それでは、3人称・単数・現在の状態であれば、
なぜ、あのような語尾変化が生じるのか?
なぜ、3人称・単数・現在の語尾変化が起きるのか?
前回、お話したように、英語は特に「I」と「You」を意識した言語
だと思います。そして、現在の文章で主語が1人称、2人称の時は、
動詞の語尾に変化は起きません。
どうしてこのような違いが起きるのか?
このような「現象」が起きるには、そうしなければいけない理由が、
もともとあったはずです。
ーその理由を自分なりに推測してみます。
会話の基本は「I」と「You」
英語の会話の基本の主語は IとYouであり、
「自分」が知っている、思っている、考えていること・意見を言い、
「相手」の意見を聞き、またその考えを言う
という場面が土台にあります。
会話を破壊するもの・・・
その中には、「うそ」があってはだめです。
お互い、本当に考えている、思っていることを
コミュニケーションするからこそ、実のある会話が成立するので
あって、「うそ」はその前提を破壊してしまうからです。
日本は「空気を読む」社会
ー一方日本人は、「空気を読む」等の、他の人との摩擦や
軋轢をさけるため「周りに合わせてしまう」文化があるので、
なかなか「自分の意見」を言えないという風土があります。-
3単現の例文を考えてみましょう She has a car.
それでは、主語がそれ以外の3人称である文章とは、
どのような文なのでしょうか。
例えば、
She has a car.
という英文を考えてみましょう。
この発言をした人は、
あくまでも
ー「現在」彼女が車を持っているだろうということを、
「過去」に見たか、聞いたかして知っていることを
述べているーに過ぎないのです。
この英文の正確な意味は
→具体的に言うと、”She has a car.” の意味は、
「ぼくは、2日前に彼女の車に乗せてもらって、彼女がその時は
車を持っていたということを知っている。だから、現在も彼女は、
車を持っていると思うよ」というように実は推測の文なのです。
(ひょっとしたら、その後に「彼女」が何らかの事故にあって、
今は車を持っていないという可能性もあります。)
つまり、
この英文は、現在の時点で「事実」なのかどうか、
だれもわからないのです。
このように、
3単現の文章には、どうしても話者にとって多大な「不確実性」を
含まざるを得ないのです。
ここから、引き出される推測は・・・
◎「I」と「You」の間での真剣な意見の交換をコミュニケーションの
土台とする英語は、うそを嫌う傾向が強い。そのため、自分が話す
不確実性の要素が多い3単現の文章には、「これははっきりした事実
ではないが」ということを示すために、
→3単現の時に、一般動詞の語尾に (e)s を付けたのではないか
ということです。
不確実性を伝える3単現の語形変化
不確実な事実であるということを知らせるために、
動詞の語尾を破擦音にして(3単現の語尾)いるのだ
という考えです。
次回は、この推測を
申し少し詳しく見ていきたいと思います。
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