1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、
それでは 9月の第1週 に放送された「説明ルールの基礎」と「文修飾」についてです。
説明ルールと文修飾のまとめ
・ 9月号では、説明ルールを扱ってきました。
ここでは「基礎」と「文修飾」を扱っていますので、それについてまとめました。
Lesson 101 説明ルールー基礎
説明ルールー基礎
※英語と日本語では、[主語を除けば]語順が反転します。
◎英語の修飾表現には「説明ルール:説明は後に置く」
[Key] The man in the brown jacket standing in front of the elevator works here.
※エレベーターの前に立っている茶色のジャケットを着た男性、ここで働いています。
👉この文の in the brown jacket 〜は、The man の後ろに配置されていますが、日本語訳では、
「〜茶色のジャケットを着たー男性」と「男性」の前。英語の修飾表現には、「説明ルール」が
あり、それが、英語の語順を生み出しています。
① The logo on your shirt is very cool. <あなたのシャツのロゴは、とてもかっこいい。> – The logo を on your shirt で説明しています。 |
② The shop next to the post office sells taiyaki. <郵便局の隣のお店では、たい焼きを売っています。> – The shop を next to the post office を説明しています。 |
③ I want something to drink. <私は何か飲み物が欲しい。> - ーthing / ーone / ーbody で終わる名詞は、漠然とした意味であるため、後ろで説明 することがしばしばあります。ここでは to 不定詞 to drink。「何かー飲むための、ですよ」 |
Lesson 102 文修飾 ①ー場所・時を示すフレーズ
文修飾 ①ー場所・時を示すフレーズ
※説明ルール:説明は後ろに置く
◎ 場所や時を表すフレーズの標準的な位置▶︎「文末」
– 場所や時のフレーズは文が描く状況が起こった場所や時を「説明する」、だから文末に置く。
[Key] We first met at an international high school in Tokyo.
※私たちは、東京のインターナショナル・ハイスクールで初めて会いました。
👉この文でも、at an international high school in Tokyo は文末。at an international high school
と in Tokyo もこの順序でなくてはなりません。an international high school を in Tokyo が
説明しているから。
① We had lunch at the mall / in the food court / on the second floor. <私たちは、ショッピングモールで / フードコートで / 2階で – ランチしました。> – 出来事を説明する意識で、場所表現を文末に置きます。 |
② I work out in the morning / on weekdays / for an hour. <私は、朝 / 平日に / 1時間 – トレーニングします。> – 時表現の位置どりも場所と同じ。出来事を説明するために文末に置きます。 |
③ I went skydiving in Hawaii last year. <私は、去年ハワイでスカイダイビングをしに行きました。> -「場所」と「時」で説明しています。「場所(in Hawaii) →時(last year)」の順になります。 |
Lesson 103 文修飾 ②ー付帯状況
文修飾 ③ー付帯状況
※ 説明ルール:説明は後ろに置く
◎ 付帯状況の with ▶︎ with が「同時性」を表し、ある状況に付帯する状況を述べます。
– 説明ルールによって、with 以下は当然後ろに置かれます。
[Key] I can do it with my eyes(=) closed.
※私は、目をつぶっていてもそれができます。
👉この文では、I can do it に with my eyes closed が、付帯しています。
この形で、特筆すべきは with のうしろ、動詞はありませんが、my eyes が 過去分詞 closed
が並べられていて、「私の目が閉じられて(いても)」と、文と等しい内容を持っています。
恋おでも説明ルールが働いておいいて、「my eyes = colsed」という意味を作っています。
① She sat with her cat (=) next to her. <彼女は、ネコを隣に置いて座っていました。> – She sat に付帯する状況を with 以下で説明。 |
② We did the work with one person (=) missing. <私たちは、ひとり欠けた状態で仕事をしました。> – We did the work に付帯する状況を with 以下で説明。 |
③ Don’t leave your desk with your computer (=) unlocked. <あなたのパソコンをロックしない状態で席を離れないで。> -「your computer = unlocked」の関係を意識して。 |
Lesson 104 文修飾 ③ー動詞 -ing形による文修飾
文修飾 ③ー動詞 -ing形による文修飾
※ 説明ルール:説明は後ろに置く
◎ 動詞 -ing 形による文修飾▶︎「〜している」を意味する動詞 -ing形ですから、基本的に
「同時進行」している状況を説明することになります。
– この形は「分詞構文」とも呼ばれ、この動詞 -ing 形を、標準的な位置である文末から、文頭に
前置きすることもあります。
ex. Holding his breath, he watched the plane taking off.
[Key} She’s in her bedroom, packing her suitcase for her big trip tomorrow.
<彼女は自分の寝室におり、明日の大旅行に備えてスーツケースに荷物を詰めています。>
👉この文は「彼女は寝室にいる」に、何をしながら七日についての説明を加えています。
① He’s on the phone, talking to his mother. <彼は電話中で、彼の母親と話していますよ。> – 同時に起こっている状況を動詞 -ing形で表現。 |
② We’re in the living room, watching a movie. <私たちはリビングで映画を見ていますよ。> -「リビングにいる」を watching a movie で説明。 |
これで、文修飾について終わります。
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