22-ラジオ英会話 名詞関連のReview ①

1週間の「ラジオ英会話」の文法内容を復習として
 Review をします。

それでは第 38 週 ( 1月 Week 2 )の復習です。
※1月号の「タイトル」は、「限定詞・名詞関連・接続詞のイメージ」となっていますが、
今週と来週は「名詞関連」をを扱っているので、名詞関連のReview ①とします。

名詞関連の Review ①

・ Week 38は、「人々一般」と “it” について学習しました。

【名詞関連】も、基本動詞・前置詞のように

イメージ(表現の中核的意味)をとらえることが大切

Lesson 186 人々一般を表す

🔴「人々一般」を最も広範囲に荒rわす – you▶︎他に、they, people, we, one
※ one は「高尚な印象」を与える単語です。

[Key] You only live once.
※人生は一度きりです。
▶︎この文の you は、話し相手を表す you ではありません。
「人々一般」を最も広範囲に示す、気軽な表現です。
※ you だからといって、話し手を含まないわけではありません。
「話し手」を含めた「人々一般」を意味します。

① they:近隣の人々や世間一般など、ボンヤリとグループが意識されてる
They say life begins at 60.
They say は「〜と言われている」世間に流布した内容を紹介する決まり文句
They raised the income tax again.
– 警察や政府など公的な組織をボンヤリと意味することもあり
② people:話し手・聞き手を含まない表現 – 遠目で観察している雰囲気
People tend to believe stereotypes.
③ we:話し手を含む特定のグループを意識させる
※ Do we need a visa to go there?
– 2人を含む国籍・立場などのグループが意識されている
We believe that punctuality is very important.
– we は仲間意識につながる [ ここでは、上司と部下の仲間意識・帰属意識 ]

 

 

 

 

Lesson 187  it の基本

🔴「それ」と訳されることが多い it
▶︎日本語では言葉に表れない「受ける」意識があります。

[Key] What’s that? It’s a universal translator.
※あれは何ですか。 – 万能翻訳機です。
▶︎この応答をスローモーションで解説しましょう。

・質問者は「あれは何?」と that で対象物を「指して」います。
・一方、it は「それ」と訳されますが、指しているわけではありません。
相手が that で指しているものを受けて、「万能翻訳機ですよ」と答えています。

👉この場合、日本語では、相手の発言を受け一拍置いて、「・万能翻訳機ですよ」と
答えます。日本語では言葉に表れない「受ける」意識、それが英語の it です。

① 前の文脈を受ける it
※ What’s that? – It’s a wine bottle opener.
※ What’s that? – It’s a grater
– it を「それ」と考えず、that で指されたものを「受ける」意識
※ I’m really sorry. It won’t happen again.
– 漠然と自分のしてしまったことを it で「受けて」います
② 現在の状況を受ける it の使い方
It‘s a fine day today. / It‘s five o’clock now. / It’s dark here.
③ it を用いたよく使われる表現
Let’s call it a day. [ it は「これまでの仕事内容」 ]
※ You can make it if you try hard. 
– make it で「成し遂げる」文脈によっては「間に合う」
That’s it! [ it は「私たちの求めるもの」]  / I got it.「わかりました」

Lesson 188  it を説明するリズム

🔴 it の特徴的なリズム ▶︎「it で文を始め、その説明を後ろに置く」

[Key] It‘s difficult to have a restaurant in this area.
※この地域でレストランをやっていくのは難しい。
▶︎この文で話し手は、次のようなリズムで説明しています。

・心の浮かんだ状況を「受け」て、It’s difficult と文を始めています。
・そのままでは「何が」難しいのかわからないため、後ろに it の説明内容を置きます。
・それが to 以下の ”to have a restaurant in this area” の部分。

👉 it 〜 to … の形は、it の特徴的なこのリズムが生きているのです。

① it の説明のリズム その1[ that 節 ]
It’s surprising that you come here so often.
– It’s surprising と言ってから、that 節で説明
② it の説明のリズム その2 [ if/whether 節, wh 節 ]
It‘s up to you [ if / whether ] you take this job.
– if / whether 節でも it を説明できます。
It‘s still not clear where he stayed that night. – wh 節でも可能
③ it の説明のリズム その3 [ 動詞 -ing形 ]
It‘s tough working with him 24/7.
– 動詞 -ing形 で「実際に働いている状況」を表現しています。
④ it の説明のリズム その4 [ 目的語説明型でも同じリズム ]
※ I think it strange to put pineapple on a pizza.
-「it = strange だと思う」 I think it strange と言ってから、to 不定詞で説明

Lesson 189  it を使って強調する

🔴 it を使って強調 ▶︎強調したい箇所を前に出して目立たせる

[Key] It was a Dutch person that □ invented the telescope. 
※望遠鏡を発明したのはオランダ人でした。
▶︎この文の内容は、

通常 A Dutch person invented the telescope. と言えば済むところを、
it was を使って、主語の a Dutch person を引っ張り出しているのです。
あとは、何が a Dutch person なのかを that 以下で展開するだけです。

👉「it + be動詞」でお好みの要素を引っ張り出し、that 以下で残りを展開 – する形

① It was で Mary を文頭に引っ張り出す
It was Mary that □ broke the kitchen window yesterday.
– Mary は主語
② It was で the kitchen window を引っ張り出す
It was the kitchen window that Mary broke □ yesterday.
– the kitchen window は、元々目的語の位置にあったもの
③ It was で yesterday を引っ張り出す
It was yesterday that Mary broke the kitchen window □.

 

名詞関連の Review ① は終了!

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