「空気を読む」って?③~目標と骨組み

昨日の続きから話をしますね。

もし、「本当に」英語を使える日本人を育成する
のであれば、義務教育9年間での見通しのある
継続した学習をしなければいけないのに、
それを、知ってか、知らずにか
それを無視した学習指導要領を作成しているように思えます。

骨組みなしの方針だけ

それなのに、国は子どもたちに
「英語を使える」ことを求めています。
教師も大変ですが、子どもたちがとてもかわいそうです。

文科省の「方針」はいい方向だとは思うのですが、
それに対する必要な「骨組み」を国は作っていないのです。

最近の政府の様子を見ると、
「目標」は立てるけれど、その過程を大切にしたり、
「目標」に対する「土台や骨組み」を作ることなしに、
物事を推し進める傾向が強いようです。
①安保法案(安全保障関連法案)
②特定秘密保護法案
③「テロ等準備罪」法案(組織的犯罪処罰法案改正案)
④憲法改正
など、新しい法案等を成立させる時の
国会での議論のやり取りの様子を見ると、
結局、ボトムアップしていない法案を
(私見ですが)無理やり通過させようとするので、
担当大臣でさえも、右往左往しています。

それと同じ状況が、
この国の英語教育改革の推進の過程でも
生じているのです。

紙一枚だけの「目標」

実は、「目標」は、紙一枚にだれでも簡単に書けます。
小学校、中学校では児童・生徒個人の学期ごとの目標を
子どもたちに書かせ、よく壁面に掲示させていますが、
そのほとんどは、そのための「途中経過」まで考えさせて
いません。「目標」だけの文字化なのです

もちろん、「目標」をもつことは大切ですが、
そこから、自分は「どのようなことをすべきか、すべきではないのか」
を考え、それを「行動」に落とし込む作業の方がより
大事であり、それによって、意味のある「目標」ができるのです。

教育に対する国の態度

国は、国民の税金を「使わせてもらって」事業を
行うのだから、責任をもって、しっかりした骨組みのある
途中計画まで考慮するべきなのです

それができなかったら、
新国立競技場(古い例ですみません)の問題も
起こったのでしょう。

本当に、「義務教育」であれば「私たち」は
「文科省」の方針に従うしかないのです。
だからこそ、そこまできちんと彼らには
考えてほしいのです。

このやるせなさは、
どこに持っていけばいいのでしょうか。

 

「空気を読む」って?は
「①」から「④」まであります。
お時間のある方は、どうぞ最後の「④」もお読みください。

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