3学年の1学期に押さえたいポイント④

前回まで、現在完了について確認しましたが、
今回は、まずは

ポイント5 受動態(受け身)の表現

についてです。

受動態の基本的な形は、
be動詞 + 過去分詞 (+ by ~). です。
この形で、
「(~によって)・・・される」という意味になります。

私の個人的な「過去分詞」の教え方としては、

①基本的には「~される」という意味である。
→だから、be動詞は数学の「=」と同じだから
受動態は、「~される」という意味になる。
※過去分詞を「形容詞」に扱っていると考えてもいいです。
②現在完了の場合は、have / has が必ずつくので、
その意味がなくなる、

と指導します。

ここを押さえておくと、
2学期に出てくる「過去分詞の後置修飾」でも
継続した指導ができるので少し楽になります。

受動態の基本構造は、
be動詞が必ず用いられるので、be動詞の文と
同じです。

以下に簡単に例文を示します。

・肯定文
例文1  English is spoken all over the world.
(英語は世界中で話されています。)
例文2  This car is used by Ken’s father.
(この車は、健の父によって使われています。)

・否定文
例文1では:English is not (isn’t) spoken all over the world.
例文2では:This car is not (isn’t) used by Ken’s father.

・疑問文
例文1では:Is Englgish all over the world?
Yes, it is. / No, it isn’t.
例文2では: Is this car used by Ken’s father?
Yes, it is. / No, it isn’t.

受け身の過去分詞が、「形容詞」と
同じ働きをして、必ず be動詞がある英文
なので、be動詞の文構造が理解されていれば、
理解もすぐできます。

最後のポイントです。

ポイント6 第5文型の表現

基本5文型を見てみると
・1年生で、第1文型(SV)、第2文型(SVC)、第3文型(SVO)
・2年生で、第4文型(SVOO)
・3年生で、第5文型(SVOC)
を学ぶという構成をとっている教科書が多いようです。

・中学校の教科書では、簡単な扱いしかされてませんが、
できれば、

・最初に「主語(S)」と「動詞(V)」を、
・次に「目的語(O)」と「補語(C)」を、

教えて、教科書の題材と機会を見はからって
5文型についても知識として教えたいところです。

第5文型 SVOC の形の
一番のポイントは、「O = C」の
関係を押さえることです。

・中学校では、第5文型の動詞として、
make と call の2つを取り上げているので
この2つに限定してお話していきましょう。

なお、SVOC の 「O」を A 、「C」を B として
表現しています。

① make A B :A を B (の状態) にする  →  A = B の関係性に注目しましょう。 ※Bには「状態」を示す形容詞が来ることが多いです。

例文1 That movie made me sad. ( me = sad )
(あの映画は私を悲しませた。<悲しい状態にした>)
例文2 His words made people angry. ( people = angry )
(彼の言葉は人々を怒らせた。<怒っている状態にした>
例文3 What made May nervous ? ( May = nervous )
(何がメイをナーバスにしたのですか。<ナーバスの状態にした>)
→ A : Talking to strangers did. (見知らぬ人に話しかけることです。)

② call A B :A を B と呼ぶ → A = B の関係性に注目しましょう。 ※ニックネームや名前の紹介でよく使われる表現です。

例文1 We call this dog Milk. ( this dog = Milk )
(私たちはこの犬をミルクと呼びます。)
例文2 What do you call this cat ? ( this cat = what )
(あなたはこの猫を何と呼びますか。)
→ A : I call it Coco. (ココと呼びます。)
例文3 What is this city called ? ( this city = what )
(この町は何と呼ばれていますか。)
→ A : It is called Big Apple. (ビッグアップルと呼ばれてます。)
※ call A B を受け身の形にした文です。

今回はここまで。

 

「3学年の1学期に押さえたいポイント」は「①」から「⑤」
まであります。下記にリストアップしますので、興味のある
ものがありましたら、クリックしてご覧ください。
①現在完了「基本編」&「継続」
②現在完了「経験」
③現在完了「完了」
⑤自己表現活動の充実

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