関係代名詞 which の目的格の2回目です。
関係代名詞は、
何らかの「名詞」に「文の形で説明を付け加える」役割をしているので、
場合によっては、「2つの英文」を1つにすることもできます。
そのパターンを考えてみましょう。
2つの文を1つにする関係代名詞
問題形式で説明します。
以下のそれぞれの2つの英文を関係代名詞 which 目的格を用いて、1つにしなさい。
① I’ll show you some pictures. I took them in Korea.
② Has Ken found the key? He lost it.
③ The concert wasn’t very much fun. We went to it last night.
ポイント1
・「しっぽのある名詞(先行詞)」を見つけ出すために、まず2つの英文の中で同じ「もの」
を見つけ出します。
①では some pictures と them
②では the key と it
③では the concert と it
が同じ「もの」であることは、英文の意味を考えるとわかります。
ポイント2
・代名詞がある英文が(①では them、②では it、③では it ーどれも「目的語」で「目的格」であることにも注目)が、「しっぽのある名詞」の「しっぽ:説明」となります。
・「しっぽのある名詞(先行詞)」が「もの」であり、代名詞が「目的格」であることを確認し、関係代名詞 which(目的格)で説明をつなげます。
①・・・「しっぽのある名詞」=some pictures、「しっぽ」= I took them in Korea.
☞ them の代わりに関係代名詞 which 目的格を用います。
☞ some pictures I took which in Korea
☞ 関係代名詞は、「説明の文」の一番前に移動させ、「しっぽのある名詞」を完成させます。
☞ some pictures which I took in Korea
②・・・「しっぽのある名詞」=the key、「しっぽ」= He lost it.
☞ it の代わりに関係代名詞 which 目的格を用います。
☞ the key he lost which
☞ 関係代名詞は、「説明の文」の一番前に移動させ、「しっぽのある名詞」を完成させます。
☞ the key which he lost
③・・・「しっぽのある名詞」= the concert、「しっぽ」= We went to it last night.
☞ it の代わりに関係代名詞 which 目的格を用います。
☞ the concert we went to which last night
☞ 関係代名詞は、「説明の文」の一番前に移動させ、「しっぽのある名詞」を完成させます。
☞ the concert which we went to last ngiht
ポイント3
・それぞれの「しっぽのある名詞」を、それぞれの文の部分に戻します。
①では、I’ll show you の「目的語」の部分に
②では、Has Ken found の「目的語」の部分に
③では、「主語」の部分に
「しっぽのある名詞」を置きましょう。
<解答>
① I’ll show you some pictures which I took in Korea.
→ I’ll show you 目的語.
(私は韓国で撮った写真をいくらかあなたに見せましょう。)
② Has Ken found the key which he lost?
→ Has Ken found 目的語 ?
(ケンは自分が無くした鍵を見つけましたか。)
③ The concert which we went to last night wasn’t very much fun.
→ 主語 wasn’t very much fun.
(私たちが昨夜行ったコンサートはあまり楽しくなかった。)
今回はここまで。
「関係代名詞について〜which目的格」は「①」から「③」まで
あります。下記にリストアップしてますので、興味のある方は
どうぞクリックしてお読みください。
which目的格①基礎編
which目的格③英作文のポイント
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