センター試験の3回目です。
前回は、第2問のAの半分(問1~問5)までだったので、
今回はその後半を見ていきましょう。
第2問の A ~ C の配点
第2問は、全部で16問、47点の配点となってますが、
Aは、10問で各2点(計20点)
Bは、3問で各4点(計12点)
Cは、3問で各15点(計15点)
計16問で47点、という配点になっています。
Aは、「語彙・文法」に関する問題ですが、基本的な問題が多いので、
ここではできるだけ点数を確保したい部分ですね。
それでは、Aの後半の問題を見てみましょう。
A:語彙・文法に関する問題(問6から問10まで)
次の問い(問1~問10)の【8】~【17】に入れるのに最も適当なものを、それぞれ①~④のうちから一つずつ選べ。ただし、【15】~【17】については、( A )と( B )に入れるのに最も適当な組合せを選べ。
問6 Our boss was sick at home, so we did 【 13 】we thought was needed to finish the project.
① how ② that ③ what ④ which
問7 【 14 】I didn’t notice it, but there was a huge spider in the bathroom.
① At first ② Beginning ③ Besides ④ Firstly
問8 Rafael ( A ) a pair of swallows ( B ) a nest in the tree in front of the house.
【 15 】
① A:looked B:making ② A:looked B:to make ③ A:saw B:making
④ A:saw B:to make
問9 It ( A ) be long ( B ) the plum blossoms come out. They may even bloom this coming weekend. 【 16 】
① A:should B:before ② A:should B:enough ③ A:shouldn’t B:before
④ A:shouldn’t B:enough
問10 Melissa said she ( A ) rather go snowboarding next weekend ( B ) go
ice-skating. 【 17 】
① A:could B:than ② A:could B:to ③ A:would B:than ④ A:would B:to
Aの模範解答~問題をやってから確認しましょう
まずは、模範解答です。
A 問6から問10までの解答・・・各2点(計10点)
問6-3 問7-1 問8-3 問9-3 問10ー3
第2問 A 問6~問10までの解説
〇問6 Our boss was sick at home, so we did 【 13 】we thought was needed to finish the project.
① how ② that ③ what ④ which
※問題文から、『「私たちが、そのプロジェクトを完成するために必要とされると考えたこと」をした』、という意味になればいいので、正解は③となります。
【選択肢】
・ここは関係代名詞・関係副詞の問題です。問題文の “so we did 【13】”から、「did」が「~をした」という動詞であれば、「【13】」には、「~を」にあたる部分、すなわち名詞が来なくていけないと予想つくので、正解へのヒントとなります。
・”so we did 【13】we thought was needed ~” という形になっているので
→もともとは、(we thought) 【13】was needed to finish the project. という形であることにも気付きましょう。
① how:関係副詞 how=先行詞なし「~するやり方」
② that:関係代名詞 that =先行詞あり
③ what:関係副詞 what =先行詞なし「~すること、もの」
④ which:関係代名詞 which =先行詞あり
※問題文から、「先行詞はない」ので、②と④は選択肢からはずれます。①は「やり方」、③は「~すること、もの」という意味になるので、③が正解となります。
【問題文】
・Our boss was sick at home, so we did what we thought was needed to finish the project.
「私たちの上司は病気で自宅で休んでいるので、私たちはそのプロジェクトを完成させるために必要と思われることをしました。」
〇問7 【 14 】I didn’t notice it, but there was a huge spider in the bathroom.
① At first ② Beginning ③ Besides ④ Firstly
※問題文から、「最初は気づかなかったが・・・」という意味になるので、①が正解です。
【選択肢】
① At first:最初は、はじめのうちは ⇔ at last
② Beginning:最初、始め → in (at) the beginning になると「最初は」
③ Besides:その上、さらに
④ Firstly:第1番目に・・・理由な論点などを順番に言う時使われる表現
【問題文】
・At first I didn’t notcie it, but there was a huge spider in the bathroom.
「最初は気付きなかったけど、風呂場に大きなクモがいたんです。」
〇問8 Rafael ( A ) a pair of swallows ( B ) a nest in the tree in front of the house.
【 15 】
① A:looked B:making ② A:looked B:to make ③ A:saw B:making
④ A:saw B:to make
※問題文から、「~巣をつくっているツバメを見かけた」という意味になるので、正解は③です。
【選択肢】
・( A ) の部分は「見た」という意味になるので、saw が正解。(look であれば、 at がつかないといけません。) ( B ) の部分は、「~している a pair of swallows 」となるといいので、現在分詞の後置修飾を用いので making が正解。
① A:looked B:making → A が looked なので間違い
② A:looked B:to make → A が looked なので間違い
③ A:saw B:making → A が saw、B が making なので正解
④ A:saw B:to make → B が to make なので間違い
【問題文】
・Rafael saw a pair of swallows making a nest in the tree in front of the house.
「ラファエルは家の前の木に巣を作っている一組のツバメを見かけた。」
〇問9 It ( A ) be long ( B ) the plum blossoms come out. They may even bloom this coming weekend. 【 16 】
① A:should B:before ② A:should B:enough ③ A:shouldn’t B:before
④ A:shouldn’t B:enough
※2番目の英文から、「梅の花が咲くのはまもなくだろう」となるので、③が正解です。
【選択肢】
・( B ) の後が「梅の花が咲く」、( A ) には long があることと、2番目の英文の意味から推測して、 ( A ) には「(時間が)長くかからない」、 ( B ) には「梅が咲く(前)には」というニュアンスになればいいです。そのため ( A ) は shouldn’t 、( B ) は before です。
① A:should B:before → A が should なので間違い
② A:should B:enough → A が should なので間違い
③ A:shouldn’t B:before → A が shouldn’t で、B が before なので正解
④ A:shouldn’t B:enough → B が enough なので間違い
【問題文】
・It shouldn’t be long before the plum blossoms come out. They may even bloom this coming weekend.
※ coming:きたるべき、次の
「梅の花が咲くまで長くかからないだろう。次の週末には咲いてしまうかもしれない。」
〇問10 Melissa said she ( A ) rather go snowboarding next weekend ( B ) go ice-skating. 【17】
① A:could B:than ② A:could B:to ③ A:would B:than ④ A:would B:to
※問題文から、おそらく「スケートをする」より「スノーボードをする」ことが好きのようなので、熟語の would rather A than B の形を用いるので、正解は③です。
【選択肢】
・would rather A than B で「B より むしろ A したい」という意味になります。A と B の部分は動詞の原形(または完了形)がくることも押さえておきましょう。
→ whould rather A (動詞の原形)than B (動詞の原形)「B よりむしろ A したい」
① A:could B:than → A が could なので間違い
② A:could B:to → A がcould なので間違い
③ A:would B:than → A が would、B が than なので正解
④ A:would B:to → B が to なので間違い
【問題文】
・Mellisa said she would rather go snowboarding next weekend than go ice-skating.
「メリッサは、来週の週末スケートよりむしろスノーボードをしに行きたいと行った。」
これで第2問の A は終了です。
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