1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、まとめています。
11月からは、「時表現」について学習し、
12月の第 1、2 週では「助動詞+完了形」について学びました。
「助動詞+完了形」のまとめ
・ 時表現は、ほとんどの文に現れる頻用l表現。しっかり理解すれば、文の意味をとらえる
解像度が上がり、さらに自信を持って英会話ができることを目指し、頑張りましょう。
今回は、「助動詞+完了形」についてです。
Lesson 164 助動詞+完了形 ① will+完了形(未来完了形)
助動詞+完了形 ① will+完了形(未来完了形)
※未来完了形【 will have + 過去分詞】
▶︎ will のイメージは「見通す」。未来完了形は、未来のある一時点を「見通し」、「そのときまでに」を表します。◎現在完了形の「現在時」を基準にした「今に迫ってくる」が、未来の時点に
移ったと考えましょう。
[Key] I‘ll have played all of his sonatas when I perform that.
※それを演奏したら、私は彼のソナタをすべて演奏したことになります。
👉この文は I perform that の時点を基準に、「そのときまでにはすべて演奏し終わっている」
と述べているのです。
① I‘ll have finished unpacking by noon. <荷ほどきは昼までには終わっているでしょう。> – noon に「ピン」を打ち、その時までには。 |
② You‘ll have received your test results by next week. <あなたは、テスト結果を来週までに受けとっているでしょう。> – next week に「ピン」を打ち、その時までには。 |
③ They will have left the office by now. <彼らは今ごろオフィスを出て行きますよ。> – will は「未来」に限らず「予測」を表します。この文は現在の状況についての予測です。 |
Lesson 166 助動詞+完了形 ② そのほかの助動詞+完了形
助動詞+完了形 ② そのほかの助動詞+完了形
※「そのときまでに」(という「ピン」打ち)が共通する意識
1. must have +過去分詞:「〜だったに違いない」
2. may have +過去分詞:「〜したのかもしれない」- それ以前の出来事について
3. should have +過去分詞:「〜するべきでした」(後悔)「〜だったはず」
4. cannot have +過去分詞:「〜だったはずがない」-可能性の強い否定
5. to 不定詞+完了形:(その時までに)〜して
[Key] I must have left it in the car.
※私はそれを車の中におき忘れたにちがいありません。
👉この must have +過去分詞「〜だったにちがいない」も頻繁に使われます。
完了形は「そのときまでに」。現在までの時点で何かが起こったと、確信しているのです。
① They may have used a different route. <彼らは違ったルールを使ったのかもしれません。> – may が完了形と結びつき、それ以前の出来事について「〜したかも知らない」。 |
② I should have brought more cash.-「〜すべき」(後悔) <私はもっと現金を持ってくるべきでした。> ▶︎ That should have been the correct answer. -「〜であるはず」 <それが正解だったはずです。> – should には「〜すべき」「〜であるはず」の2つの意味がある。それぞれに対応する完了形バージョンを覚えておきましょう。 |
③ He cannot have wanted to do that. <彼がそうすることを望んだはずはありません。> – cannot は「〜するはずがない」。可能性の強い否定です。完了形と結びつき「〜したはずはない」 |
④ Sorry to have kept you waiting. <お待たせしてすみません。> – 完了形は、to 不定詞 と結びつくこともあります。もちろん意味は「そのときまでに」。 この文は「これまでお待たせして」ということ。時系列をしっかり述べたい時に使われます。 |
これで、「助動詞+完了形」について終了です。
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