1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、まとめています。
11月からは、「時表現」について学習し、
第 1 、2 週では「現在形」について放送されたので、それをまとめました。
「現在形」のまとめ
・ 時表現は、ほとんどの文に現れる頻用l表現。しっかり理解すれば、文の意味をとらえる
解像度が上がり、さらに自信を持って英会話ができることを目指し、頑張りましょう。
今回は、「現在形」についてです。
Lesson 144 現在形 ①「広く一般的な内容」を表す
現在形 ①「広く一般的な内容」を表す
※現在形:「身の回り」感覚を伴い、出来事を現在時に位置付ける
▶︎その代表的な1つが「広く一般的な内容」を表す
ー今を含め、過去から(おそらく未来も) 話し手を広く覆う状況を表す
[Key] What do you do for a living?
※あなたはどんな仕事をしているのですか?
👉この文は「何をやっているのか」ー「ふだん・習慣的にやっていること=職業」を
たずねています。
◎英語の時表現◎
動詞の表す行為が「いつ起こった・起こっているのか」ー「時」を指定します。
「指定ルール:指定は前に置く」により、
動詞hの選定の前に、「時表現」が決定しています。
※日本語の「時表現」が文末に置かれるのとは対照的です。
① I work in marketing. <私はマーケティングの仕事をしています。> I own a restaurant. <私はレストランを所有しています。> I write novels. <私は小説を書いています。> – What do you do? に対する応答。「広く一般的な内容」を意識しましょう。 |
② I live in Tokyo. <私は東京に住んでいます。> I have two dogs. <私は犬を2匹飼っています。> -「広い範囲」で成り立つ現在の状況。 |
③ I work out twice a week. <私は週に2回運動します。> I leave home at 6:30 a.m. <私は午前6時30分に家を出ます。> – 習慣的な内容も「広く一般的な内容」 |
④ Cats are mammals. <ネコは哺乳類です。> – 科学的・数学的事実は現在形。「j広く一般的に成り立つ」からです。 |
Lesson 146 現在形 ② 現在の「思考・感情・知識」
現在形 ② 現在の「思考・感情・知識」
※現在形:「身の回り」感覚を伴い、出来事を現在時に位置付ける
▶︎今回は、現在の「思考・感情・知識」
ー現在の「身の回り」のイメージが、主語の思考・感情・知識に包まれているのです。
[Key] They think I’m a strange guy.
※彼らは、私が風変わりな人間だと思っています。
👉「思っている」という日本語訳から (×) They’re thinking 〜. としないこと。
ある考えや印象が主語を包んでいることを意識して現在形を使います。
① I believe you are correct. <私は、あなたが正しいと信じています。> I imagine [ suspect / suppose ] you are correct. <私は、あなたが正しいと信じています。> – 思考系動詞は現在形で「思う」を表現します。 |
② What do you think? [How do you feel?] <どう思いますか。> – 疑問文の例。think, feel を現在形で使います。 |
③ I like / love / hate his T-shirt. <私は、彼のTシャツが好き / 大好き / 大嫌いです。> – 現在の感情を表す場合、現在形を使います。その感情に包まれている感覚。 |
④ Everyone knows / acknowledges / realizes / recognizes / understands that. <誰もがそれを知って / 認めて / 気づいて / わかって / 理解していますよ。> – 現在の知識・認識も現在形。 |
Lesson 147 現在形 ③ 宣言・実演
現在形 ③ 宣言・実演
※現在形:「身の回り」感覚を伴い、出来事を現在時に位置付ける
▶︎今回は「宣言・実演」
ー「謝罪します」「感謝します」「約束します」のような「宣言」は、その行為が、発言
とともに身の回りに形づくられるからです。
ー 同じように「実現」も、その発言と同時に出来事が「身の回り」で起きています。
[Key] I apologize for being so rude to you the other day.
※先日あなたにたいへん失礼なことをして、申し訳ありません。
👉 行為と言葉が二人三脚で進んでいきます。I apologize ということによって「謝罪」が
形づくられていきます。
① I promise! <約束します!> – 言葉と同時に「約束」が形づくられる、「身の回り」感覚を大切にしましょう。 |
② I appreciate it. <感謝します。> – 言葉とともに「感謝」が形づくられます。 |
③ I agree. <賛成です。> / I disagree. <反対です。> – 言葉と同時に「同意」「不同意」。 |
④ First, I turn the dial like this, and then I press the start button. <まずダイヤルをこんなふうに回します、それからスタートボタンを押します。> – これは「実演」の例。ここでは相手に見せながら、電子レンジの使い方を説明しています。 |
Lesson 148 現在形 ④ 未来を表す副詞節
現在形 ④ 未来を表す副詞節
※現在形:「身の回り」感覚を伴い、出来事を現在時に位置付ける
▶︎今回は「未来を表す副詞節」
ー「未来を表す副詞節では現在形を用いる」:それが「前提」となっていて、それが起こっていると見なしているため。
◎副詞、副詞節とは◎
名詞以外を修飾する要素を「副詞」と呼びます。
when 以下は「文」を修飾するから「副詞」。節の形式を持つため「副詞節」です。
[Key] I’ll call you again when I arrive at the airport.
※空港に着いたらまたあなたに電話をしますね。
👉 when I arrive at the airport は、I’ll call you again を説明する副詞節。
厳密に言えばこれから起こることを述べていますが、使われている動詞は arrive – 現在形です。
それは「空港に着く」が「前提」になっているから。それが起こっていると見なしているため
現在形が使われているのです。▶︎ will や be going to など未来表現が使われないのも、「空港に
到着するだろう」といった推測の意味が含まれないためです。
① I’ll let you know as soon as I arrive. <到着したらすぐに連絡しますね。> – as soon as 〜は「〜するとすぐ」。「到着したらすぐ」と到着が前提となっているため、 arrive は現在形。 |
② Ask me before you use my stuff. <私のものを使う前に私に聞いてくださいね。> Please tidy up after you eat. <食べた後はきれいに片づけてくださいね。> – before, after の後ろの節も「前提」なので現在形。 |
③ I’ll call you as soon as I‘ve done my homework. <宿題が終わったらすぐにあなたに話しますね。> -「前提」には現在完了形も使われます。その状況が「完了」したことが前提となっています。 |
これで、「現在形」について終了です。
コメント