中学校英文法~語順②

前回のポイントを確認しましょう。

前回のポイントを確認しましょう。

前回のポイント

<ポイント1>
・英語は、結論を最初に言う言語です。
→だから、「主語」の次には必ず「動詞」が来ます。

英語の5つの成分と置く順番

そして今回のポイントは次の通りです。
<ポイント2>
・英語の文は、基本的に5つの成分からできており、置く順番も決まっています。
※5つの成分とは、
①主語(「~は」にあたる部分。文の主体)
②動詞(動作や状態を表す。)
③動詞を補足するもの
(目的語や、形容詞・副詞、補語なども含めます。ない時もあります。)

④場所
⑤時
の5つです。

置く順番も①~⑤の順番です。
③④⑤は、出てこない時もありますが、
基本的には①②(主語と動詞)は、文章の中にあります。

①「主語」+②「動詞」+③「補足するもの」+④「場所」+⑤「時」

語順にこだわらない日本語

英語と比べると
日本語は、この5つの成分が置かれる場所が固定されていません。

日本語だと・・・

~例えば、日本語であれば、
・私は、ラーメンが好きです。
・ラーメンが好きです。
・ラーメンが好きです、私は。
・私、好きです、ラーメンが。
と、言っても意味は同じで、言いたいことも伝わります。

英語だと・・・

これを、
英語の5つの成分(上記の<ポイント2>での①~⑤のこと)で示すと
・私は、ラーメンが好きです。 ①→③→②
・ラーメンが好きです。③→②
・ラーメンが好きです、私は。③→②→①
・私、好きです、ラーメンが。①→②→③
となり、順番がバラバラでも(置く場所が変わっても)
意味は通じます。(一部、不自然な言い方もありますが。)

でも、この日本語を英語にすると、1種類の言い方しかありません
すなわち、
・I like ramen. ①→②→③
しかないのです。

英語学習の土台「5つの成分」

▶︎英語と日本語の大きな違いは、
英語はその言葉の置く場所によって、自動的に役割が決まってしまうこと。
(だから、助詞がありません。)

この言葉をここに置くと、
「こういう意味になる」ということを前提として、
会話をする言語なのです。

この日本語と違い、
「英語は語順が全てである」ということを、英語学習の最初に理解できないと、苦手意識を強くもつ要因となります。

この5つの成分と
①~⑤の順番(語順)を覚えることが
英語学習の土台となるのです。

そのことを、
以下の4つの例文で確認してみましょう。

4つの例文

▶︎4つの例文を使って、
「5つの成分」を確認します。

※確認の仕方として、
最初に:普通の日本語
次 に:日本語を「5つの成分」に分類し、英語の順に並び替えたもの
次 に:上の順番に合わせて、日本語を英語に置き換えたもの
という順番で日本文を英語に置き換えていきます。
なお、①〜⑤は、上記でも示した「5つの成分」を示します。

①「主語」+②「動詞」+③「補足するもの」+④「場所」+⑤「時」

例文A~現在の文

<例文A~現在の文>
A. 私は、英語を毎日英語を勉強します。
①私は/ ②勉強します / ③英語を / ⑤毎日
① I / ②study / ③English / ⑤every day.
( I study English every day.)

例文B~過去の文

<例文B~過去の文>
B. ケンは、放課後公園で野球をしました。
①ケンは / ②しました / ③野球を / ④公園で / ⑤放課後
①Ken / ②played / ③baseball / ④in the park / ⑤after school.
( Ken played baseball in the park after school.)

例文C~命令文

<例文C~命令文>
・命令文であれば、当然主語がなくなりますから
②「動詞の原形」+③「補足するもの」+④「場所」+⑤「時」
となります。
C. 私の話を注意深く聞きなさい。
②聞きなさい / ③私の話を +注意深く
②Listen to / ③me + carefully.
※動詞に説明付け加える言葉(副詞:carefully)は、③の後ろに置きます。
( Listen to me carefully.)

例文D~助動詞の文

<例文D~助動詞の文>
・助動詞は、「動詞に意味を付け加えるもの」なので、②「動詞」の前に置きます。
①+「助動詞」+②(動詞の原形)+③+④+⑤となります。
D. 私たちは世界を平和にしなけなければいけない。
①私たちは /「助動詞」しなければいけない / ②する / ③世界を = 平和に
①We / 「助動詞」must / ②make / ③the world = peaceful.
※この例文の場合、動詞 make が③の部分で「世界(を)」=「平和な状態に」する、という役割を果たすので、the world と peaceful を並べるとOKです。
( We must make the world peaceful.)

このように、①②③④⑤の語順の並び方を基本として、
英文を理解していけば、大丈夫です。

今回はここまで。

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