第5問 の模範解答・・・問題をやってから確認しましょう
それでは、先に模範解答です。
解答・・各3点(問2・3は全部正解のみ得点)
問1- 1
問2-【 31】【 32 】4・5 ※順不同
問3ー【 33 – 2 / 34 – 5 / 35 – 4 / 36 –1】
問4ー3
問5ー 3
第5問 の解説
第5問では、「あなた」は英語でのプレセンをするようです….
In your English class, you will give a presentation about a great inventor.
You found the following article and prepared notes for your presentation.
❶ Who invented television? It is not an easy question to answer. In the early ❷ Philo Taylor Farnsworth was born in a log cabin in Utah in 1906. His ❸ One day, while working in his father’s potato field, he looked behind him ❹ On September 7, 1927, Farnsworth succeeded in sending his first ❺ However, Farnsworth was not the only one working on such a system. A ❻ The company took legal action against Farnsworth, claiming that ❼ Farnsworth died in !971at the age of 64 . He held about 300 US and |
問1 Which is the best subtitle for your presentation? 【 30 】
① A Young Inventor Against a Giant Company
② From High School Teacher to Successful Inventor
③ Never-Ending Passion for Generating Electricity
④ The Future of Electronic Television
問2 Choose the best two options for【 31 】and【 32 】to complete Early
Days. (The order does not matter.)
① bought a generator to provide his family with electricity
② built a log cabin that had electricity with the help of his father
③ enjoyed reading books on every subject in school
④ fixed and improved household equipment for his family
⑤ got the idea for an electronic television system while working in a filed
問3 Choose four out of the five events (①〜⑤) in the order they happened to
complete Sequence of Key Events.
【 33 】→【 34 】→【 35 】→【 36 】
① Farnsworth rejected RCA’s offer.
② Farnsworth shared his idea with his high school teacher.
③ RCA won the first stage of the battle.
④ The US government gave Farnsworth the patent.
⑤ Zworykin was granted a patent for his television system.
問4 Choose the best option for【 37 】to complete Outcome.
① the acceptance of his rival’s technological inferiority
② the financial assistance provided by Tolman
③ the sketches his teacher had kept for many years
④ the withdrawal of RCA from the battle
問5 Choose the best option for【 38 】to complete Achievements and
Recognition.
① He and his wife were given an award for their work with RCA.
② He appeared on TV when Armstrong’s first moon landing was broadcast.
③ His invention has enabled us to watch historic events live.
④ Many teenagers have followed their dreams after watching him on TV.
それでは、詳しく問題を見ていきます。
解説 – プレゼンのための資料とプレゼンのためのメモ
👉どの問題も「ある設定」のもとでの「英文読解」なので、
一番最初にするべきことは、その「設定」をしっかり把握することです。
▶︎その「設定」が、問題の最初に説明されているので、
まずは、それをしっかりと確認します。
【設定】
・In your English class, you will give a presentation about a great inventor.
You found the following article and prepared notes for your presentation.
