1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、
それでは 5月の第4週からスタートした「説明型」についてです。
基本文型「説明型」のまとめ①
・ 他動型・自動型の学習が終了した後に、「説明型」に入ります。
◎説明型は、多様な形で用いられるので、次の3つに分けてまとめました。
①Lesson 36 〜 41 基本編 (前置詞句、to 不定詞、ing形、過去分詞が説明語句)
②Lesson 42 〜 44 節編 (that節、if/whether節、wh節が説明語句)
③Lesson 46 〜 49 オーバーラッピング編
今回は、その最初で「基本編」を扱います。
Lesson 36 説明型ー基礎
「説明型」の基本 – be動詞 ▶︎動詞+説明語句
※ be動詞に意味はなく、単に「=(イコール)」を表すつなぎ言葉。ですから
be動詞の後にくる要素は、すべて「説明語句」とみなされます。
[Key] I‘m an art teacher.
[ am はbe動詞 – 後ろにくる「名詞」「形容詞」を説明語句として配置]
※私は美術教師です。
👉この文(be動詞) 固有の意味は、「主語の説明」
① He‘s a consultant. <彼はコンサルタントです。> – He’s は He is のこと。説明語句が a consultant で名詞です。 |
② You‘re an adult. <あなたは大人です。> – be動詞はつなぎ言葉。説明語句は an adult で名詞です。You’re は You are のこと。 |
③ They‘re amateurs. <彼らはアマチュアです。> – 複数主語は are で受けます。 |
④ I‘m very disappointed. <私はとてもがっかりしています。> – 説明語句が disappointed で形容詞です。「がっかりして」 |
Lesson 37 説明型ー前置詞句を説明語句に
「説明型」- 前置詞句を説明語句に
※説明語句のバリエーションとして、「前置詞句」
▶︎「前置詞句」- 前置詞を中心とするフレーズのこと
[Key] She‘s behind the sofa.
[ be動詞(is) の後ろに ▶︎ behind(前置詞) +名詞:位置関係を表す説明語句]
※彼女はソファーの後ろにいます。
👉気楽に何でも説明語句の位置に入れる – その意識が大切。ここでは、
behind the sofa という説明語句の位置にポン!
① He‘s in the kitchen now. <彼は今、キッチンにいます。> – in は「〜の中」in the kitchen が位置関係を表す説明語句です。 |
② You‘re near the exit. <あなたは出口のところにいますよ。> – near は「〜の近く」near the exit でひとかたまりです。 |
③ I‘m on the train. <私は電車に乗っています。> – on は「〜の上」on the train でひとかたまりです。 |
④ I‘m from Tsu City. <私は津市出身です。> – from のイメージは「起点から離れて」そこから「〜出身」 |
Lesson 38 説明型ーto 不定詞を説明語句に
説明型 – to不定詞を説明語句に
※説明語句のバリエーションとして、to 不定詞
▶︎ to 不定詞 の to は前置詞の to と同じ「指し示す」→ のイメージ
▶︎そこから「これから」のニュアンスにつながります。
[Key] My main goal is to survive on Mars for two years.
[ 主語が goal、be動詞を用いて▶︎その後ろに「これから」感のある to 不定詞が説明語句 ]
※私の主な目標は火星で2年間生き残ることです。
👉主語が goal, aim, target, purpose, plan など「これから」が感じられる場合、
to 不定詞がいいコンビネーション。「これから」を意識してください。
① You‘re all to be here by 10. . <全員10時までにここに来るように。.> – to 不定詞の「これから」感が、「指示・命令」につながります。 |
② The Prime Minister is to visit the United States. <首相はアメリカを訪問する予定です。> –「これから」感が、「予定」を表す説明語句にもなります。 |
③ If you‘re to succeed, you must work hard. <もし成功するつもりなら、懸命に働かなくてはなりません。> –「これから」感が、「意図」を表す説明語句にもなります。 |
④ My hobby is to collect stamps. <私の趣味は切手集めです。> – to 不定詞は「〜すること」と一般的な内容も表す説明語句にもなります。 |
Lesson 39 説明型ー動詞-ing形を説明語句に
説明型 – 動詞-ing形を説明語句に
※説明語句のバリエーションとして、動詞-ing形
▶︎進行形は、「be動詞+動詞-ing形」と説明されますが、
「〜している」は動詞-ing形が担っています。- 説明語句の部分にこの形を置いただけです。
[ Key] I’m having a good time.
[ be動詞 の後ろに ▶︎説明語句の 動詞-ing形を を置いただけ]
※私は楽しい時を過ごしています。
👉この文も、I’m happy. のhappy(説明語句に形容詞)をポンと置いたのと同じように、
am の後ろに動詞-ing形 having a good time を置いて、主語の説明をしているのです。
① We‘re eating lunch. <私たちは昼食を食べています。> – eating lunch の動詞-ing形が、説明語句で We を説明しています。 |
② He isn’t listening. <彼は聞いていません。> – 進行形は be動詞文。否定は be動詞の後ろに not を加えます。 |
③ Are you paying attention? <あなたは注意を払っていますか。> – 進行形は be動詞文。疑問文は 主語の前に be動詞を前に出します。 |
④ My hobby is collecting stamps. <私の趣味は切手集めです。> – collecting stamps は「〜すること」to 不定詞の to collect stamps に比べ、リアルに 集める様子を思い描いている感触があります。 |
Lesson 41 説明型ー過去分詞を説明語句に
説明型 – 過去分詞を説明語句に
※説明語句のバリエーションとして、過去分詞
▶︎「〜される」受動態も(過去分詞)、主語の説明を行う「説明型」の典型例の1つ。
受動態も be動詞文。be動詞+説明語句の「説明語句」の部分が、「過去分詞」なだけ。
[Key] Was this painted by an artist?
[be動詞の後ろ▶︎説明語句として過去分詞 painted by an artist を置いた形]
※これは芸術家によって描かれたのですか。
👉 We are friends. のbe動詞の文と全く同じ。friends の部分に、過去分詞 painted by an artist
が置かれているだけ。疑問文もいつもと同じように be動詞を主語の前に置くだけ。
① This photo was taken by my father. <この写真は私の父親にとって撮られました。> – by +行為者 – by のイメージは「近接・近く」。「近く」で出来事を引き起こすため「行為者」を 表す。taken by my father が「説明語句」となっています。 |
② The roof was covered with snow. <その屋根は雪で覆われていました。> – cover は「覆う」。with は「道具」を表して、「雪を使って覆われた」ということ。 covered with snow が「説明語句」となっています。 |
③ We weren’t seen by anyone. <私たちは誰にも見られませんでした。> – seen の過去分詞は seen。seen by anyone が「説明語句」で、be動詞の否定文です。 |
これで、
「説明型」のまとめ①を終わります。
コメント