今回から、先日2021年に実施された大学入学共通テストでの
英語の問題を扱って行きます。
大学入学共通テストについて
👉大学入学共通テスト導入に関する詳しい状況は
当ブログの「大学入学共通テストで活用される民間試験」を参考にしてください。
(興味のある方は下記をクリックしてください。)
▶︎大学入学共通テストで活用される民間試験
ここでは、簡潔に説明します。
◎2020年までの「センター試験」で実施されてきたテストは、
マークシート方式のため「知識量」は計れるが、
思考力や判断力、表現力という面では不十分であると判断し、
新しテスト(共通テスト)を実施する方針を国が決めました。
出題方式の大きな方針としては
①記述式問題の出題
②英語の民間試験の導入
の2つが提案されました。
しかし、実際に実施するとなると
・記述式問題の採点の公平性、採点者の確保
・民間試験導入に伴う受験者の不公平感
などの問題が噴出し、結局は、
・記述式問題の見送り
・英語の民間試験導入は見送り
が決定しました。
👉結果、今年の共通テストは
マークシート方式は維持し、出題の方法を工夫し
より「思考力・判断力」を必要とするテストにする、
ということで決着しました。
今年(2021)の英語の共通テストの出題方式
👉センター試験では、
・筆記 ( 200点 )
・リスニング ( 50点 )
のように出題されていましたが…..
共通テストでは ・リーディング ( 100点 ) ・リスニング ( 100点 ) の出題となりました。 |
※リーディングとリスニングの割合が同じになり、
センター試験より聞き取りの力を重視する方向性を示しています。
※センター試験では、
「筆記」で出題されていた「発音」「アクセント」の問題や
「語句整序問題」が、共通テストの「リーディング」で出題されなくなりました。
※リスニングでは、
センター試験では、2回英文を放送されていましたが、
共通テストでは、その問題により1回の場合と2回の場合があります。
このような部分もしっかりチェックしておきましょう。
点数配分 | 「発音」問題 | 「アクセント」問題 | 語句整序問題 | ||
センター試験 – 筆記 |
200点 (リスニング:50点) |
あり | あり | あり | |
共通テスト – リーディング |
100点 (リスニング:100点) |
なし | なし | なし |
基本的な問題の扱い方
今回、このブログでは、
共通テスト(英語)の「リーディング」の問題だけを扱うこととします。
基本的な問題の扱い方は、下記の通りにします。
①問題の提示
※基本的には「大問」毎に扱う予定ですが、問題の量などによりそれより細かく区切って取り扱うこともあります。
②模範解答の提示
③解説
④そのほかの補説
それでは、第1問から始めます。
第1問:配点10
第1問には、A と B がありますが、
ここでは、A だけを取り上げます。
A
A Your dormitory roommate Julie has sent a text message to your mobile
phone with a request.
問1 What was Julie’s request? 【 1 】
① To bring her USB memory stick
② To hand in her history homework
③ To lend her a USB memory stick
④ To print out her history homework
問2 How will you reply to Julie’s second text message? 【 2 】
① Don’t worry. You’ll find it.
② I’m really glad to hear that.
③ Look in your bag again.
④ You must be disappointed.
👉模範解答と解説は次のページです。
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