1/13の『高校生から始める「現代英語」』を聞いての勉強内容です。
🔴 「現代英語」では、 Lesson ごとのテーマがあり、Part 1 では ニュース英文の理解、そして Part 2 では学んだ英文の反訳トレーニングをするという構成をとっています。 |
Lesson 28 Afghan govt falls as Taliban forces enter Kabul – Part1
Opening その他で
Hannah Grace の部分だけピックアップしました。
● Opening
– Hi, I’m Hannah Grace. Thanks for joining us.
● News の英語を聞く
– Let’s listen to today’s news.
● 解説が終わり、もう一度 news を聞く
– Now let’s listen to the news again.
● 最後に
– Thanks for joining us today.
ニュースに関わるアフガニスタンの簡単な状況説明
①1996年から〜
・タリバンはアフガニスタンの大部分を支配し、イスラム法の厳格な法解釈を施行
②2001年
・アメリカの同時多発テロの後、タリバンは事件の中心人物の引き渡しを拒否
⇨アメリカ軍などによる侵攻を受け、タリバン政権は崩壊
③2021年8月
・アメリカ軍撤退
⇨それに伴い20年ぶりにタリバンがアフガニスタンを支配することとなった
Words and Phrases
① insurgent
👉 surge している(立ち上がっている)者、反乱者、反乱勢力の1人
▶︎ The insurgents have reached Kabul
「この反乱勢力はカブールに到達しました」
② flee
👉 fled は flee の過去分詞形。
– flee は、捕まる前に素早く「〜から逃げる」、「危険から逃げる、逃避する」
▶︎ President Ashraf Ghani has fled the capital.
「アシュラフ・ガニ大統領はこの首都から逃げました」
③ bloodshed
👉 blood を shed すること – 「流血」「殺害」
▶︎ he had left his country to avoid bloodshed.
「彼 (ガニ大統領)は、流血を避けるために(すでに)この国を去った」
④ footage
👉(撮影された)映像(の1シーン)、動画
▶︎ Footage from Al Jazeera
「アルジャジーラからの映像」※Al Jazeera は中東の衛星テレビ局
⑤ armed
👉 arm(武器)を持った、武装した
▶︎ Footage from Al Jazeera shows armed Taliban fighters
「アルジャジーラからの映像は – 武装したタリバン戦闘員たちが映っています」
見出し Afghan govt falls as Taliban forces enter Kabul
🔴普通の文にすると
The Afghan government has fallen as Taliban forces have entered Kabul. ◎アフガニスタンの政府は崩壊しました、タリバン軍が(首都)カブールに入った(進攻した)中で。 |
【ポイント】
① govt は government を略した書き方。
Afghan govt は、正式には “The Afghan government” となります。
② falls は has fallen を簡略化したもの。
③ as は、as の前後の2つのことが同時に起きていることを示します。
-1つが「アフガニスタンの政府が崩壊した」こと。
– もう1つが「タリバン軍がカブールに進攻した」ことです。
※ Afghan は「アフガニスタンの」という形容詞
解説の中でチェック!
【導入部】
🟠 We start with the latest news from Afghanistan, where Taliban
forces have declared victory in their war against the government.
◎主語は We 動詞は start で、基本的には SV の文型。
あとは、with the latest news に関する説明が加えらているだけです。
▶︎ニュース番組で、アナウンサーが番組を始める時の言葉
– We start (this program) with the latest news from Afghanistan. が
元の形。
▶︎ the latest は「最新の」- the latest news「最新のニュース」
▶︎ where は、直前の Afghanistan を受け、そこでの状況を後続する文で
説明しています。
▶︎ declare victory は「勝利を宣言する」
【情報3】の後半
🟠 It is uncertain whether the Taliban’s harsh rules, such as a ban
on women working and receiving education, will be reimposed
once they have re-established full control of the country.
◎ It is uncertain whether 〜. の文で、
whetherから後ろの節の内容が、「〜かどうかははっきりしません」という形。
<whether 節 の中>
・主語:the Taliban’s harsh rules
⇨主語の説明 (rules の説明)が、such as ban on 〜
・動詞:will be reimposed
※once は接続詞で、「いったん they have re-established 〜 したら」となります。
▶︎ harsh は「厳しい」- the Taliban’s harsh rules「タリバンの厳しいルール」
▶︎ rule には「ルール」「規則」のほかに「支配」「統治」という意味もあり。
ここでは「ルール」で、どんなルールかを具体的に..
a ban on women working and receiving education と例を挙げて説明してます。
「女性が〜することと〜を受けることの禁止」
▶︎ re- は「再び」という接辞。
reimposed 「再び impose(課する、押しつける」
re-establish「再び確立する」
Things You Should Know
ニュースでは、terroristなどの感情的な言葉が使われなくなりつつある |
※今週の導入部です。
The insurgents have reached Kabul, and President Ashraf Ghani has fled the capital. ※ the insurgents 「この反乱勢力」 – 1つ前の文にある “Taliban Forces” を言い換えたもの |
👉テロに関する英語圏での報道では
terrorist のような主観的・感情的な単語を避けて、できるだけ客観的•中立的で
あることを目指しています。
⇨何らかの組織に terrorist や fundamentalist(原理主義者[的な])や extremist
(過激派[の] )というレッテル貼りは減り、代替表現かあるいは具体的事件に
即して suicide bomber(自爆犯) のように説明します。
【 terrorist という単語の変遷】 ①以前は… ▶︎政治的理由での爆破事件などについて、報道では実行組織を指して “terrorists” という言葉がよく使われていました。 ②その後、terrorists の代わりに… ▶︎ militants(強硬派)という言葉を使うことが増えました。 ※ military が militant の語源で、「fighting(戦っている)人」という意味ですが 「すぐに暴力に訴える人」という negative な意味もあり。 ③ところが、militant が何年も使われてきた結果… ▶︎ militant は terrorist の別の言い方にすぎない – と感じる人が増えてきた。 ④そこで、insurgent (反乱者)など、より中立的な表現を模索する動きも。 |
👉 terrorist のような言葉をできるだけ使わない方針を初期に打ち出した
メディアの1つは、BBC。
※多くの犠牲者を出し、最終的には和平協定が結ばれた北アイランド紛争が教訓
👉 terrorist が主観的な言葉であること示すためによく引用されるフレーズ。
“One man’s terrorist is another man’s freedom fighter.”
「ある人にはテロリストでも、別の人にとっては自由戦士である」
▶︎当事者と同じようにメディアも感情的な言葉使うと憎しみの連鎖が
発生しやすく、紛争をエスカレートさせる恐れがあります。
– だから、客観的で冷静な表現を使いましょう、ということ。
👉 loaded word や politically charged word
▶︎レッテルを貼ったり、何らかの「判断や感情がこもっている単語」のこと
現代の言葉 social media – 現代社会におけるインフラ
▶︎social media は文字通りには…
「社会(と交流する)媒体」「社交媒体」です。
👉日本語では “SNS” とも呼ばれますが、
略語 (元は social network services)は英語ではあまり使われません。
※ハンナさんは「SNS は和製英語です」と言っています。
◎ガニ大統領も利用していて、フェイスブックに投稿して
「流血の事態を避けるために出国することが最善だと考えた」
と説明しました。
これで、
Lesson 28 Part 1 は終了です。
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