語順の Review でまとめたものを、
さらに
・分野毎に
・表を用いて、できるだけ簡潔に
整理したものです。
今回は
語順の Review ⑨ では、基本動詞 run について勉強しました。
そこで、
「基本動詞の学習のポイント」と run と移動系動詞 go と come (再掲)を
表を用いてまとめ直しました。
基本動詞の学習について
※基本動詞とは
▶︎日常頻繁に使われる動詞のこと
– こうした動詞は極端に単純な意味を持つため、無数の状況と日本語訳に
対応します。
そのため基本動詞の学習は、
シンプルなイメージ(中核となる意味・ニュアンス)をつかみ、それがどういった 状況に使われるのかをつぶさに理解し頭に入れることが必要です。 |
🔷今回の基本動詞▶︎ run のイメージ:「スピーディに・線状を走る動き」
run のイメージ👉「スピーディに・線上を走る動き」 | ||
Week 9 (6月 Week 1) | Lesson 41 | run のイメージ |
Lesson 41 ▶︎基本動詞 run
run のイメージ「スピーディに・線上を走る動き」(41) |
※( )内の数字は、Lesson 数
👉 Lesson 41 Key Sentence ➡️「スピーディに・線状を走る動き」
▶︎ She runs a ramen shop in Tokyo.
①「走る」は交通機関の「運行」につながる ※ The buses run every 20 minutes. / The trains run every 20 minuts. |
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②「線を作る」- 「線状に流出する」意識も表現 ※ [ The road ・The path・The fence ] runs around the campus. – run a bath / My nose is running. / run my eyes over the offer – run out of time / run out of cash / run out of space (▶︎「流出]」) |
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③ go や come などと同様、移動を表す run にも「変化」を表す使い方あり ※ Time is running short. / The well ran dry. |
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④ run の動作を表すニュアンスは機械などを「動かす」に通じる ※ run a program / run a machine / run an engine – run a check / run a test |
Lesson 27・ 28 ▶︎移動系基本動詞 go
go の基本イメージ「元の場所から出ていき進んでいく」(27) |
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(28)「進行」 | ▶︎「元の場所から出ていき進んでいく」 ・このうちの「進んでいく」がさまざまな使い方を生み出す ①「進行」 ②「一連の流れ」 ③「生活・取り巻く状況の進んでいく様子」 |
※( )内の数字は、Lesson 数
👉 Lesson 27 Key Sentence ➡️元の場所から出て行き、進んでいく
▶︎ I really have to go.
① go は「出ていく」- 現在完了を伴い「出ていって、今はない」 ※ She has gone to the supermarket. |
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②「出ていく →なくなる」ということ ※ It’s OK. The pain will go soon. – The battery is gone. / Easy come, easy go. |
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③元の場所から出ること – 「死ぬ」ことも含む ※ We all have to go sometime. / You have to go. (職場などから去る) |
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④ go する場所は to とは限らない – on , by いろいろ使いこなそう。 ※ The portrait goes on the wall, and the desk by the window. |
👉 Lesson 28 Key Sentence ➡️「進んでいく」のニュアンスは広がる
▶︎ It goes like this …..
①言葉にも音にも「進行」が感じられる ※ Then he goes, “I’ll be back.” / Dogs go “bow-wow.” |
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②行動や物語にも一連の「流れ」が伴う ※ He went like this with his thumb. |
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③妨げられずに進行する様子 ※ Anything goes. |
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④ it (生活・取り巻く状況)がどのように進んでいるのかをたずねるあいさつ ※ How’s it going? – go hungry / go steady も「そうした状態」が進んでいく感触 |
Lesson 29 〜 32 ▶︎移動系基本動詞 come
come の基本イメージ「やってくる」(29) |
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(31) come と go の「方向」 | ▶︎英語では「会話で焦点が当たっている場所(話題に中心に なっている場所・相手のいる場所)」が基準 ・come➡️その「基準」に「近づいていく」ニュアンス ・go➡️その「基準」から「離れていく」ニュアンス |
(32) come と go の「変化」 | ▶︎どちらも「移動」を表す表現 – 状態の移行(変化)も表す ・come➡️「あるべき状態」に近づくニュアンス [良い変化] ・go➡️「あるべき状態」から離れるニュアンス [悪い変化] |
※( )内の数字は、Lesson 数
👉 Lesson 29 Key Sentence ➡️「やってくる」:何かがこちらに近づいてくる様子
▶︎ Nothing comes to mind.
① come するのは「人」に限らない ※ The time has come for me to make a decision. – good luck / bad luck / harm / rainy season など自由に使える |
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②どのように come するのか ⇨「受け取られる・売られる」 ※ come as surprise / come cheap / come in three size |
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③ come to +to 不定詞「〜になる」- ある状態に至ること ※ come to like / come to understand / come to know |
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④ come は順序関係も表す「前に来る・あとに来る」 ※ Your speech comes after lunch. / Family comes before work. |
👉 Lesson 31 Key Sentence ➡️基準は「会話で焦点になっている場所」
▶︎ I’ll come and pick you up at the station.
①「話題の中心はダイニングルーム」1階に親、2階の子供を読んでいる ※ Dinner’s ready. – OKI I’m coming. [子供が話題の中心に向かっていく] |
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②「話題の中心はレストラン」だからどちらの話し手も come を使用している ※ What time can you come to the restaurant? – I can come about six. Is that OK? |
👉 Lesson 32 Key Sentence
➡️ ざっくり言うと come は「良い変化」go は「悪い変化」
▶︎ Our love’s gone sour.
① go には「あるべき状態」「元の状態」から逸脱していく変化のニュアンス ※ go wrong / go bad / go mad / go berserk / go gray / go bald / go rotten |
② come は「望んだ・あるべき状態」に近づく動き ※ Everything will come good. – come right / come into blossom |
③ come true「実現する」を用いた表現 ※ May your dream come true! |
④この come で、「相手を鼓舞」することもできる ※ Come on! |
go, com, run の基本イメージ
移動系基本動詞のイメージ | |
go | 元の場所から出て行き進んでいく ①【方向】「会話で焦点が当たっている場所」から「離れる」動き ②【変化】「あるべき状態」から「離れる」動き ▶︎ざっくり「悪い」方向 |
come | やってくる ①【方向】「会話で焦点が当たっている場所」へ「近づく」動き ②【変化】「あるべき状態」へ「近づく」動き ▶︎ざっくり「良い」方向 |
run | スピーディに・線状を走る動き ・【変化】go と come と同じように、「変化」も表す |
これで、
基本動詞 run を含めた移動系動詞のまとめを終わります。
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