関係代名詞 which の主格について、2回目です。
前回は、関係代名詞 which がどのように、
①「しっぽのある名詞(先行詞)」に関係づけて
②その「しっぽ(説明文)」の中で「主語」の働きをしているのか
について基本的な部分を説明しましたが、
今回は、
「2つの英文」を1つにするという関係代名詞の働きに注目して
お話していきます。
2つの文を1つにする関係代名詞 which (主格)
who(主格)の時と同じように、問題形式で説明しましょう。
以下のそれぞれの2つの英文を関係代名詞 which 主格を用いて、1つにしなさい。
① Tom got a letter. It was written in Japanese.
② Look at the cat. It is sleeping in the box.
③ The temple is Hoyu-ji. It was built by Prince Shotoku in the Asuka era.
ポイント1
・「しっぽのある名詞」を見つけ出すために、まず2つの英文の中で同じ「もの」を見つけます。
①では a letter と It
②では the cat と It
③では the temple と It
が同じ「もの」であることは、英文の意味が考えるとわかります。
ポイント2
・代名詞の方(①~③ともに it )が、「しっぽのある名詞」の「しっぽ(説明)」となります。
・「しっぽのある名詞」が「もの」であり、代名詞が「主語」であることを確認し、関係代名詞 which で説明をつなげます。
①では、「しっぽのある名詞」= a letter、「しっぽ」の部分=It was written in Japanese.
→ It の代わりに関係代名詞 which 主格を用いて、「しっぽのある名詞」を完成させます。
☞ a letter which was written in Japanese
②では、「しっぽのある名詞」=the cat、「しっぽ」の部分= It is sleeping in the box.
→ It の代わりに関係代名詞 which 主格を用いて、「しっぽのある名詞」を完成させます。
☞ the cat which is sleepiing in the box
③では、「しっぽのある名詞」= the temple、「しょぽ」の部分= It was built by Prince Shotoku in the Asuka era.
→ it の代わりに関係台代名詞 which 主額を用いて、「しっぽのある名詞」を完成させます。
☞ The temple which was built by Prince Shotoku in the Asuka era
ポイント3
・それぞれの「しっぽのある名詞」を、それぞれの元の文にあった場所に戻します。
①では、I got の「目的語」の部分に
②では、Look at の「目的語」の部分に
③では、「主語」の部分に
「しっぽのある名詞」を置きましょう。
<解答>
① Tom got a letter which was written in Japanese. ➡ Tom got 目的語.
(トムは日本語で書かれた手紙を受け取った。)
② Look at the cat which is sleeping in the box. ➡ Look at 目的語.
(箱の中で寝ている猫を見なさい。)
③ The temple which was built by Prince Shotoku in the Asuka era is Horyu-ji.
➡ 主語 is Horyu-ji.
(飛鳥時代に聖徳太子によって建てられた寺は、法隆寺です。)
今回はここまで。
「関係代名詞について〜which主格」は「①」から「③」まで
あります。下記にリストアップしてますので、興味のある方は
どうぞクリックしてお読みください。
which主格①基礎編
which主格③英作文のポイント
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