする」といった「静かな」感触
[3] I’ll【have ⇨ dinner『ready by eight』】.
※夕食は8時までに用意しますね。
▶︎ここの have は、
目的語説明型。「dinner が ready by eight という状況を
have します」ですが、そこには忙しく準備するような動作
は感じられません。have は至って「静かな」動詞。
キーセンテンスのように「〜させる」と訳させる場合でも同じ。
🔶have の「させる」の具体的なニュアンス – make の強制的な「させる」とは異なり、have は 「上司ー部下」「教師ー学生」といった「指示を出して当然」 「客ー店員」「患者ー医師」といった「サービスしてもらって当然」 の関係性の中で使います。 ▶︎強制することなく、努力することなく単にそうした状況をhaveする – それが have の「させる」 |
これで、
Week 10 の「語順」review は終了!
👉 Week 11 では、
「目的語説明型」の拡張の4回目から始まります。(6月14日〜)
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