2学年の1学期に押さえたいポイント、
今回で最後です。
今までのポイントを挙げると
ポイント1 過去の表現
ポイント2 未来の表現
ポイント3 There is / are ~.の表現
ポイント4 過去、未来の表現を用いた自己表現活動
でした。
さて、次は
ポイント5 助動詞の活用
です。
助動詞に関しては、
1年生で、 can が出てきて、
助動詞の基本的な構造を学び、
2学年で、その他の重要な助動詞が題材として
一気に扱われる、
というパターンで登場します。

助動詞は、
動詞に「意味を付け加える」ことにより、
単純な事実だけではなく、頭の中で
考えたこと(「~できる」「~しなくてはいけない」など)も
表現できるように、
自己表現の幅をさらに広げていくものです。
基本的な助動詞については、下記の
ブログでも扱っているのでどうぞ
参考にしていください。
生徒にすれば、助動詞には
たくさんの種類、表現方法があって、
単純な暗記だけではなかなか使えるようには
なりません。
ぜひとも、自己表現活動を充実させる中で
少しずつ定着させましょう。
2学年の1学期とは・・・
このように、ポイントを見ていくと、
2学年の1学期で、
英語表現が急に増えているのが分かります。
すなわち、
1年生では、
・英語の基本的な文型(SVO、SVC)
・be動詞と一般動詞の違い
・「現在」における事実を表現すること
を学び、
そこを土台として
・「過去」「未来」での表現
・助動詞を用いての表現
・接続詞を用いての複文
を2年生の1学期に学び、
1年生ではできなかった表現が、
かなり自由にできるようになるのです。
しかし、生徒からすれば
英語嫌いを作る3つ目の山となるのです。
| 英語嫌いを作る ・1つ目の山は、「be動詞と一般動詞の違い」 ・2つ目の山は、「三人称単数現在」 で、これが1年生の時にやって来るのですが、その次が、2年生1学期にやってくる ・3つ目の山で 「一気に増える表現方法」です。 |
これに関する効果的な簡単な指導法は
ないと思います。
逆に言えば、中学校3年間の指導を
見通した継続的な指導
ーバックワードデザインに基づく指導ー
をするしかないと思います。
学年に応じた
自己表現活動を、計画的に組み込み
発表会などを実施して、
必ずフィードバックをし、
振り返り、振り返り、進むことが
大事です。
私が、実際にこの時期に
取り組んだものとしては、
・1行日記(過去形を用いて)
・1行日記+1
(上記の過去形の英文の次に、
「明日は何をする予定か」を書きます)
・個々のレベルに合わせて、行数を増やしていきます
※日記は、書きっぱなしに終わらないように、
授業で指名して、発表させたり、班でそれぞれの日記を
回し読みして、一番よいものを黒板に書かせたりと、
必ずフィードバックできる場面を設けます。
・show & tell の実施
などがありました。
それぞれの生徒の状態に合わせながら、
無理のない活動を実施することが
大切だと思います。
これで2学年1学期にポイントは終了です。
「2学年の1学期に押さえたいポイント」は「①」から「③」まで
あります。下記にリストアップしますので、興味があるのものが
ありましたら、どうぞクリックしてお読みください。
①過去・未来の表現
②There is / are, 自己表現活動



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