1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、
それでは 8 月の第2週に放送された「must」についてです。
助動詞「must」のまとめ
・ 8月号では、助動詞を扱ってきました。
may の次に must を扱っていますので、それについてまとめました。
Lesson 87 must の高い圧力 ①ー義務
must の高い圧力 ①ー義務
※ must のイメージ▶︎「高い圧力」
◎「義務」:抗しがたい圧力が、「義務」につながる。命令文と等価の強さが感じられる。
[Key] You must remember that.
※あなたは、それを覚えておかなくてはなりません。
👉 You must 〜 は相手に高い圧力をかける「〜しなくてはなりません。
① You must be patient. <あなたは、辛抱強くなければなりません。> You must practice hard. <あなたは、一生懸命練習しなければなりません。> You must stay calm. <あなたは、平静さを保たなければなりません。> – 主語の you に圧力をかけます。 |
② You mustn’t smoke here. <ここでタバコを吸ってはいけません。> You may not smoke here. <ここでタバコを吸ってはいけません。> – mustn’t は「〜してはいけません」 Don’t 〜 と同等の強さを持つ禁止。「絶対ダメ」 may not は「公的な禁止」▶︎どちらも「強さは同じ」 |
③ You must try this apple pie. It’s great. <このアップルバイを食べてみなくちゃ。美味しいよ。> - must の「高圧」も、相手に利する申し出なら「強いおすすめ」に。好意的に響きます。 |
Lesson 88 must の高い圧力 ②ー強い確信
must の高い圧力 ②ー強い確信
※ must のイメージ▶︎「高い圧力」
◎「強い確信」:「高い圧力」が間違いようのない結論に向かう確信につながる。
[Key] You must be having second thoughts.
※あなたは、考え直しているにちがいありません。
👉この文の must は「強い確信(〜にちがいない)」。be having second thoughts(考え直
している)ということ。
◎ must が表す確信は、「A、B、C の次は D にちがいない」といったレベルの、間違いようの
ない確信。相手の言動・所作からそう結論せざるを得ない、という意識。
① He must be happy. <彼は、うれしいにちがいありません。> He must be out of his mind. <彼は、気がおかしくなっているにちがいありません。> He must be tired. <彼は、疲れているにちがいありません。> – 基本的な例です。 |
② There must be some mistake. I didn’t order any pasta. <何か間違いがあるにちがいありません。私はパスタを頼んでなんかいません。> –「ちがいない」の must は、なぜそうした結論に至らざるを得ないのか、その理由を 伴うことがあります。 |
③ It’s labelled “urgent.” It must be important. <「緊急」というラベルが貼ってあるよ。重要なものにちがいありません。> – これも、②と同じように、「その理由」を伴う例。 |
これで、助動詞 must のまとめ終了です。
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