前回、
「次回から、疑問詞1つ1つをさらに具体的に
取り上げます。」
と言いましたが、その前に、
WH疑問文の答え方についてお話します。
WH疑問文に対する答え方
基本的に、
WH疑問文の答え方は、たずねる文を見ると
自動的に決まるように、
なっています。
よく、「Yes / No Question は答えられるけど、
WH Question は分からない」という生徒がいますが、
それは、質問の文をよく見ていない(聞いていない)だけ
です。落ち着いて考えれば大丈夫です。
2、3例を挙げてみますね。
例1 What is this?
→ It is a box.
例2 When did you get this game?
→ I got it( this game の代名詞 ) last Sunday.
例3 What was Ken doing in the library then?
→ He was studying Japanese history there.
それぞれの太字やアンダーラインは
下記の部分につけています。
※赤線:主語
・黄色線:動詞
・太字:WH疑問詞
例1を解説すると
・主語の this が、代名詞に変化して it
・動詞の is は、そのままで is
・求める情報が a box
→ Q: It is a box. (It’s a box.) となります。
例2を解説すると
・主語の you が、答える側の I に変化する
・did(過去を示す)とget があるので、過去形の got にする
・受け答えで同じものは代名詞にする ( this game → it に)
・求める情報(「時」)が last night
→ Q: I got it last night.
例3を解説すると
・主語の Ken が、代名詞に変化して He
・過去進行形で聞いているので、過去進行形で
・求める情報(「動作」)が study Japanese history
→これを過去進行形に
・受け答えで同じ部分のものは代わりの表現に ( in the library → there に)
→ Q:Ke was studying Japanese history there.
ここからすると
答え方の4つのルール
があることが分かります。
まずは、主語について
①主語を代名詞にすること
動詞については
②たずねる文を見て、「時」に注意して
動詞をその「時」に合わせた形にすること
※たずねる文の “did / does” や 助動詞、進行形、
現在完了形を見て、その表現と同じにします。
受け答えで同じ表現、部分は、
③繰り返しにならいないように代わりの言葉にすること
※代名詞や、場所の代わりの言葉 (there) や時の代わりの
言葉 (then) などを使います。
最後に
④求める情報(新しい情報)を加える
とできあがります。
この4つのルールに合わせて
英文の「主語」+「動詞」~ の
基本文型に沿った語順にしていきます。
ということで
答え方についてのお話はこれで終わりです。
「WH疑問文」の「基礎編」は「①」から「④」まであります。
どうぞ、下記の中で興味ある記事にクリックしてお読みください。
WH疑問文について〜①基礎編その1WHって?
WH疑問文について〜②基礎編その2WHと5つの成分
WH疑問文について〜④「疑問文」とその「答え方」の確認
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