1週間の「ラジオ英会話」の会話の原則の復習として
Review をします。
それでは第 2 週 ( 4月 Week 2 )の復習です。
※4月号の「タイトル」は、「会話の原則・発言タイプ」となっているので
会話の原則 Review ② とします。
会話の原則 Review ②
・ Week 1 は、会話の原則:HAIRYO、SAEGIRANAI、NAGARE を学習しました。
◎今年度は「感謝したい」「頼み事をしたい」といった、発言のタイプ別
おすすめ表現を多数学びます。
※学んだ表現を上手に会話に生かすには、そもそも会話はどういった原則に
沿って行われるかの理解が欠かせません。
▶︎そこで、今月はまず「会話の原則」について。
Lesson 6 会話の原則⑤:HAIRYO 配慮する
➡️会話の重要な目的は良好な人間関係を作ること – 人間関係を壊れないよう配慮
※邪魔をするつもりはありませんが、その使い方を教えていただけますか。
👉この文の I don’t mean to bother you, but 〜 は、失礼なく会話を始めるための
配慮の行き届いたクッションとなっています。
①「失礼な!」と思われずにすむ手軽なクッション ※ I’m sorry, but could you show me the way to the station, please? ※ Excuse me, but could you show me the way to the station, please? |
② 相手にとって不利な内容を伝える時のクッション ※ I’m afraid David is out at the moment. – リピート文の形ですが、独立したフレーズ。 David is out at the moment, I’m afraid. と文末につけることもあり。 |
③ 質問をしたり、頼み事をする際によく使われる言い回し。 ※ I know you’re busy, but could you help me for a second? |
④ 相手のショックを和らげるクッション ※ Actually, I’m quitting this job, |
Lesson 7 会話の原則⑥:HAIRYO 誤解を避ける
[Key] As far as we know, humans started in Africa a very long time ago.
※私たちが知っている限り、人類は大昔にアフリカで生まれました。
👉この文では、アフリカを人類の起源とする説は今後ひっくり返る余地があると
話し手は見ており、それが事実であるとの誤解を避けるために、as far as we know
と使っています。
◎誤解を避けるための会話テクニックを覚えましょう。
① 正確を期すための表現 ※ As far as I know, I’m allergic to anything, – far は、自分の知識の到達点を示しています ※ To the best of my knowledge, I’m allergic to anything. – to the best of my knowledge も到達点を示す to が用いらています |
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②「自分の考えですよ」と正確を期す表現 ※ In my opinion, layoffs are the only way to save this business. ※ From my point of view, layoffs are the only way to save this business. ※ From my standpoint, layoffs are the only way to save this business. |
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③ 「情報の出所」を表す according to ※ According to the weather forecast, it will be sunny tomorrow. |
Lesson 8 会話の原則⑦:SAEGIRANAI
▶︎相手の発言を遮るなということ。こちらが話している間はゆっくり時間をとって
いいということ。言いよどみを恐れず、ゆったり会話しましょう。
[Key] It’s on the tip of my tongue.
※喉まで出かかっているのですが。
👉この文の It’s on the tip of my tongue. は時間稼ぎに効果的な表現。
tip は「先」。舌の先にとどまっており、口から出ていないということ。
◎さあ、積極的に言いよどむ練習をしてみましょう。
① 一番簡単な「時間稼ぎ」表現 ※ Her name was … er … Hanako, right? – You could also say “uh” or “um” instead of “er.” |
② シンプルに「思い出せない」 ※ I can’t remember … oh, it was Lucy, wasn’t it? |
③ well や I mean でも「時間稼ぎ」はできます ※ Well, her cooking is good, but … I mean, it’s not restaurant level. – I mean は相手を落胆させないための表現を探すときなどに使われる |
④ Let me see や Let’s see も典型的なフレーズ ※ Let me see … How can I put it? [ put は「(言葉を)置く→言う」] ※ Let’s see … How can I put it? |
Lesson 9 会話の原則⑧:NAGARE 流れに乗れ!
▶︎会話は話し手と聞き手双方が作る一連の「流れ」 – 流れを乱さないように。
[Key] So, what kind of food do you like?
※それで、あなたはどんな食べ物がお好みですか。
👉この文では so が疑問文の前に置かれた、よくある形。
この形には「それで」と述べることにより、疑問文を会話の流れの上に乗せる意識が
働いています。
◎さあ、発言を上手に流れの上に乗せる練習をしましょう。
① so で疑問文を会話の流れに乗せる例 ※ So, why is everyone wearing neckties today? |
② Tell me も、疑問文を導入するポピュラーな表現 ※ Tell me, what kind of car did you buy? ※ Tell me, what’s on your mind? ※ Tell me, what happened? |
③ Hey は依頼文の敷居の高さを低くし、流れを生み出します ※ Hey, can you lend me some money? ※ Hey, can I talk to you real quick? ※ Hey, can you do me a favor? Could you scan these and send me the files? – 大きな依頼の場合は、Can you do me a favor? を加え、流れを加速 |
会話の原則 Review ② は終了!
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