[登場人物]
・「あなた」
[設定状況]
[1] 👉赤いアンダーラインから
–「英語の授業」で、「偉大な発明者」についてのプレゼンをする予定
[2]👉その準備として – 黄色いアンダーラインから
– a. 「ある記事」を見つけて、b. (それを基にして)プレゼンのためのメモを用意した
となっています。
▶︎この「設定」の下にあるのが、
a. 「ある記事」
b. プレゼンのための「メモ」
の2つです。
👉ここまでを、
理解した上で、「先に」問題の選択肢を簡単にチェックしてから、設問の後の
「記事」とその後にある「メモ」をチェックしたほうが良いようです。
問1について
【選択肢のチェック】
問1 Which is the best subtitle for your presentation? 【 30 】
① A Young Inventor Against a Giant Company
② From High School Teacher to Successful Inventor
③ Never-Ending Passion for Generating Electricity
④ The Future of Electronic Television
【内容】
問1 プレゼンに対する一番良いサブタイトルはどれですか。【 30 】
① 巨大会社に対抗する若い発明者
② 高校教師から成功した発明者へ
③ 発電への終わりない情熱
④ 電子式テレビの未来
👉「プレゼンのサブタイトル」を決める問題なので、
ここでは、大まかに選択肢をチェックしてから、資料の読解に入るといいと思います。
🔴「記事」の最初を読むと…
・テレビを発明した人は誰? – 答えるのが簡単ではない
・発明者は競って「電子式テレビシステム」を開発しようとした
・アメリカでは「電子式テレビシステム」の特許に関する戦いがあった
– 若い男性と大会社の間に
▶︎そして、2段落目に Philo Taylor Farnsworth の名前が出てきます。
🔴次に「メモ」の方を見ると…
・Farnsworth の話である
・Farnsworth が RCA と特許の戦いで勝利した
👉ここを押さえた上で、選択肢を1つ1つ確認しましょう。
① A Young Inventor Against a Giant Company
▶︎ a young inventor が Farnsworth のことで、a giant company が RCA
のことで、両者が特許に関して戦っていたようなので、⭕️
② From High School Teacher to Successful Inventor
▶︎ Farnsworth は高校教師ではないので、❌
※高校教師として Justin Tolman が登場しますが、Farnsworth の恩師です
③ Never-Ending Passion for Generating Electricity
▶︎あくまでもテレビの発明に関わる記事なので、❌
④ The Future of Electronic Television
▶︎テレビの開発の話であり、その将来的なことには触れていないので、❌
👉ここから、正解が
① A Young Inventor Against a Giant Company となります。【 30 】
※【 30 】①
問2について
【選択肢のチェック】
問2 Choose the best two options for【 31 】and【 32 】to complete Early
Days. (The order does not matter.)
① bought a generator to provide his family with electricity
② built a log cabin that had electricity with the help of his father
③ enjoyed reading books on every subject in school
④ fixed and improved household equipment for his family
⑤ got the idea for an electronic television system while working in a filed
【内容】
問2 初期の部分を完成するために【 31 】と【 32 】に最も適する選択肢を選びなさい。
(順不同)
① 家族に電気を供給するために発電機を買った
② 父の助けで電気のある丸太小屋を立てた
③ 学校のあらゆる教科に関する本を読んで楽しんだ
④ 家族のために住宅設備を直して、改善した
⑤ 畑で働きながらも電気テレビのアイディアを思いついた
👉「初期」の頃の話なので、
❷と❸のあたりを確認しながら、確認していくといいようです。
【❷段落の概要】
・Farnsworth は1906年ユタ州の丸太小屋で生まれた。 ・12歳の頃まで家族には電気なし。 ・新しい家に転居したとき、発電機を見つけて興奮した。 ・機械工学と電子工学にとても興味を持った。 ・その教科で見つけられるどんな情報も読んだ。 ・古い発電機をよく直した。 ・母の手回しの洗濯機を電気化のものに変えることもした。 |
【❸段落の概要】
・ある日、ジャガイモ畑で働いてる時、自分の後ろを見ると 自分が作ってた土の列が直線が並行にずらっと並んでいるのを見た。 ・突然思いついた – 畑にある列のように、並行に並んだ列を使ったスクリーンに 電子のイメージを造ることが可能かもしれないと。 ・1922年、高校1年生の春の学期の間に、この考えを科学の先生 Justin Tolaman に示して、電子式テレビシステムのコンセプトに関する助言を頼んだ。▶︎② – 問3 ・黒板にスケッチや図式を書いて、先生にどのようなそれが成り立つのかを示すと、 Tolaman 先生は彼に自分の考えを進めるように励ました。 |
👉これを基にして選択肢1つ1つを確認しましょう。
① bought a generator to provide his family with electricity
▶︎発電機は「直して」はいますが、買ってはいないので、❌
② built a log cabin that had electricity with the help of his father
▶︎丸太小屋で「生まれた」のであって、建ててはいないので、❌
③ enjoyed reading books on every subject in school
▶︎「すべての教科」に関するものではなく、機械工学・電子工学のものなので、❌
④ fixed and improved household equipment for his family
▶︎「発電機を直し」「洗濯機も電気化」しているので、⭕️
⑤ got the idea for an electronic television system while working in a field
▶︎畑で働いている時に、そのシステムのヒントを得たとあるので、⭕️
👉ここから、正解は
④ fixed and improved household equipment for his family
⑤ got the idea for an electronic television system while working in a field
の2つとなります。
※【 31 】【 32 】④ ⑤ 順不同
問3について
【選択肢のチェック】
問3 Choose four out of the five events (①〜⑤) in the order they happened to
complete Sequence of Key Events.
