1週間の「ラジオ英会話」の文法内容を復習として
Review をします。
それでは第 38 週 ( 1月 Week 2 )の復習です。
※1月号の「タイトル」は、「限定詞・名詞関連・接続詞のイメージ」となっていますが、
今週と来週は「名詞関連」をを扱っているので、名詞関連のReview ①とします。
名詞関連の Review ①
・ Week 38は、「人々一般」と “it” について学習しました。
【名詞関連】も、基本動詞・前置詞のように
イメージ(表現の中核的意味)をとらえることが大切 |
Lesson 186 人々一般を表す
※ one は「高尚な印象」を与える単語です。
[Key] You only live once.
※人生は一度きりです。
▶︎この文の you は、話し相手を表す you ではありません。
「人々一般」を最も広範囲に示す、気軽な表現です。
※ you だからといって、話し手を含まないわけではありません。
「話し手」を含めた「人々一般」を意味します。
① they:近隣の人々や世間一般など、ボンヤリとグループが意識されてる ※ They say life begins at 60. – They say は「〜と言われている」世間に流布した内容を紹介する決まり文句 ※ They raised the income tax again. – 警察や政府など公的な組織をボンヤリと意味することもあり |
② people:話し手・聞き手を含まない表現 – 遠目で観察している雰囲気 ※ People tend to believe stereotypes. |
③ we:話し手を含む特定のグループを意識させる ※ Do we need a visa to go there? – 2人を含む国籍・立場などのグループが意識されている ※ We believe that punctuality is very important. – we は仲間意識につながる [ ここでは、上司と部下の仲間意識・帰属意識 ] |
Lesson 187 it の基本
🔴「それ」と訳されることが多い it
▶︎日本語では言葉に表れない「受ける」意識があります。
[Key] What’s that? It’s a universal translator.
※あれは何ですか。 – 万能翻訳機です。
▶︎この応答をスローモーションで解説しましょう。
・一方、it は「それ」と訳されますが、指しているわけではありません。
相手が that で指しているものを受けて、「万能翻訳機ですよ」と答えています。
👉この場合、日本語では、相手の発言を受け一拍置いて、「・万能翻訳機ですよ」と
答えます。日本語では言葉に表れない「受ける」意識、それが英語の it です。
① 前の文脈を受ける it ※ What’s that? – It’s a wine bottle opener. ※ What’s that? – It’s a grater – it を「それ」と考えず、that で指されたものを「受ける」意識 ※ I’m really sorry. It won’t happen again. – 漠然と自分のしてしまったことを it で「受けて」います |
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② 現在の状況を受ける it の使い方 ※ It‘s a fine day today. / It‘s five o’clock now. / It’s dark here. |
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③ it を用いたよく使われる表現 ※ Let’s call it a day. [ it は「これまでの仕事内容」 ] ※ You can make it if you try hard. – make it で「成し遂げる」文脈によっては「間に合う」 ※ That’s it! [ it は「私たちの求めるもの」] / I got it.「わかりました」 |
Lesson 188 it を説明するリズム
[Key] It‘s difficult to have a restaurant in this area.
※この地域でレストランをやっていくのは難しい。
▶︎この文で話し手は、次のようなリズムで説明しています。
・そのままでは「何が」難しいのかわからないため、後ろに it の説明内容を置きます。
・それが to 以下の ”to have a restaurant in this area” の部分。
👉 it 〜 to … の形は、it の特徴的なこのリズムが生きているのです。
① it の説明のリズム その1[ that 節 ] ※ It’s surprising that you come here so often. – It’s surprising と言ってから、that 節で説明 |
② it の説明のリズム その2 [ if/whether 節, wh 節 ] ※ It‘s up to you [ if / whether ] you take this job. – if / whether 節でも it を説明できます。 ※ It‘s still not clear where he stayed that night. – wh 節でも可能 |
③ it の説明のリズム その3 [ 動詞 -ing形 ] ※ It‘s tough working with him 24/7. – 動詞 -ing形 で「実際に働いている状況」を表現しています。 |
④ it の説明のリズム その4 [ 目的語説明型でも同じリズム ] ※ I think it strange to put pineapple on a pizza. -「it = strange だと思う」 I think it strange と言ってから、to 不定詞で説明 |
Lesson 189 it を使って強調する
[Key] It was a Dutch person that □ invented the telescope.
※望遠鏡を発明したのはオランダ人でした。
▶︎この文の内容は、
it was を使って、主語の a Dutch person を引っ張り出しているのです。
あとは、何が a Dutch person なのかを that 以下で展開するだけです。
👉「it + be動詞」でお好みの要素を引っ張り出し、that 以下で残りを展開 – する形
① It was で Mary を文頭に引っ張り出す ※ It was Mary that □ broke the kitchen window yesterday. – Mary は主語 |
② It was で the kitchen window を引っ張り出す ※ It was the kitchen window that Mary broke □ yesterday. – the kitchen window は、元々目的語の位置にあったもの |
③ It was で yesterday を引っ張り出す ※ It was yesterday that Mary broke the kitchen window □. |
名詞関連の Review ① は終了!
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