1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、
それでは 8 月の第1週と第2週に放送された「may」についてです。
助動詞「may」のまとめ
・ 8月号では、助動詞を扱ってきました。
can の次に may を扱っていますので、それについてまとめました。
Lesson 84 may の開かれたドア ①ー許可
may の開かれたドア ①ー許可
※ may のイメージ▶︎「開かれたドア」
◎「許可」:権威ある者が目下の者にドアを開け、通してあげるニュアンスから生まれます。
[Key] How may I help you?
※どのようにあなたをお手伝いしましょうか。
👉この文は、お店などで「いらっしゃいませ」として使われます。
May I 〜?は「〜してよろしいでしょうか?」と「許可」を求める表現。
・may は「目上の者が目下に与える許可」を表すため、疑問文の May I 〜? には
相手を上に置く丁寧さが感じられます。
① May I join you? <参加してよろしいでしょうか?> Can I join you? <参加していい?> – May I 〜?は「下から上」に許可を求めるいんぎんさがあり。 Can I 〜?は「気軽な〜していいですか?」 |
② You may use a calculator. <計算機を使ってもよろしい。> – 教師が授業で。「上から下」に許可を与えています。 |
③ You may not bring pets inside. <ペットを中に入れてはいけません。> - 公的な施設などで使われる禁止が may not。短縮形はなし。 |
④ May your dreams come true! <あなたの夢がかないますように!> – 神様にお願いする「祈祷文」にも may は使われる。神様へのお願い=へりくだり許可 |
Lesson 86 may の開かれたドア ②ー推量
may の開かれたドア ②ー推量
※ may のイメージ▶︎「開かれたドア」
◎「推量」:可能性が「閉じられていない」ということ。50%程度の可能性。
[Key] They may or may not be legends.
[ may or may not を動詞より先に意識すること。「指定ルール」です。]
※彼らは、大御所なのかもしれないし、そうではないのかもしれません。
👉 may は 50%程度のの可能性を表し、may or may not は、話し手が「よくわかっていない」
ことを示します。この may or may not は助動詞の位置に置きます。
① He may be late / like you / quit. <彼は、遅れる / あなたが好き / 辞める – かもしれません。> |
② She may be shy. <彼女は、内気かもしれません。> She can be shy. <彼女は、内気になることがあります。> – may と can の「推量」の違い:may「よくわかっていない」can「潜在的な可能性を見ぬている」 |
③ Rick may not like it. <リックは、それが好きではないかもしれません。> Rick may not have time. <リックは、時間がないかもしれません。> Rick may not be able to go. <リックは、行けないかもしれません。> – may not は「〜ではないかもしれない」- 推量の否定です。 |
これで、助動詞 may のまとめ終了です。
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