前回、
「英語の学び方がどうあればよいのか」
について自分なりの考えをお話します、と
言いましたが、その前に、
その考えに至った自分なりの
「英語」と「日本語」の違いについて述べます。
英語と日本語の違い
英語は・・・
英語と言う言葉は、
相手のことをしっかり聞き、
自分の考えをしっかり主張するための言語です。
だからこそ、
プレゼンがあり、デベイトが授業で普通に行われるし、
自分の意見をはっきりと主張しなければいけない
社会です。
ー日本の小中学校では、係や役割を決める時には
よくジャンケンで決めることがありますが、欧米では
しっかりと自分の考えを述べて決めるのが
あたりまえだそうです。きっと欧米では、ジャンケンは
あくまでも「ゲーム」の一種に過ぎないのでしょう。-
「言わなくてもわかる」日本人?
日本人の社会は、「自分の意見をはっきり言わなくていけない」
ような社会でしょうか?
日本人は、
「言わなくてもわかる」
「根回し」
「どうしようもなければ、恨みっこなしのジャンケン」の社会
ではありませんか。
欧米では、たぶん「恨みっこなし」はないのです。
しっかりと自分の意見を言い、相手の考えを聞き、
同意したり、反論したりして解決策・結論を見出す
努力をするのです。
だから、裁判でも陪審制という形で行われているのでしょう。
文化的な下地を無視?
そのような文化的な下地を無視して、または
配慮することをせずに、ただ「英語」を学べ!
というのは、私は反対です。
どうしても、
日本人の子供たちに全員、英語が話せるようにしたいのであれば、
その間に、
日本語で
「自分の意見を述べる」
「相手の意見をしっかりと聞く」
「その中で、解決策・結論を見出す」
ということができなければいけません。
ー現在、確かに小学校では、
国語の教科書の中に「デベート」の単元がありますが、
その前に、しっかりと日本語の基礎をしっかりと学び、
「自分の意見を言う」「相手の言うことをしっかりと聞く」
ということを日本語でできるような訓練を十分に
してから学ぶべきだと思います。
ここから、導き出された「学び方」については
今度こそ、次回でお話します。
「英語の学び方」は
「①」から「④」まであります。
お時間のある方は、どうぞ最後の「④」もお読みください。
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