1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、
それでは 9月の第4週 に放送された「形容詞修飾」についてです。
形容詞修飾
・ 9月号では、説明ルールを扱ってきました。
この州では「形容詞修飾」を扱っていますので、それについてまとめました。
Lesson 116 形容詞修飾 ①ー「これから・進む」が感じられる形容詞と to 不定詞
形容詞修飾 ①ー「これから・進む」が感じられる形容詞と to 不定詞
※形容詞の中には to 不定詞と相性のいいものが多数ある。
– to 不定詞には「これから・進む」のニュアンスがあるので、特に「これから・進む」が
感じられる形容詞と相性(コンビネーション)が良い。
◎ 形容詞+ to 不定詞:これも「説明ルール」形容詞の内容を to 不定詞が説明
[Key] I’m ready to receive your orders.
※私はあなたの指示を受ける準備ができています。
👉この文の ready には「これから何かをする・どこかに進む – 準備ができた」という意味の
形容詞。そのため、矢印のイメージをもち、「これから・進む」が感じられる to 不定詞と相性
がよくなるのです。
※もちろんこのコンビネーションも「説明ルール」が生み出しています。ready の内容(何を準備
するのか) をto 不定詞が説明しています。
① He’s keen / eager to begin. <彼は始めたがっています。> – keen「切望して」eager「うずうずして」の内容を to 不定詞以下が説明しています。 |
② I’m happy to give you a hand. <喜んでお手伝いします。> I’m willing to give you a hand. <お手伝いしてもかまいません。> – happy to は「これから行うことを – 喜んでする」willing to は「これからすることを – いとわない・かまわない」happy ほどの進んでやりたい気持ちはありません。 |
③ Be careful not to leave anything behind. <何も忘れないように気をつけないさい。> - careful も to 不定詞と相性が良い。not to 〜 は「〜しないように」 |
Lesson 117 形容詞修飾 ②ー可能性・傾向を表す形容詞と to 不定詞
形容詞修飾 ②ー可能性・傾向を表す形容詞と to 不定詞
※可能性を表す形容詞も to 不定詞といいコンビネーションをつくる。
( sure / certain / likely / unlikely / bound)
※傾向を表す形容詞も to 不定詞との相性がいよい。
( inclined / liable)
[Key] She’s sure to do a good job.
※彼女は、きっといい仕事をするだろう。
👉 sure + to 不定詞は「必ず〜する」「これから」ある状況に向けて進むと確認しているため、
矢印のイメージを持ち、「これから・進む」が感じられる to 不定詞と組み合わされるのです。
① It’s sure / certain / likely / unlikely to rain. <雨が、きっと降ります / きっと降ります/ 降りそうです / 降りそうもあrません。> – どれも「可能性」を表す形容詞で、to 不定詞といいコンビ。certain は客観的な確実性を感じられる表現。likely は「〜しそう」unlikely はその逆で「〜しそうにない」 |
② The five o’clock train is bound to be packed. <5時の電車は、きっと混んでいます。> – bound to 〜は「〜以外に行きようがない→きっと〜する」 |
③ He’s inclined to waste money. <彼は、浪費しがちです。> People are liable to gossip. <人は、とにかくうわさしがちです。> -「傾向」を表す形容詞。inclined「傾いた→〜しがち」liable「縛ることができる→そちらに進む強い傾向」 |
Lesson 118 形容詞修飾 ③ー難易を表す形容詞と to 不定詞
形容詞修飾 ③ー難易を表す形容詞と to 不定詞
※難易を表す形容詞(hard, easy など) も to 不定詞で説明することができる。
◎この文の特徴的な形に注意!
– 「to 不定詞の空所(⬜︎) が、主語と一致する」ことに気をつけましょう。
[Key] The movie is a bit hard to follow ⬜︎. ※ ⬜︎ = the movie
※この映画は、理解するのにちょっと難しいのです。
👉 follow の目的語が⬜︎ となっており、その空所が主語の the movie と一致していて、
follow the movie という意味関係を作っています。「この映画はどういった映画なのか」に焦点が当たる文。
① He’s easy / difficult / tough / impossible to please ⬜︎ . ※ ⬜︎ = he . <彼は、喜ばせるのが簡単な / 難しい / 大変な / 不可能な 人です。> – 難易を表す形容詞の例。please の目的語の位置に ⬜︎があり、主語と一致します。 |
② She is pleasant to talk to ⬜︎. <彼女は、話していて感じがいい。> That’s good to hear ⬜︎. <それは聞けてよかった。> – この形は「難易」だけでなく、「印象」を表す形容詞でも使えます。 |
③ He’s annoying to be around ⬜︎. <彼は近くにいてうっとうしい人です。> He’s boring to be with ⬜︎. <彼は、一緒にいて退屈です。> – この形は、動詞 -ing形から派生した形容詞とも相性が良い形。感情を表す動詞の -ing形は、 annoying、boring のように、印象を表す形容詞だからです。 |
これで、形容詞修飾 について終わります。
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