1週間の「ラジオ英会話」の文法内容を復習として
Review をします。
それでは第 37 週 ( 1月 Week 1 )の復習です。
※副詞・限定詞学習の5週目なので、副詞・限定詞の Review ⑤とします。
◎1月号の「タイトル」は、
「限定詞・名詞関連・接続詞のイメージ」となっていますが、
この週は「限定詞」を扱っているので、⑤とします。
副詞・限定詞の Review ⑤
・ Week 37 は、限定詞 all, every, no, other, both, either, neither を学習しました。
👉限定詞とは、a, the, some, any, no といった、名詞の前に置かれ意味内容を
詳細に限定する単語のこと
【副詞・限定詞】も、基本動詞・前置詞のように
イメージ(表現の中核的意味)をとらえることが大切 |
Lesson 181 all、every のイメージ
・all:全体をひっくるめる「全部」という大らかな単語
・every:「どの〜もみんな」-個々に意識が及んでいます▶︎そのため 単数扱い
[Key] Every family has its chef.
※どの家庭にも料理上手な人がいます。
▶︎この文でも every に続く名詞は単数の family、動詞も単数に使われる has、
代名詞も単数を受ける its となっています。
① every は単数扱い ※ every child [ every children とはなりません ] ※ every customer / every participant / every member ◎ everyone / everybody も単数扱い – だから Everybody loves you. |
②「every +人」を受ける代名詞は、伝統的には he でしたが – 現在は he / she [he or she] あるいは they も用いられます。 ※ Every child has his own room. – Every child has his or her own room. / Every child has their own room. |
③ all は大らかな「全部」 ※ all the children / all students [ all (the) 〜 の形] ※ all of us / all of the teachers. [ all of 〜 の形] ※ all the country / all the team / all day – all the country のように「ひとつ」のものの「全部・全部」も表せる |
④ all は文中での位置も大らか ※ We are all happy. [ All of us are happy. でも可 ] ※ The teachers all agreed. [ All the teachers agreed. でも可 ] ※ all about Japan [ 〜などについてすべて ] / all over Japan [日本中] |
Lesson 182 no のイメージ
🔴 no のイメージ▶︎「全然ない・ゼロ・漆黒」-非常に強い表現
[Key] I have no friends.
※私にはまったく友人がいません。
▶︎この文は I don’t have any friends. (私にはいかなる友人もいません)よりも、
「いない」がずっと強く感じられます。
① no「まったく〜ない」強い否定 – nothing, nobody, no one も同じ ※ No problem. / I can fix it in no time. ※ I have no idea. / I found nothing. |
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② no には感情の高揚が感じられる -「決してそんなことはない」 ※ I’m no expert. / I’m no fool. / It’s no joke. ※ There’s no easy way to master English. |
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③ no more than は、not more than [単に「超えていない」] ではなく – 「〜しかない・〜にすぎない」 ※ There were no more than ten people present. |
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④ no は、「可算名詞」「不可算名詞」にも使える ※ I have no time to talk. [ time は不可算名詞 ] ※ No students are allowed to enter here. – student は可算名詞:可算名詞の場合、通常複数形が使われる |
Lesson 183 other のバリエーション
① an + other: a(n) のイメージ<ほかにもあり特定のひとつに決まらない>
👉 another「ほかにもある中のひとつ」
② the + other:the は<ひとつに決まる>
👉 the other「ほか」がひとつに決まる ➡️そもそも2つしかないから
③ the + others:the +複数形 の形 – ひとつに決まるグループ、特定のグループ
👉 the others「残り全部」
④ others:限定詞のつかない表現 – 具体性のない「〜というもの・〜一般」
👉 others「ボンヤリと別のもの」
[Key] Could you show me another?
※別なものを見せていただけますか?
▶︎この場合、店にあるいくつかのスカーフのうち「どれかひとつ」を
見せてくれということになります。
① the other は全体で2つしかない場合に用います。 ※ Could you show me the other? |
②「the +複数形」は1つに決まるようなグループ、特定のグループ ※ Could you show me the others? [ 残り全部 ] |
③ 限定詞のつかない表現は、具体性のない「〜というもの・〜一般」 ※ Could you show me others? [その場にある任意のいくつか ] |
④「ボンヤリとした」others は some といいコンビネーション ※ Some are cheap, and others are expensive. -ボンヤリと「〜もあるし、…もあるなあ」 |
Lesson 184 both、either,、neither
・both 👉 2者が同時に視野に入っている「両方」
・either 👉 2者の「ひとつひとつに目を向ける」意識▶︎「どちら(か)」
・neither 👉 either の否定▶︎「どちらも〜ない」
[Key] Both of them?
※それらの両方?
▶︎3つのどの表現も I want both. I want both dresses. など、
単独でも、限定詞として名詞と組み合わせても使うことができます。
① 2つのおもちゃを前にねだる子どもへの発言 ※ You can have both toys. [ 両方 ] ※ You can have either toy. [どちらか・どちらでも ] ※ You can have neither toy. [どちらも〜ない] |
② ①と同じシーン。否定文での意味に注意 ※ You cannot have both. [ 両方は〜できない ] ※ You cannot have either. [どちらも〜できない ] |
③ それぞれの頻用フレーズ – and は「2つ同時に」 or / nor は選択を表す ※ Both Tom and Bill are my classmates. – both A and B ( A も B も両方とも ) 動詞 が複数で are ※ Either Tom or Bill has to go there. – either A or B ( A か B どちらか ) have to が単数で has to ※ Neither Tom nor Bill came to my party. – neither A nor B ( A, B どちらも〜ない ) |
④ 否定文を受ける「〜も」は either ※ I don’t like carrots. – I don’t like them either. ▶︎ Neither なら Neither do I. – 肯定文 ( I like carrots. ) なら、I like carrots, too. – Neither do I. は 肯定文を受けての So do I. の否定バージョン |
副詞・限定詞の Review ⑤ は終了!
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