【 33 】→【 34 】→【 35 】→【 36 】
① Farnsworth rejected RCA’s offer.
② Farnsworth shared his idea with his high school teacher.
③ RCA won the first stage of the battle.
④ The US government gave Farnsworth the patent.
⑤ Zworykin was granted a patent for his television system.
【内容】
問3 Sequence of Key Events の部分を完成させるために、起きた順番に5つの出来事から4つを選びなさい。 【 33 】〜【 36 】
① Farnsworth は RCA のオファーを拒否した。
② Farnsworth は高校の先生と自分の考えを共有した。
③ RCA は戦いの第一段階を勝利した。
④ アメリカ政府は Farnsworth に特許権を与えた。
⑤ Zworykin は自分のテレビシステムに対する特許を認められた。
※ sequence は、順序という意味なので、Sequence of Key Events で
「重要な出来事の順番」のような意味です。
👉「メモ」を見ると、
Sequence of Key Events は Early Days の後にあるので、
❹、❺、❻の記事を読みましょう。(❼は、まとめのような段落です)
※段落ごとにおおよその内容をメモしておくのもいいかと思います。
下記にその例を示します。
❹の概要
・1927年9月7日、Farnsworth は初めて電子映像を送ることに成功
・翌年から、さらにシステムを改良し、ライブ映像を放送することに成功
・1930年にアメリカ政府は彼にこのシステムに対する特許権を与えた▶︎④
❺の概要
・Farnsworth がこのようなシステムに関わっている唯一の人ではなかった
・RCA もテレビに対する明るい未来を見ていて、そのチャンスを失いたくなかった
・RCA は、すでに電子式テレビシステムに取り掛かっていた Valdimir Zworykin を
リクルートし、1923年には早くも特許権を得ていた▶︎⑤
・しかし、1931年に RCA がFarnsworth に、Zworykin のものより優れている Farnsworth のシステムを手に入れるため、莫大な金額を提示した
・彼はこのオファーを拒否し、その結果 Farnsworth と RCA の間に特許権戦争が
始まった▶︎①
❻の概要
・RCA は、Zworykin の 1923年の特許には、実際に彼がそのシステムが稼働しているものを一度も見たことはないけれども優先権があるということを訴え、Farnsworth に対して法的措置を取った。
・Farnsworth は最初の一審、二審と裁判に敗訴したが、最後の審査で、Farnsworth
が黒板に書いたものをコピーした先生が、Farnsworth は Zworykinの特許が出る少なくとも1年までに電子式テレビシステムのアイディアを持っていた証拠を示しました。
・1934年、裁判所は高校の恩師 Tolman によって書かれた手書きのメモの説得力の
強さで Farnsworth の特許権所有を認めた。
👉これに合わせて、選択肢を並び替えると
② Farnsworth shared his idea with his high school teacher.
※❸段落の後半で、1922年にFarnsworth のアイディアを高校の先生に伝えています
▼
⑤ Zworykin was granted a patent for his television system.
※❺段落で、1923年に Zworykin は特許を得ています
Farnsworth successfully sent his first image. |
④ The US government gave Farnsworth the patent.
※❹段落で、1930年にFarnsworth は特許権を得ています
▼
① Farnsworth rejected RCA’s offer
※❺段落で、1931年以降にFarnsworth は拒否しています
RCA took Farnsworth to court. |
👉残りの ③ RCA won the first stage of the battle. は…
– 「メモ」にある “RCA took Farnsworth to court.” の次にある出来事なので
外します。
よって、正解は
【 32 】② ▶︎ 【 33 】 ⑤ ▶︎ 【 34 】 ④ ▶︎ 【 35 】① となります
問4について
【選択肢のチェック】
問4 Choose the best option for【 37 】to complete Outcome.
