24-ラジオ英会話 「時表現の役割」のまとめ

1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、まとめています。

11月からは、「時表現」について学習し、
第 1 週では「時表現の役割」について放送されたので、それをまとめました。

「時表現の役割」のまとめ

時表現は、ほとんどの文に現れる頻用l表現。しっかり理解すれば、文の意味をとらえる
解像度が上がり、さらに自信を持って英会話ができることを目指し、頑張りましょう。

今回は、「時表現の役割」についてです。

Lesson 141 時表現の役割 ① 命令文の基本

時表現の役割 ① 命令文の基本 (動詞原形の使い方1)
※命令文:主語がなく、動詞は原形
▶︎その出来事を時間軸上に位置付けることができないため。
◎英語表現の特徴
「現在形」「過去形」などの時表現は、出来事をその時に起こった事実として時間軸の上に
位置付けます。命令文の「内容」はまだ起こっていないため、時表現を付与することが
できず、動詞原形とならざるをえないのです。
▶︎「命令文の高圧さ」:命令文は裸の述語を「〜する!」と相手にぶつける形。
「上から下へ」のたいへん高圧的に響く形であり、不用意に使うことはできません。

[Key] Please show me that thing.
※それを私に見せてください。
👉この文は「命令文(〜しなさい)」。高圧的な命令文も、please をつければ懇願のニュアンス
が加わり、途端に使い勝手がよくなります。

Slow down. <速度を落として。>
Come over here. <こっちに来て。>
Keep it to yourself. <秘密にしておいて。>
  -どれも命令文。「動詞原形」で始めてください。
Please take off off your shoes. <靴を脱いでください。>
    Sign here, please. <ここにサインしてください。>
  – please の位置は、文頭・文末どちらも可能です。
Take it easy. <気楽にね。>
Try this apple pie. <このアップルパイを試してみて。>
– 命令文は相手に利する内容である場合、とても温かい心情を運びます。命令文の高い圧力が、
熱心なおすすめにつながるからです。

 

Lesson 142 時表現の役割 ② 命令文のバリエーション

時表現の役割 ② 命令文のバリエーション (動詞原形の使い方 2)
※命令文:主語がなく、動詞は原形
▶︎その出来事を時間軸上に位置付けることができないため。
◎命令文のバリエーション
[1] 禁止の命令文:Don’t 〜. ▶︎強調形 Don’t ever 〜. Never 〜.
[2] you を使い対象の明確化:Don’t you 〜. <非常に強い禁止>
[3] 文頭に you を加える:You, 命令文.
[4] 強調の do を文頭に置く:Do + 命令文.

[Key] Don’t blame me for something he did.
※彼がしたことで私を責めないで。
👉 Don’t 〜. は、You mustn’t 〜, と同等の強い禁止表現です。

Don’t ever [ Never ] do it again. <二度とそれをするな。>
every, never を使ったこの形は、Don’t 〜. を使うよりも、さらに強い禁止。
Don’t you do it! <お前はそれをやってはダメだ!>
Don’t you ever come back! <お前は二度と戻ってくるな!>
– you を使い対象を明らかにすることによって、「非常に強い禁止」
You, stay where you are! <君、その場にいなさい!>
こちらは、you を文頭に用いた例。
Do visit us more often. <ぜひもっと頻繁に来てください。>
Do be more careful. <もっと注意しなさい。>
– 動詞の前に do を置いて強調する形。

Lesson 143 時表現の役割 ③ 「提案・要求」などの内容を表す節

時表現の役割 ③「提案・要求」などの内容を表す節 (動詞原形の使い方 3)
※「提案・要求」などを表す動詞に後続する節では…
動詞の原形あるいは、「should + 動詞の原形」となります。
▶︎「提案・要求」する内容は「実現していない」ことだから、命令文同様、起こっていない
内容は、時間軸上で事実として位置づけることはできないから。
◎「提案・要求」などを表す動詞等
[1] 動詞:recommend, suggest, propose, insist
[2] 原形を求める表現:It’s important / essential that 主語+動詞原形+〜.

[Key] I recommend that you eat at their sushi bar.
※私は、あなたが彼らのすし屋で食事をすることをおすすめします。
👉 recommend の内容を that 節で展開するレポート文。「実現していない」ことを
意識しながら動詞原形を用います。

① I suggest you stay at the Hotel New Onishi.
<ホテル・ニューオーニシ に泊まってはどうでしょう。>
– suggest 〜 は気軽な提案。その内容は実現していないため、動詞原形を用います。
② I propose / insist that we take a break.
<私は、私たちが休憩をとることを提案 / 要求します。>
– propose、insist の内容にも動詞原形。
It’s important [essential] that he be on time.
-「〜することが重要・大切」と、行う必要のあることを述べる際は、まだ実現していないため動詞原形を用います。

これで、「時表現の役割」について終了です。

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