副詞③〜「時」

副詞の3回目。
副詞①「基礎編」で、
副詞をその意味で、大きく5種類に分類しました。
▶︎「場所」「時」「様態」「頻度」「程度」

今回は、
そのうちの、
「時」を取り上げます。

「時」を表す副詞

・「時」を表す副詞は、
その「動作」がいつ行われるのか、または
その「状況」がいつのことなのか、を示すものです。

▶︎1語で「時」を示す副詞には下記のようなものがあります。
・now:今
・then:その時
・today:今日
・yesterday:昨日
・tomorrow:明日
・tonight:今晩
〜などがあります。

▶︎前置詞などの組み合わせで、2語以上で「時」を示すこともできます。
・at +時間:〜時に
・until +時間:〜時までに
・for +時間:〜(時)間<期間を示す表現>
・last Sunday:先週の日曜日
→last +時「この前の[時]」
・this year:今年
→this+時「今の、この[時]」
・every day:毎日
→every+時「毎〜」
などの組み合わせで様々な「時」を表現をすることができます。

「時」に関する表現についてもっと詳しく確認したい方は、
下記をクリックしてご覧ください。

「時」をさらに詳しく表現する場合

▶︎「時」を「さらに詳しく」言いたい場合は、
「場所」の時と同じように「より小さい時の単位」から先に表現します。

ex.1 Let’s meet at nine tomorrow morning.
(明日の朝9時に会いましょう。)
👉at nine と先に「具体的な時刻」を言い、その後に
さらに tomorrow morning とそれより「大きい時の単位-明日の朝」で説明を加えます。
・(at) nine < tomorrow morning

ex.2 My haiku class takes place at 6:00 every Wednesday evening.
(私が行っている俳句のクラスは毎週水曜日の晩6時に行われます。)
👉at 6:00 と先に「具体的な時刻」を言い、その後に
さらに every Wednesday evening とそれより「大きい時の単位」で説明を加えます。
・(at) 6:00 < every Wednesday evening

「時」の副詞を置く場所

▶︎「場所」と「時」を表す部分(副詞)は、
「様態」「程度」「頻度」を表す副詞と違い、
文を成立させる5つの「成分」として扱われるのが普通です。

5つの成分とは

▶︎英語の文は、基本的に5つの成分からできており、置く順番も決まっています。
※5つの成分とは、
①主語(「~は」にあたる部分。文の主体)
②動詞(動作や状態を表す。)
③動詞を補足するもの(目的語や、形容詞、副詞、補語なども含めます。ない時もあります。)
④場所
⑤時
の5つです。

置く順番も①~⑤の順番です。
③④⑤は、出てこない時もありますが、
基本的には①②(主語と動詞)は、文章の中にあります。

①「主語」+②「動詞」+③「補足するもの」+④「場所」+⑤「時」

👉「副詞①〜基礎編」でも取り上げたように、
副詞の修飾の仕方は、前置方法と後置方法が基本なのですが、
「場所」と「時」の副詞を置く場所に関しては、
この順番が基本となります。

「時」を表す副詞は⑤の場所に、文末に置く

▶︎「時」を表す副詞は、
5つの成分では、上記の⑤の場所に、文末に置くことになります。

👉⑤の場所とは、
④「場所」の後です。
上記の①〜⑤の順番でもわかるように、「時」を表す部分は、
④「場所」▶︎⑤「時」の順番で、「場所」を示す部分の後にきます。

ex.1 They played catch in the park yesterday.
(彼らは昨日公演でキャッチボールをしました。)
👉これを①〜⑤の成分で表記すると
[They ①]+[played ②]+[catch ③<目的語>]+[in the park ④]+[ yesterday ⑤]
となり「時」を示す部分が、④の「場所」の後にやってきます。

ex.2 Ken went to Sapporo last summer.
(ケンは去年の夏札幌に行きました。)
👉これを①〜⑤の成分で表記すると
[Ken ①]+[went ②]+[to Sapporo ④]+[last summer ⑤] となり
「時」を示す部分が、④の「場所」の後にやってきます。
※ここでは③の「補足するもの」がありません。(動詞が自動詞です)

ex.3  Emi will play basketball tomorrow.
(私たちは明日バスケをするつもりだ。)
👉これを①〜⑤の成分で表記すると
[Emi ①]+[will:助動詞]+[play ②]+[basketball ③]+[tomorrow ⑤] となり
④の「場所」の部分がなく、③の「補足するもの」の次に、「時」を示す部分が来てます。
※助動詞 will が「動詞」に意味を加えるために、その前に置かれています。

「時」を示す部分は、文頭に置くこともある

▶︎「文末」に置かれることが多い「時」を示す部分ですが、
それを「文頭」に持って来ることもできます。

ex.1  Last week Bob went hiking.
(先週、ボブはハイキングに行きました。)
👉「一般的な」形は、”Bob went hiking last week.” ですが、
「時」を表す last week が文頭に移動しています。

前に置くと、「限定」(前置方法)

▶︎副詞①でも②でも取り上げましたが、
英語では、「前に置くと【限定】」するという修飾のルールがあります。
そのため、
ex.1 でも「先週は」と限定しているので、
その後に、例えば
・今週は・・・・する、とか
・いつもハイキングなどはしないのだが、とか
・いつもはキャンプをするのだが、
などのニュアンスが入ってくるのです。

◎よく、「前に持ってくると強調」などという説明する人も
いますが(それでも間違いではありません)、正確に言うと、
「前に持ってくると限定」という英語の基本的な修飾ルールがそこに働いている
ということを確認しましょう。

今回は、ここまで。

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