1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、
それでは 5月 第3週の復習です。
英語は、「配置の言葉」を意味するもの
・ 基本文型の大切さをまとめた部分です。
◎英文の意味を決めるのは、「基本文型」であり、基本文型で「動詞」の部分にあるもものは、
「動詞」の働きをする、ということを学習しました。
Lesson 33 基本文型 文の意味を決めるのは基本文型
基本文型ー文の意味を決めるのは基本文型
※「文全体の意味を決めるのは文型」- 動詞はそれに則した解釈を与えられているだけ
[Key] He runs an Indian restaurant.
[ runs の後に目的語 an Indian restaurant があることを当てはめ「走らせる」]
※彼はインド料理店を経営しています。
👉動詞 run に「経営する」という特別な意味があるわけではありません。
他動型が「働きかける対象に及ぶ」を意味するため、run の働きかけが「インド料理店」に
及んでいるように解釈され、「インド料理店を経営する」という意味になるのです。
①[自動型] I walk every day. <私は毎日歩きます。> [他動型] I walk my dog every day. <私は毎日イヌを散歩させます。> – 自動型での walk は「歩く」という単なる動作。他動型では「〜を歩かせる」 |
②[自動型] The door opened. <ドアが開きました。> [他動型] He opened the door. <彼はドアを開けました。> – 自動型では「開いた」という動作。他動型では「〜を開けた」 |
③[自動型] She was standing. <彼女は立っていました。> [他動型] I cannot stand it anymore. <私はこれ以上それに耐えられません。> – 自動型は単に「立つ」。他動型なら「何かを支えて立つ→〜に耐える」となります。 |
Lesson 34 基本文型 動詞の位置にあればそれは動詞
基本文型ー動詞の位置にあればそれは動詞
※英語は「配置の言葉」。文中の配置が表現の意味を決定し、文の配置パターンが
文全体の意味を決定します。
▶︎それが顕著に表れるのが「動詞」- 動詞の位置に置けば、動詞として働くのです。
[Key] I’ll text you later.
[ 助動詞 will の後 – 動詞の位置 – で使われているため text は動詞 ]
※私は後であなたにメールします。
👉 text は「書かれたもの」ですが、最近は盛んに動詞として使われます。
ここでは「メールをする」という「動詞」の働きをしているのです。
① I watered the plant. <私はその植物に水をやりました。> – water が「動詞」の位置にあるので、「水をやる」という動詞の働きをします。 |
② She phoned my parents. <彼女は私の両親に電話をかけました。> – phone も「動詞」の位置にあると、「電話をかける」という動詞の働きをします。 |
③ Don’t sir / ma’am [madam] me. <私を sir / ma’am [madam] と呼ばないてください。> – sir, ma’am [madam] は、男性・女性に対する敬称。それを動詞として「 sir / ma’am [madam] と呼びかける」という意味で使っています。 |
④ I muscled my suitcase shut. <私はスーツケースを力ずくで閉めました。> – muscle は「筋肉」。動詞の位置にあるので「力を使って何かをする」という意味になります。 ※目的語説明型:my suitcase = shut の状態に muscle「力づくでした」 |
これで、基本文型「配置の言葉」について、終了です。
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