「形容詞」の5回目。
今回は、- ing と – ed で終わる形容詞について
確認してきます。
-ing と -ed で終わる形容詞
・皆さんは、例えば、
interesting や interested の使い方を間違ったりしていませんか。
・interesting【形容詞】興味深い、おもしろい
・interested【形容詞】興味を持っている
👉be interested in 〜の形で使われることが多い
▶︎どちらも、
“interest【動詞】〜に興味を持たせる” という動詞から、
派生してできた「形容詞」なのですが、使い方によく混乱が見られます。
interesting と interested の違い
ex.1 This book is interesting.
(この本は面白い。)
👉 interesting は interest の ing形が「形容詞」となったものなので、
「興味をもたせている」▶︎「興味深い」のように、
「そのような気持ちになった→原因」が主語となります。
ex.2 I [am interested in] this book.
(私はこの本に興味がある。)
👉 interested は interest の過去分詞形が「形容詞」となったものなので、
「興味をもたされた」▶︎「興味がある」のように、
「そのような気持ちをもたされた→人」が主語となります。
このように、
(動詞から派生してできた)「感情や気持ち」を表現する
① ing形は、「そのような気持ちになった原因」を主語とし
② 過去分詞形( -ed)は、「そのような気持ちにさせられた人」を主語とすることに注意して、使用することがポイントです。
チェックしたい -ing と -ed の形容詞
・中学生としては、
interesting, interested の他に覚えたいものとしては、
この他に、2組があります。
① exciting と excited
・この2つの形容詞も動詞 excite から派生したものです。
【動詞】excite:〜を興奮させる
▶︎exciting【形容詞】興奮させる
▶︎excited【形容詞】興奮した
ex.1 This basketball game is very exciting.
(このバスケットの試合は、とてもワクワクする。)
👉「興奮させる」原因が、「バスケットの試合」なので、
exciting を使っています。
ex.2 We were really excited when we watched it.
(私たちはそれを見た時、とても興奮した。)
👉「興奮させられた」人が、「私たち」なので、
excited を用いています。
② surprising と surprised
・この2つの形容詞も動詞から派生したものです。
【動詞】surprise:〜を驚かせる(※同じ形で名詞「驚き」もあります。)
▶︎surprising【形容詞】驚くべき、不思議な
▶︎surprised【形容詞】驚いた、びっくりした
👉be surprised at 〜の形で使われることが多い
ex.1 That magic is surprising.
(あの魔法は、驚くべきだ。)
👉「驚いた」原因が、「あの魔法」なので、
surprising で表現しています。
ex.2 He [was surprised at] the news.
(彼は、そのニュースに驚いた。)
▶︎「驚かされた」人が、「彼」なので、
(be) surprised (at) を使って表現しています。
その他の「気持ち」を表現する -ing と -ed
・その他のものを表にして紹介します。
どうぞご活用ください。
動詞 | ing形(主語が「原因」) | -ed(主語が「人」) |
satisfy (満足させる) |
satisfying (満足できる) |
satisfied (満足して) |
worry (心配させる) |
worrying (心配させるような) |
worried (心配して) |
bore (退屈させる) |
boring (退屈させるような、つまらない) |
bored (退屈して) |
tire (疲れさせる) |
tiring (疲れさせるような) |
tired (疲れて) |
今回はここまで。
次回の、「後置方法その3〜主語と形容詞の関係」についても確認したい方は、
下記をクリックしてください。
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