入試センター試験2020⑤第2問C

センター試験の5回目、第2問のCに入ります。

C:会話のやりとりが成立する英文の作成

次の問い(問1~3)の会話が最も適切なやりとりとなるように【24】~【26】を埋めるには、(A)と(B)をどのように組み合わせればよいか、それぞれの下の①~⑧のうちから一つずつ選べ。

問1
Chisato:I heard a new amusement park will be built in our neighborhood.
Luke:Really? That will be great for the kids in our area.
Chisato:Yes, but nobody is happy about the increased traffic near their houses.
Luke:But【24】young people. It will definitely have a positive economic effect on our city.

(A)according to the experts,
(B)thanks to the neighbors,

(A)it will create less noise
(B)it will create more jobs

(A)for
(B)in

① (A) → (A) → (A)  ② (A) → (A) → (B)  ③ (A) → (B) → (A)  ④ (A) → (B) → (B)
⑤ (B) → (A) → (A)  ⑥ (B) → (A) → (B)  ⑦ (B) → (B) → (A)  ⑧ (B) → (B) → (B)

問2
Yu:I heard Emma is planning to quit her full-time job.
Lee:Yeah, she’s going to start her own company.
Yu:Wow! Her husband must be angry because they need money for their new house.
Lee:Very much so. But【25】to Emma’s plan. They always support each other in the end.

(A)although
(B)because

(A)he is quite upset,
(B)he isn’t so upset,

(A)he doesn’t object
(B)he objects

① (A) → (A) → (A) ② (A) → (A) → (B) ③ (A) → (B) → (A) ④ (A) → (B) → (B)
⑤ (B) → (A) → (A) ⑥ (B) → (A) → (B) ⑦ (B) → (B) → (A) ⑧ (B) → (B) → (B)

問3
Kenjiro:Why are there fire trucks in front of the school?
Ms. Sakamoto:It’s because there is a fire drill scheduled for this morning.
Kenjiro:Again? We just had one last semester. I already know what to do.
Ms. Sakamoto: Even if you think you do, the drill is 【26】help each other in case of a disaster.
– We should take it seriously.

(A) essential
(B) meaningless

(A) even so
(B) so that

(A) we can
(B) we cannot

① (A) → (A) → (A) ② (A) → (A) → (B) ③ (A) → (B) → (A) ④ (A) → (B) → (B)
⑤ (B) → (A) → (A) ⑥ (B) → (A) → (B) ⑦ (B) → (B) → (A) ⑧ (B) → (B) → (B)

C の模範解答~問題をやってから確認しましょう

・会話の話題が何で、どのような「話の流れ」になっているのかをまず最初に把握するようにしましょう。その後で、どのような表現が、その場面では「適当」なのかをしっかり考えて解答を選択するようにしましょう。

それでは、先に解答を示します。

C の解答・・・各5点(計15点)

問1【24】-3    問2【25】-1    問3【26】-3

第2問 C の解説

問1
Chisato:I heard a new amusement park will be built in our neighborhood.
Luke:Really? That will be great for the kids in our area.
Chisato:Yes, but nobody is happy about the increased traffic near their houses.
Luke:But【24】young people. It will definitely have a positive economic effect on our city.

(A)according to the experts,
(B)thanks to the neighbors,

(A)it will create less noise
(B)it will create more jobs

(A)for
(B)in

① (A) → (A) → (A)  ② (A) → (A) → (B)  ③ (A) → (B) → (A)  ④ (A) → (B) → (B)
⑤ (B) → (A) → (A)  ⑥ (B) → (A) → (B)  ⑦ (B) → (B) → (A)  ⑧ (B) → (B) → (B)

【会話のポイント】
・話題は、「近所にアミューズメント・パーク」ができることです。そのパークができることに
よって賛否両論があるようです。

【問題の部分】
・会話文の流れから「ルーク」はアミューズメント・パークの建築に賛成で、「チサト」は
反対派のようです。問題の赤い線の部分は、「ルーク」の発言で、しかも【24】の後に、
「それは私たちの街に経済的なよい効果があるだろう」と述べています。
・そのため【24】も、”young people” に及ぼすであろう「いい効果」が述べられるはずです。
そこから (A) と (B) の選択肢から推測すると、【24】の内容は、次のようになります。
▶︎「しかし、[専門家によると、それは(若い人々)に対してより多くの仕事を創出するだろう。]
・これから、並べ替えの最初の部分は、
👉 thanks to the neighbors ではなく、according to the experts  (A)であることがわかります。

(A) according to :〜によると
(B) thanks to:〜のおかげで

・次の部分は、アミューズメント・パークが建築されることによって、生じる「よい点」に
ならないとおかしいので。
👉 it will create more jobs (B) であることがわかります。
・最後は、「より多くの仕事」が「若い人に対して」創出される、とすると意味が通じるので
👉 for (young people) (A) となります。

【正解】
So,  (A) according to the experts, (B) it will create more jobs (A) for ( young people).
ここから(A) → (B) → (A) ですから、正解は③です。

【会話の意味】
チサト:新しいアミューズメント・パークが近所に建てられと聞いたけど。
ルーク:本当?それはこの地域の子供達には素敵なことだね。
チサト:そうですね、でも誰も自宅近くの交通量が増えることは喜ばないよ。
ルーク:でも、若い人々に多くの仕事を創出するでしょう。そしてそれは必ず私たちの街によい経済的な効果をもたらすでしょう。

 

問2
Yu:I heard Emma is planning to quit her full-time job.
Lee:Yeah, she’s going to start her own company.
Yu:Wow! Her husband must be angry because they need money for their new house.
Lee:Very much so. But【25】to Emma’s plan. They always support each other in the end.