① the acceptance of his rival’s technological inferiority
② the financial assistance provided by Tolman
③ the sketches his teacher had kept for many years
④ the withdrawal of RCA from the battle
【内容】
問4 Outcome の部分を完成させるために【 37 】に最も適するものを選びなさい。
① 彼のライバルの技術的な弱点を受け入れたこと
② Tolman によって与えられた経済的な援助
③ 彼の先生が何年も保管していたスケッチ
④ 戦いからの RCA の撤退
👉 Outcome の部分を見ると
– Farnsworth won the patent battle against RCA thanks to【 37 】.
「Farnsworth は【 37 】のおかげでRCA との特許権の戦いに勝った」
とありますので、【 37 】には、勝利した「原因」が入ることになります。
※❺段落の最後で、”which started a patent war between Farnsworth and RCA” と
あるので、勝利した「原因」は、❻段落にあるはずです。
👉❻段落を見てみると、最後に次のような箇所があります。
“In 1934, a judge approved Farnsworth’s patent claim on the strength of
handwritten notes made by his old high school teacher, Tolman.” とあります。
「1934年、裁判所は高校の恩師 Tolman によって書かれた手書きのメモの説得力の
強さで Farnsworth の特許権所有を認めた。」
👉ここから、正解は、
③ sketches his teacher had kept for many years となります。
※【 37 】③
問5について
【選択肢のチェック】
問5 Choose the best option for【 38 】to complete Achievements and
Recognition.
① He and his wife were given an award for their work with RCA.
② He appeared on TV when Armstrong’s first moon landing was broadcast.
③ His invention has enabled us to watch historic events live.
④ Many teenagers have followed their dreams after watching him on TV.
【内容】
問5 Achievements and Recognition の部分を完成させるために【 38 】に最も適するもの選びなさい。
① 彼と妻はRCA との仕事で賞を与えられた。
② 彼はアームストロングの最初に月面着陸が放送された時テレビに出ていた。
③ 彼の発明は私たちが歴史的な出来事をライブで見ることを可能にした。
④ たくさんの10代の子供たちがテレビで彼を見た後、彼らの夢を追いかけた。
👉 Achievements and Recognition の部分を見ると
– Farnsworth had about 300 patents. – TIME magazine listed him as one of the century’s mot important figures. -【 38 】 |
– Farnsworth は約300の特許を得た。
– TIME誌は彼を今世紀で最も重要な人物の1人として選びました。
-【 38 】
※❼段落の部分に書かれている内容ですので、
【 38 】に相当する部分は、後半部分におそらくあると思われます。
In an interview after his death, Farnsworth’s wife Pem recalled Neil Armstrong’s moon landing being broadcast. Watching television with her, Farnsworth had said, “Pem, this has made it all worthwhile.” His story will always be tied to his teenage dream of sending moving pictures through the air and those blackboard drawings at his high school. |
・彼の死後のインタビューで、Farnsworth の妻の Pem は Neil Armstrong の
月面着陸が放送されたの思い出しました。彼女とテレビを見ていると、Farnsworth
は言いました、”Pem, this has made it all worthwhile.” 彼の物語はいつも空中を通って
動画を送る彼の10代の夢と高校の頃の黒板に描いたものに繋がっているのでしょう。
👉これを基にして選択肢を1つ1つチェックしましょう。
① He and his wife were given an award for their work with RCA.
▶︎夫婦で受賞した、という話は書かれていないので、❌
② He appeared on TV when Armstrong’s first moon landing was broadcast.
▶︎月面着陸の放送の話は出てきますが、その時 Farnsworth がテレビに出ていた –
などの話はないので、❌
③ His invention has enabled us to watch historic events live.
▶︎彼の “This has made it all worthwhile.” という発言からして、⭕️
④ Many teenagers have followed their dreams after watching him on TV.
▶︎「たくさんの10代の子供たち」の話はないので、❌
※ This has made it all worthwhile. の意味
- make it 「うまくいく、成功する」
– worthwhile「やりがいがある、骨折りのかいがある」
▶︎「こういうことが成功したのは全く今までの骨折りのかいがあった」
「こういうこと」=「月面着陸をライブでの放映」
👉ここから、正解は、
③ His invention has enabled us to watch historic events live. となります。
※【 38 】③
これで、
第5問 を終わります。
次は、最後の第6問 に入ります。
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