今回は、
未来完了の3回目「継続」を確認しましょう。
最初に、
前回でも述べましたが、念のため「3種類」の用法ー3種類の影響を見てみます。
未来完了が「未来」に及ぼす3種類の影響
ここでは、大体の違いを示したいと思います。
①「完了・結果」と呼ばれる「影響」の与え方
・・・この種類は、その名前からも予測できるように、
「ある行為・活動」が、
「現在または過去」から始まっておそらく「未来」に終わるだろう(完了)、
そしてその結果「未来」の状況(結果)を示すという影響の及ぼし方です。
(「完了」と「結果」は密接な関係があるので、1つにまとめて表記されることが多いです。)
②「継続」と呼ばれる「影響」の与え方
・・・この種類は、
「ある行為・活動」が
「現在または過去」から始まって、「未来」に至るまでそれが「継続」されるだろうことを表現します。
③「経験」と呼ばれる「影響」の与え方
・・・この種類は、
「ある行為・活動」が
「現在または過去」から始まって、おそらく「未来」のある時点には「どのくらい経験」するだろう、ということを表現するものです。
さて、今回はそのうちの②「継続」を取り上げます。
未来完了「継続」とは・・・
前回の「完了・結果」は、
少しわかりづらい部分もあったと思いますが、
今回の「継続」は日本語を通しても比較的理解しやすい用法です。
※先ほどもあったように、
「現在または過去」からある行為・活動が、「未来」まで続いているだろう、ということを表現する形で
→未来完了の「形」通り、
will +have +過去分詞=「過去分詞」の状態が「持続するだろう」を意味するのです。
もう1つのポイントは(完了の共通のポイントですが)
➡あくまでも「未来」に視点がある、「未来」から「俯瞰するだろう」ことを表現しているということです。
それでは、例文をいくつか挙げましょう。
ex.1 Ken will have been absent from school for four days by tomorrow.
「ケンは明日で4日間ずっと学校を欠席していることになる。」
👉「過去(「現在」からすれば3日前)」の時点から、「未来(明日)」の時点で、欠席し続けている期間が、4日間であることを表現しています。
・be absent from school:学校を欠席する
ex.2 Tom will have practiced judo for a year this week.
「トムは今週で1週間柔道を練習したことになります。」
👉「過去(約1年前)」から、「未来(今週)」の時点で、柔道を練習し続けている期間が、1年間であることを表現しています。
ex.3 We will have been married for twenty-five years next month.
「私たちは来年で25年間結婚し続けていることになるだろう。
→結婚して25年になる。」
👉「過去(結婚した時)」から、「未来(来月)」の時点で、結婚している状態が 25年間経つことになるだろう、ことを表現しています。
・be married:結婚している
未来完了「継続」でよく使われる単語
・未来完了のそのぞれの種類では、
共に使われる単語がポイントになることが多いので、それも確認しましょう。
【文末で使われる前置詞】
・for +「期間を表す表現」:〜間
【未来を示す表現として】
・this week / month / year:今週、今月、今年
・next Monday / next week / next month / next year
→:来週の月曜日、来週、来月、来年
・by tommorow:明日までには・・・by:〜まで
今回はここまで。
「未来完了」に関わる記事は、他に下記の5つもあります。
興味がありましたら、クリックしてご覧ください。
未来完了〜現在完了、過去完了との違い
未来完了①完了・結果
未来完了③経験
未来完了進行形とは・・・
その他の助動詞+完了形
完了形には全部で4つのカテゴリーがあります。
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👉基礎編
👉現在完了
👉過去完了
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