(A)although
(B)because

(A)he is quite upset,
(B)he isn’t so upset,

(A)he doesn’t object
(B)he objects

① (A) → (A) → (A) ② (A) → (A) → (B) ③ (A) → (B) → (A) ④ (A) → (B) → (B)
⑤ (B) → (A) → (A) ⑥ (B) → (A) → (B) ⑦ (B) → (B) → (A) ⑧ (B) → (B) → (B)

【会話のポイント】
・話題は、「エマが新たに自分の会社を始めること」。そのことに対して、「ユー」は、
彼女の夫は怒るだろうと考えていますが、「リー」はそうではないと思っているようです。

【問題の部分】
・会話の内容と選択肢から、【25】の部分には下記の内容が入ることが予測できます。
▶︎「でも彼(夫)はとても動転してるけれど、エマの計画には反対しないよ」
(【25】の後に「彼らは最後にはいつもお互いにサポートする」とあるので、「エマの夫」が
結局「反対しない」ことがわかります。)
・ここから並べ替えの最初の部分は、2番目の部分とつなげて
👉 although (A)  he is quite upset (A) となります。

(A) although:〜だけれども
(B) because:〜だから

・最後の部分は、「最後はサポートし合う」という文からもわかるように、
👉 he objects ではなく he doesn’t object (A) が入ります。

・object to:〜に反対する

【正解】
But (A) although (A) he is quite upset,  (B) he doesn’t object (to Emma).
ここから、(A) → (A) → (A) で、正解は①となります。

【会話の意味】
ユー:エマがフルタイムの仕事を辞めるつもりだと聞いたよ。
リー:そうなんだ、彼女は自分の会社を立ち上げるんだ。
ユー:ワオ!彼らは新しい家を建ててお金が必要な時期だから夫は怒っているに違いないよ。
リー:まさにその通りだよ。でも彼はとても動転しているけれどもエマの計画には反対しないよ。
だって彼はいつも最後にはお互いを支え合うからね。

 

問3
Kenjiro:Why are there fire trucks in front of the school?
Ms. Sakamoto:It’s because there is a fire drill scheduled for this morning.
Kenjiro:Again? We just had one last semester. I already know what to do.
Ms. Sakamoto: Even if you think you do, the drill is 【26】help each other in case of a disaster.
– We should take it seriously.

(A) essential
(B) meaningless

(A) even so
(B) so that

(A) we can
(B) we cannot

① (A) → (A) → (A) ② (A) → (A) → (B) ③ (A) → (B) → (A) ④ (A) → (B) → (B)
⑤ (B) → (A) → (A) ⑥ (B) → (A) → (B) ⑦ (B) → (B) → (A) ⑧ (B) → (B) → (B)

 

【会話のポイント】
・話題は「消防訓練」。学校の前にまた消防車があるのを見て、「ケンジロー」は、うんざり。
それに対して「サカモト先生」は訓練の必要性を述べています。

【問題の部分】
・【26】の部分で、「サカモト先生」が消防訓練の必要性を述べると、会話の流れが、自然に
なります。その「必要性」と選択肢から、次のような内容が入ることが予測できます。
▶︎「訓練は私たちが災害時お互い助け合えるようにするために必要不可欠です。」
・ここから、最初の部分は、「訓練が必要だ」となるので、
👉 the drill is essential (A) となります。

・次の部分は、the drill is essential である理由を具体的に示すために
👉 so that  (B) を用います。

(A) even so:例えそうだとしても(文頭や文中で独立して用いられる)
(B) so that:〜するために、〜するように
▶︎「目的」を表す接続詞

・so that の後ろには訓練の「目的」にふさわしいものを選びます。
👉  we can (help each other  〜) (A) となります。

【正解】
the drill is(A) essential (B) so that (A) we can (help each other in case of a disaster.)
ここから、(A) → (B) → (A) で、正解はとなります

【会話の意味】
ケンジロー:なぜ学校の前に消防車があるのですか。
サカモト先生:午前中に予定されている消防訓練があるからよ。
ケンジロー:また?前の学期にやったばかりだよ。どうすればいいのかももう知っているし。
サカモト先生:例えあなたがそうであると思っていても、訓練は災害時にお互いに助け合うために
必要なんですよ。真剣にやるべきですね。

 

今回はここまで。

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