今回は、
「説明する過去分詞」についてです。
受動態①〜基礎編では、
「過去分詞」の使い方を次のように説明しています。
形容詞の役割をする過去分詞は、下記の場所で使われるからです。
①名詞の前に・・・・過去分詞 +名詞 ex. the broken window
②名詞の後ろから・・名詞+過去分詞〜 ex. the cake made by my father
③be動詞の後ろに・・be +過去分詞 ex. The cake was made by my father
このうち③は「受動態」のことを指していて、
今までそのことについては解説してきました。
今回は、
上記の①と②の使い方で、「形容詞」の働きをする(名詞を説明する)「過去分詞」
の使い方を解説します。
それではまず、①から。
①名詞の前に置く「過去分詞」
・この使い方は「形容詞」と全く同じなので、先に「形容詞」の使い方の例文を挙げます。
a. The old man is Akira.(その年老いた男)
b. Don’t touch the new box. (その新しい箱)
c. Ken met a beautiful girl at the station.(美しい少女)
赤い文字が形容詞で、黄色いマーカーは説明が加えられている名詞です。
・一目でわかるように、形容詞がその単語だけで名詞に説明を加える場合は、 その前に「形容詞」を置くという規則性があります。
→ 「形容詞」+名詞
これは、過去分詞でも同じで、
「過去分詞」だけで、名詞に説明を加える場合は、名詞の前に「過去分詞」を
置きます。
→「過去分詞」+名詞
(これは「現在分詞」の使い方と同じです。「現在分詞」も「過去分詞」の
同じような「形容詞的」な役割を果たします。)
例を挙げます。
d. This boiled egg is still hot.(このゆでられたタマゴ▶︎このゆでタマゴ)
※ build は規則動詞
e. Look at the broken window. (壊された窓)
※ break の変化:break – broke – broken
f. My sister likes baked potatoes. (焼かれたイモ▶︎焼きイモ)
※ bake は規則動詞
②名詞の後から説明する「過去分詞」
・時や場所などの表現が加わると「過去分詞」の位置が変わります。
まずは、「時」や「場所」の説明が加わるとどうなるかを確認しましょう。
a) Can you see a bird near the bench?(ベンチの近くの鳥)
b) There were a lot of fans in the stadium.(スタジアムのたくさんのファン)
c) Let’s have a meeting at 3:00 p.m.(3時の会議)
赤い文字が場所や時などを含む説明で、黄色いマーカーは説明が加えられている名詞です。
・これも一目でわかるように、2語以上で場所や時などを含む説明を加える場合は、その名詞の後ろに置くことがわかります。
→ 名詞+2語以上で場所や時などを含む説明
これは、「過去分詞」を含む場合も同じで、
過去分詞が入り場所や時の説明を加える時も、名詞の後ろにその説明を置きます。
→ 名詞+「過去分詞」を含む場所や時などの説明
例文を挙げます。
d) Cars made in Japan is very popular.
(日本で作られた車▶︎日本製の車)
※ make の変化:make – made – made
e) This is a book written by Natsume Sosek.
(夏目漱石によって書かれた小説)
※ write の変化:write – wrote – written
f) All of us like nikujyaga cooked by my mother very much.
(母によって料理された肉じゃが)
※ cook は規則動詞
なお、この「過去分詞」の使い方(説明を加える)は
「現在分詞」にも同様にあります。
それについても確認したい方は、下記のクリックしてごらんください。
今回はここまで。
次回は、
②の「後ろから説明」するものについて
簡単にまとめたいと思います。
「受動態(過去分詞)」については下記の①〜⑤までの記事があります。
興味があるものがございましたら、クリックしてどうぞご覧ください。
👉①基礎編
👉②受動態基本
👉③受動態応用編
👉④説明する過去分詞
👉⑤番外編:後ろに並べる説明
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