11/4 の『高校生から始める「現代英語」』を聞いての勉強内容です。
🔴 「現代英語」では、 Lesson ごとのテーマがあり、Part 1 では ニュース英文の理解、そして Part 2 では学んだ英文の反訳トレーニングをするという構成をとっています。 |
Lesson 21 17-year cicadas emerge en masse in US-Part1
Opening その他で
Hannah Grace の部分だけピックアップしました。
● Opening
– Hi, I’m Hannah Grace. Thanks for joining us.
● News の英語を聞く
– Let’s listen to today’s news.
● 解説が終わり、もう一度 news を聞く
– Now let’s listen to the news again.
● 最後に
– Thanks for joining us today.
Words and Phrases
① large numbers of cicadas
👉数多くのセミ
▶︎ a large number of cicadas ならば
「数多くのセミ(の一群)」で、全体で1つのグループと見ています。
ここでは、a がなく、large numbers of 〜となっているので、
「そのようなセミの一群があちこちに複数ある」というニュアンス
② ring (Their loud cries are now ringing out )
👉(ベルのように)鳴る
※ ring out で「鳴り響く」「とどろく」
③ the Atlantic Seaboard
👉(アメリカの)大西洋沿岸、東海岸 [the East Cost のこと]
– そのまま読むと「大西洋の沿岸」ですが、ここではアメリカの「東海岸」
▶︎ニューヨークやワシントンがある地域のことで、代表的な言い方は
the East Coast
④ get used to 〜
👉〜に慣れる
見出し 17-year cicadas emerge en masse in US
🔴普通の文にすると
17-year cicadas have emerged en masse in the United States. ◎17年ゼミが大量に出現しています、アメリカで。 |
【ポイント】
① have emerged は、見出しでは emerge と簡略化
② the United States は、冠詞 the が省略され、さらに頭文字 US だけに
▶︎the United States はその他に、the U.S. あるいは the US (ピリオドなし)のように
頭文字だけ表現されることがあります。
③ 17-year cicadas は…
– 17年かかって幼虫から成虫になり、地域ごとに決まった周期で一斉に、しかも大量に
出現することから「17年ゼミ」と呼ばれ、北アメリカ大陸のみで出現するようです。
④ en masse (大量に)は、もとはフランス語で、”an mass” のように発音されます。
解説の中でチェック!
🟠 The species can be found in the East, South, and Midwest regions of the country.
👉この種は見つけることができます、この国の東部、南部、そして中西部(という)地方で
▶︎ species は生物の「種」です。
– 単数でも複数でも species で使います。
▶︎ can be found は「見つけられることができる」
– このセミ(17年ゼミ)を「見つけることができる」「〜で見られる/分布する」という意味
▶︎ the East は、ここではアメリカの「東部」
– 同じく (the) South は「南部」、(the) Midwest は「中西部」
🟠 〜 this year’s group could number in the several trillions
👉今年のグループの数は数兆(匹)になるうる
▶︎ could は「〜でありうる」「〜かもしれない」
-「〜できた」という意味ではありません。
▶︎ここでの number は「動詞」として使われていて、
「〜という数になる」「(数が合計で)〜に達する」という意味です。
▶︎ in the several trillions は、
in the range of several trillions (数兆という範囲の中で)という意味
🟠 It has definitely become something that is constant every day
👉それは間違いなく、毎日一定で変わらないものになっています
▶︎ it has は「話し言葉」では、it’s と短縮されることが多く、
このニュースでも it’s と言っています。
– it’s は it has と it is の両方の短縮形であるため、紛らわしため、ここでは
it has と明記
▶︎ constant は「一定で変わらない」「絶え間なく続く」
– ここではセミの大合唱が毎日「ひっきりなし」に続いていること
🟠 a Washington, D.C. area resident says.
👉 〜と首都ワシントンエリアのある住民は言っています。
▶︎ Washington, D.C. は
アメリカの「首都ワシントン」「ワシントンDC」です。
– アメリカ北西部にある「ワシントン州」と紛らわしいため、
はっきりと区別したいときには D.C. (the District of Columbia、コロンビア特別区)と
添えて呼びます。
▶︎ area は「〜のあたり一帯」「〜圏」で、範囲がはっきしない地域を
あいまいに指します。
🟠 the cicadas come out in these numbers
👉このセミがこれらの(おびただしい)数で出てくる
▶︎ come out は、「出てくる」「現れる」
▶︎ in these numbers は、「これらの数で」
– 「これらの数」というのは、ニュースの前半部分で出てきた
“this year’s group could number in the several trillions.” のことを
指しています。
🟠 to increase their odds of survival in the face of predators and parasites
👉捕食者と寄生生物に直面する中で生存の確率を高めるため
▶︎ odds は「(何かが起きる)確率、見込み、可能性」のこと
– ここでは their odds of survival で「セミの生存確率」のこと
▶︎ in the face of 〜で、「〜に直面する中で」
– predator は「捕食者」、parasite は「寄生生物」なので、
「捕食者と寄生生物に直面する中で」となります。
🟠 their cries will continue through the end of next month
👉それらの鳴き声は続くでしょう、来月の終わりまで。
▶︎ through the end of next month をそのまま読むと
「次の月の終わりを通り抜けて」で、「来月末まで(ずっと)」続くだろう
ということを示します。
Things You Should Know
冠詞 the は省略されることがある |
※今週のニュースでは、次のような文があります。
The species can be found in the East, South, and Midwest regions of the country.
👉 East には the がついているのに、South, Midwest にはついていません。
この文を、「正確に」書くと次のようにできます。
The species can be found in the East, the South and the Midwest regions of the country.
👉このようになるとこの文で the が5つも出てきます。
① the species
② the East
③ the South
④ the Midwest
⑤ the country
▶︎the を示さなかった部分においては、
the East の the が、South にも Midwest にもかかると文脈から解釈できるので
省略されているのです。
👉でもこのように省略した場合、意味があいまいになることもあります。
・the South, the Midwest であれば、
語頭が「大文字」であることからも、
アメリカの「南部」「中西部」を指す固有名詞であることが明確ですが….
▶︎テレビやラジオのニュースで文字を通さず、耳だけで聞く場合は、
固有名詞かどうかわかりにくくなります。
(その「方角」にある地方 – というようにも聞き取れる)
特定のものであることを示す the
この the の有無は、
・ほとんどの場合「きちんとした」理由がありますが…
・全体の数パーセントは「省略してもかまわない」ものが
あります。
現代の英語では、「the があってもなくてもかまわない」ことがかなりある |
具体的に the がよく省略される場合は下記の通り
①繰り返しを回避するため
②見出しの中での省略
③イギリス英語とアメリカ英語の違い
④リズム、個人差
など…
※しかし、
the をつける・つけないは 100パーセント厳格なものではないので、
あまり心配しすぎないでください。
現代の言葉 cicada
▶︎ cicada
・「セミ」です
👉アメリカでは、periodical cicada(周期ゼミ)が大発生する年になると話題になる
🔴locust(バッタ)を辞書で引くと
❓アメリカ英語として「セミ」と意味もあるのはなぜ?
A:アメリカ大陸に移住した人たちが「17ゼミ」に遭遇して、 それをバッタ(locust)のアメリカ種であると誤解したことから、 セミ(cicadas)を指して locust と呼びようになったようです。 |
※ただし、現代では、
locust を cicadas と混同する人は減っています。
これで、
Lesson 21 Part 1 は終了です。
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