3学年の3学期に押さえたいポイント②

3学年の3学期に押さえたいポイントの2回めです。

前回は、
「ポイント1 関係代名詞の基本編」でしたので、
今回は、
ポイント2 関係代名詞 主格」について見て行きます。

ポイント2 関係代名詞(主格):who / which / that

関係代名詞が、
・どんな働きをするのか
・どんな種類があるのか
ー等については、「基本編」で述べているので、
今回は、まず
関係代名詞の「主格」の特徴について確認します。

関係代名詞「主格」の特徴

・関係代名詞の「主格」とは、
ー加えられた説明文の中で関係代名詞が「主語」の働きをする、という意味です。

ex.1 Ken has an uncle who lives in Hokkaido.
(ケンには北海道に住んでいるおじさんがいます。)

青い文字:先行詞
赤い文字:関係代名詞
黄色の下線:加えらえた説明

・先行詞 “an uncle” に
関係代名詞 who が接着剤になって、lives in Hokkaido という説明を加えています。

つまり、
an uncle he(主格) lives in Hokkaido
ーのような説明の加え方です。

関係代名詞 who は、
上の文で言うと + he  の働きをしているのです。

an uncle +he(主格)lives in Hokkaido
an uncle who lives in Hokkaido

・当然 who は「主語」の役目をするので、次に来るのは「動詞」となります。
・また「この動詞」は、「主語」や「時」に応じて、三単現の形になったり、進行形、過去形など、様々な形に変わります。

すなわち、「関係代名詞・主格」の特徴は下記の通りです。

先行詞関係代名詞・主格動詞+~
特徴 ①関係代名詞が「主語」の役目をするので、次に「動詞」が来る
②「動詞」は「主語(先行詞)」や「時」に応じて、必要な形に変化する

これに基本として、
それぞれの関係代名詞をひとつずつを例を挙げて、具体的に確認します。

who・・・「先行詞」が「人」で、「主語」の働き

例文を挙げて、確認します。

ex.2 Look at the men who are working on the street.
(通りで働いている男たちをみなさい。)

先行詞が “the men” で「」で、 加えられる説明の “are wroking ~” の「主語」となっているので、who を用います。
・the men が「通りで働ている」人たちなので、現在進行形を用いてます。
→ the men が複数形で、現在進行形なので are working となってます。
( the men + they are working on the street )

 

ex.3 Bob is a teacher who comes from Canada.
(ボブはカナダ出身の先生です。)

先行詞が”a teacher” で「」で、加えられる説明の”comes from ~” の「主語」となっているので、who を用います。
・a teacher が「カナダ出身」という説明で、主語が三人称・単数で、「現在」の文章となるので、三単現になり come from が comes from となります。
a teacher + he comes from Canada )

which・・・「先行詞」が「もの」で、「主語」の働き

・例を挙げて確認します。

ex.4  Osaka has a lot of places which are very popular among young people.
(大阪には、若者の間とても人気のある場所がたくさんあります。)

先行詞が “a lot of places” で「もの」で、加えられる説明の “are very popular ~” の「主語」となっているので、which を用います。
・a lot of places が「とても人気がある」ので、be動詞を使って表現しますが、主語が複数で「現在」の文章なので、are を使います。
a lot of places they are very popular among young people )

 

ex.5  This is the bus which goes to the station.
(これが、駅行きのバスです。)

先行詞が “the bus” で「もの」で、加えられる説明の ” goes to the station” の「主語」となっているので、which を用います。
・the bus が「駅へ行く」という説明で、主語が三人称・単数( the bus )で、「現在」の文章となるので、三単現になり go to が goes to になります。
the bus + it goes to the station )

that・・・「先行詞」が「人・もの」で、「主語」の働き

関係代名詞 that はとても便利な言葉で、上記で用いた関係代名詞 whowhich と同じ働きをするので、そのまま代えて表現することができます。

・上記の ex.2 であれば、
Look at the men who are working on the street. を
Look at the men that are working on the street. としてもOKです。

・同じように、上記の ex.5 であれば、
This is the bus which goes to the station. を
This is the bus that goes to the station. としてもOKです。

※ただし、先行詞が「人ともの」が一緒になっている場合は、
that しか使えないので気を付けましょう。

ex.7  Did you see the boy and his dog that were running in the park?
(あなたは公園で走っていた少年と犬を見ましたか。)

先行詞が “the boy and his dog” で「人ともの」で、加えられる説明 “were running ~” の「主語」となっているので、使える関係代名詞は that だけです。
・the boy and his dog が「公園で走っている」という説明で、「時」が過去なので「過去進行形」を使います。
the boy and his dog they were running in the park )

 

今回はここまで。

 

「3学年の3学期に押さえたいポイント」は「①」から「⑤」
まであります。下記にリストアップしますので、興味のある方は
クリックしてご覧ください。
①関係代名詞の表現〜基本編
③関係代名詞(目的格)、後置修飾
④関節疑問文
⑤教科書を有機的に扱う

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