1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、
それでは 6月の第4週と7月第1週に放送された「目的語説明型」についてです。
基本文型「授与型」のまとめ
・ 「授与型」の次に、「目的語説明型」について勉強しました。
今回は、その「目的語説明型」についてまとめてみました。
① Lesson 54 基礎
② Lesson 56 動詞 -ing形・動詞原形
③ Lesson 57 過去分詞
④ Lesson 58 to 不定詞①
⑤ Lesson 59 to 不定詞②
⑥ Lesson 61 make を用いた目的語説明型
⑦ Lesson 62 have を用いた目的語説明型
⑧ Lesson 63 let を用いた目的語節目型
Lesson 54 基礎
「目的語説明型」① 基礎
※「目的説明型」:「動詞+目的語+説明語句」の形
▶︎目的語と説明語句との間に「=」あるいは「主語・述語」の関係があるのが特徴
◎目的語説明型は説明語句にさまざまな表現を使うことのできる、非常に使いでのある形。
[Key] I’d like my steak medium rare.
[動詞の部分が、‘d like そして、目的語が my steak で、説明語句 medium rare という形容詞
をその後ろに並べて「=」の関係を作っています。]
※私は、ステーキをミディアムレアにしてほしいです。
👉 この文は「my steak = medium rare(でほしい)」といいうこと。
① I prefer my coffee black. <私は、コーヒーはブラックのほうがいいです。> – prefer は「〜をより好む」。「my coffee=black であるほうを好む」ということ。 |
② Take it easy. <気楽にね。> –「 it = easy なものとして take (受け取れ=考えろ」ということ。 |
③ I’d like my eggs on a separate plate, please.. <私の卵は別のお皿にお願いします。> -「 my eggs = on a separate plate であることを欲する」ということ。 |
Lesson 56 動詞 -ing形・動詞原形
「目的語説明型」② 動詞 -ing形・動詞原形
※「説明語句」が、動詞 -ing形・動詞原形の場合
▶︎動詞 -ing形は「生き生きとした行為」を表します。(その瞬間) 動詞原形の場合は、動詞 -ing形
の「瞬間」をとらえたニュアンスがなくなる。
[Key] I saw you walking fast.
[ 目的語 と 説明語句 が「=」あるいは、「主語・述語」の関係で結ばれたカタマリ ]
※私は、あなたが足早に歩いているところを見ました。
👉この文は、「you が walking fast するところを見た」ということ。
① I heard them laughing. <私は、彼らが笑っているのが聞こえました。> – see や hear などの知覚動詞は、目的語説明型でよく使われます。ここでは「〜しているのが聞こえた。」 |
② We felt the boat rocking. <私たちはボートが揺れているのを感じました。> – feel も知覚動詞。目的語説明型でよく使われます。 |
③ I helped the man stand up. <私はその男の人が立ち上がるのを助けました。> – help は目的語説明型で「動詞原形」とともに使う代表的な動詞の1つ。「〜するのを助けた。」 |
Lesson 57 過去分詞
「目的語説明型」 ③ 過去分詞
※「説明語句」が、過去分詞の場合
▶︎過去分詞は、「〜された」と受動の意味を表す要素。
[Key] I need to get it done by tomorrow.
[ it と done が受動関係であることを十分に意識しましょう。]
※私は明日までにそれをやり遂げる必要があります。
👉 get it done は「it = done という状態をget する」つまり、「それをとり遂げる・
終わらせる」ということになります。get には「動き」ーそれに至る行為が感じられます。
① You should have your eyes checked. <あなたは目を検査してもらうべきです。> -「your eyes = checked という状況を have するべき」your eyes と checked は受動関係。 |
② Get your car washed. <あなたの車を洗いなさい。> -「your car = washed という状態を get しなさい」ということ。 |
③ I need this done. <私はこれを終わらせる必要があります。> -「this = done が必要だ」と誰かに言っているんですね。 |
Lesson 58 to 不定詞①
「目的語説明型」④ to 不定詞①
※「説明語句」が、to 不定詞の場合①
▶︎ to 不定詞の to のイメージは「指し示す」つまり矢印(→)。この形は、「目的語が to 以下の
行為に進む」ことを意味します。この形は、「指示」など、誰かを歩こうに「押す」動詞と相性
のいい形でもあります。
[Key] The boss told me to write a report.
[tell は「メッセージを伝える」という動詞。「指示を出す」意味にも使われる。me に指示を出して
to 以下の行為に押していくイメージ]
※上司は私にレポートを書くように言いました。
👉この文の動詞は told。tell することによって、me を to 以下の行為に「押した」のです。
① I asked him to leave. <私は彼に出ていくように頼みました。> – ask は「頼む」。頼むことによって him を to 以下の行為に押したということ。 |
② The police ordered me to pull over. <警察は私に停車するように命じた。> – order は「命じる」。典型的な「押す」動詞。 |
③ He convinced me to join a gym. <彼は私にジムに入会するよう説得しました。> – convince は「納得させる」。納得させることによって me を to 以下に向かわせています。 |
Lesson 59 to 不定詞②
「目的語説明型」⑤ to 不定詞②
※「説明語句」が、to 不定詞の場合②
▶︎ to 不定詞①では、「押す」動詞を扱いましたが、②ではそれ以外の動詞を扱います。
[Key] I want Mom to relax today.
