全国学力・学習状況調査・英語予備調査②〜「聞くこと」その2

全国学力・学習状況調査の英語予備調査の2回目。

前回に続き、「パート1 聞くこと」の続きです。

パート1「聞くこと」その2

前回は、問1で終わりましたので、
問2からは始めます。

問2(放送問題)

英語の時間に、ある生徒が、4枚の絵を見せながらスピーチをしています。生徒は、最初の絵に続けてア、イ、ウをどのような順番で見せたのでしょうか。正しい順番になるように、1つずつ絵を選びなさい。

 

【放送される英文】
・Do you know this animal? Of course, it’s a panda. It’s very cute. When did pandas first come to Japan? They came to Japan from China in 1972. Taking care of them was very hard for the zookeepers because it was their first time to keep pandas. Now we can see pandas at some zoos in Japan. I hope we can see more pandas in Japan in the future.

問2の解説と解答

絵だけを見ると

聞き取りの放送の前に、「絵」をある程度確認する必要はあります。

まず、
「最初の絵」は、「パンダ」なので、
これからの「放送内容のテーマ」が「パンダ」だとわかります。

この後、順番にア、イ、ウの絵を見ていきます。
「ア」の絵:パンダが飼育員が持ってきている笹を食べている様子
(予想できる英語 Pandas eat bamboos.)
「イ」の絵:パンダが飛行機に乗って、中国から日本にやってくる様子
(予想できる英語:Pandas go to Japan from China by plane.)
「ウ」の絵:日本中にパンダがいる様子
(予想できる英語:There are a lot of pandas all around Japan.)

このように、予想できる英語も部分的でも考えておくと
聞く時のヒントとなります。

それでは、放送文をもう一度チェックします。

放送文のチェック

放送文を大体の内容で分けて確認しましょう。

① Do you know this animal? Of course, it’s a panda. It’s very cute,
「動物の紹介、パンダの紹介をしている」文です。
👉「最初の絵」

② When did pandas first come to Japan? They came to Japan from China in 1972.
「パンダが最初に日本にやってきたのは 1972年だ」という内容です。
👉「」の絵

③ Taking care of them was very hard for the zookeepers because it was their first time to keep pandas.
「パンダを飼育するのは初めてだったので、飼育員にとってとても難しかった。」
という内容の文です。
👉「」の絵
(③の英文は少し難しいですが、hard, zookeeper, first time のような語句から
ある程度予測はできます。)

④ Now we can see pandas at some zoos in Japan. I hope we can see more pandas in Japan in the future.
「今では日本で動物をみれる動物園がいくつかあります。いつかは日本でもっと多くのパンダが観れるといいな。」という内容の文です。
👉「」の絵

👉ここから、解答は、イとなります。

 

次に問3に入ります。

問3(放送問題)

カナダでホームステイ中のあなたは、友達と山登りをすることになりました。これから、山登りに詳しい人が、次の図を見せながら、あなたに事前のアドバイスをしてくれます。その人が一番伝えたいことはどのようなことですか。最も適切なものを、下のからまでの中から1つ選びなさい。

 

【放送される英文】
・You are going to take Course A and start climbing at ten o’clock tommorow, right? But you have to take Course B and start earlier. Course B takes more time, but it is easier than Course A. Course A is too difficult for junior high school students. The weather on the mountain changes quickly. I’m afraid it’ll be rainy tomorrow afternoon. So you need to start before eight. Starting at ten is too late. That’s my advice.

選択肢を見ると

放送を聞く前に、まずは選択肢の内容を確認しておくことが大事です。

1 Course B takes more time.
(コースBは、もっと時間がかかる。)

2 Course A is too difficult.
(コースAは、あまりにも難しすぎる。)

3 The weather on the mountain changes quickly.
(山の天候は変わりやすい。)

4 You have to start before 8:00.
(あなたは8時前に出発しなければならない。)

それでは、これを押さえた上で
放送文をチェックしましょう。

放送文のチェック

「山に詳しい人」が「あなた」にした事前のアドバイスです。

① You are going to take Course A and start climbing at ten o’clock, right?
「コースAを通って10時に登り始める予定ですよね。」
※最初の予定ではコースAを通る計画だったようです。

② But you have to take Course B and start earlier.
「しかしコースBを通って、もっと早くスタートしなければならない。」
※「〜しなければならない」と強く計画の変更をアドバイスしています。

③ Course B takes more time, but it is easier than Course A.
「コースBは時間はかかるが、コースAより登りやすいコースだ。」
※コースBが良い理由1

④ Course A is too difficult for junior high school students.
「コースAは中学生には難しすぎる。」
※コースBが良い理由2

⑤ The weather on the mountain changes quickly.
「山の天候は変わりやすい。」
※山の天候の話で、次の話に続きます。

⑥ I’m afraid it’ll be rainy tomorrow afternoon.
「明日の午後は雨になるんじゃないかと心配している。」
※⑤から続き、明日の天気を心配しています。

⑦ So you need to start before eight.
「だから8時前には出発する方が良い。」
※②のアドバイスにさらに「具体的なスタートする時間」を加えました。」

⑧ Starting at ten is too late.
「10時の出発は、遅すぎる。」

⑨ That’s my advice.
「以上、私のアドバイスだ。」

◎結局、この「詳しい人のアドバイス」は、

Take Course B and start before eight.
「コースBで、8時前に出発しなさい。」

となります。

ここから、「コースBを通る」は選択肢にないので
👉正解は、4(You have to start before 8:00.) となります。

✨【ちょっと、こんな見方もあるよ】
「伝えたいこと」を選ぶ問題なので、
よく見ると1〜3までは、コースの説明または一般的な山の天候の話
なので「一番伝えたいこと」としては、どうかな?と思えます。
そこから「伝えたいこと」といえば、4しかないだろう、という
推測もできますね。

 

「聞くこと」の最後、問4を見てみましょう。

問4(放送問題)

英語の授業中に、先生からある提案があり、用紙が配られました。先生の話を聞いて、あなたの考えを一文以上の英語で簡潔に書きなさい

【放送された英語】
・Our English teacher Mike is going back to his country this month. Let’s do something with him at school. What do you want to do with him? Give me your answer after class.

放送文のチェック

問題からして、
まず、放送文の内容を理解しなくてはいけません。

確認しましょう。

① Our English teacher Mike is going back to his country this month.
「私たちの英語の先生マイクが今月母国に戻る予定です。」

② Let’s do something with him at school.
「学校で彼と何かをしましょう。」

③ What do you want to do with him?
「あなたは彼と何をしたいですか。」

④ Give me your answer after school.
「授業の後に答えをよこしてください。」

となります。

結局
「母国に帰ってしまう先生と何かをやろう」という
提案をすればいいようです。

【放送文を活用すると】
・その先生とやりたいことを英語で表現すればいいのですが、
放送文にある表現を活用するとしたら、

・Let’s 〜 with him.
・I want to 〜 with him.

のような形で答えれば良いようです。

あとは、みんなでやれるようなもので
習った表現を「〜」の部分に入れて行きましょう。

👉ここから、解答例として
I want to play baseball / volleyball / basketball with him (Mike).
I want to sing with him (Mike).
または、Let’s をしても多分大丈夫だと思います。(模範解答にはない)
Let’s play baseball / volleyball / basketball with him (Mike).
Let’s sing with him (Mike).

を挙げておきます。

 

今回はここまで。

「全国学力・学習状況調査・英語予備調査」は
「①」から「⑥」まであります。
次の問題は下記をクリックすると
ご覧になれます。

 

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