[ Mom が relax に「進む」ことを want しているニュアンス ]
※私は今日、母にリラックスしてほしいのです。
👉この文は、「Mom が relax に進むことを want する」ということ。want はこの形で頻繁に
使われます。
① I need you to listen. <わたしはあなたに聞いてもらう必要があります。> -「あなたが listen に進むことが必要だ」ということ。 |
② He expects me to write a report. <彼は私がリポートを書くことを期待しています。> -「me が write a report する方向に動くことを期待しています」ということ。 |
③ She allowed me to leave early. <彼女は私に早退を許しました。> -「me が leave early する方向に動くことを許した」ということ。 |
Lesson 61 make を用いた目的語説明型
「目的語説明型」⑥ make を用いた目的語説明型「make +目的語+説明語句」
※「説明語句」が「動詞原形」の場合=使役構文1(make)
▶︎ make は「力を入れて作り上げる」- そのため強い力でそうした状況を作り上げることを意味。
{Key] He always makes me laugh. (使役構文)
[ make の強制力:「彼が」「私が笑う」を強制的に作り上げている]
※彼はいつも私は笑わせます。
👉ここでは、説明語句に動詞原形 laugh が使われ、「私が笑うという状況を make する = 私を笑わせる」ということ。
▶︎「使役構文」 – make, have, let とともに説明語句に動詞原形が使われた目的語説明型は、
「〜に … させる」と訳されることが多いため「使役構文」と呼ばれることがある。
① He made me sad / happy / nervous. <彼は私を悲しく/うれしく/ナーバスにさせました。> – 主語 He が何らかの行為を通じて、そうした状況を「作り上げた」のです。 |
② Make yourself comfortable [ at home ]. <(訪問客に)お楽になさってください。> -「 yourself = comfortable [at home] という状況を積極的に作り上げてください」 |
③ My parents make me wash the dishes. <私の両親は私に皿洗いをさせます。> – 動詞原形を用いた「使役構文」の例。有無を言わさぬ強制的なニュアンスが感じらます。 |
Lesson 62 have を用いた目的語説明型
「目的語説明型」⑦ have を用いた目的語説明型「have +目的語+目的語説明型」
※「説明語句」が「動詞原形」の場合=使役構文2(have)
▶︎ have は Lesson 61 の make とは大きくニュアンスが違います。
– have は「近くにある」を表す「静かな・動きが感じられない」動詞。この動詞は、目的語説明型でも、ある状況を簡単に・当たり前に・さしたる動きや努力なく得る -「単にhave する」ことを
表します。
{Key] I’ll have my doctor look at it. (使役構文)
[「単に have する」状況 – 「静かな」感覚で have を使うこと ]
※掛かりつけの医師にそれを診てもらいます。
👉医師が患者を診察するのは、ごく当たり前の成り行き。だからこの文では have を使っています。
① I’ll have dinner ready by seven. <夕食を7時までに用意しますね。> -「dinner = ready by seven という状況」を単にhave する、ということ。 |
② I need to have my hair cut / my teeth checked. ※説明語句が「過去分詞」 <私は神を切って / はを検査してもらう – 必要があります。> – 過去分詞であっても、そうした状況を単に have するというニュアンス。 |
③ I always have my students take notes. ※説明語句が「動詞原形」で「使役構文」 <私はいつも学生にノートをとらせます。> – 動詞原形を用いた「使役構文」の例。有無を言わさぬ強制的なニュアンスが感じらます。 |
Lesson 63 let を用いた目的語説明型
「目的語説明型」⑧ let を用いた目的語説明型「let +目的語+説明語句」
※「説明語句」が「動詞原形」の場合=使役構文3(let)
▶︎ let は軽いタッチの「ゆるす」(allow はカッチリ)。
[使役構文の let] 事態が起こるのを「許す・許可する」ということ。
[Key] Let me check my schedule. (使役構文)
[ Let (〜を許せ) と述べてから、「me = check my schedule」の状況」を続ける]
※私のスケジュールを確認させて。
👉この文は、「me = check my schedule するのを let (許せ)→私のスケジュールをチェック
させて」ということ。
① Don’t let me down. / Don’t let him in. <私をがっかりさせないでください。/ 彼を入れないでください。> – 最初の例は、「me = down するのを let するな」ということ。 |
② I’ll let you know 〜. < 私はあなたに〜を知らせます。> ※全て「説明語句」が「動詞原形」 Let me know 〜. <私に〜を知らせてください。> Let me tell you 〜. <私に〜を言わせてください。> Let me try. <私にやらせてください。> Let me see. <私に見せてください。> – let の目的語説明型で非常によく使われる表現。覚えましょう。 |
③ My dad won’t let me eat in my room. ※説明語句が「動詞原形」で「使役構文」 <私の父は、私が自分の部屋で食事するのを許してくれません。> -「me が eat in my room するのを let しない」ということ。 |
これで、
「目的語説明型」のまとめは
終了です。
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