24-ラジオ英会話 「進行形」のまとめ

1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、まとめています。

11月からは、「時表現」について学習し、
第 3、4週では「進行形」について放送されたので、それをまとめました。

「進行形」のまとめ

時表現は、ほとんどの文に現れる頻用l表現。しっかり理解すれば、文の意味をとらえる
解像度が上がり、さらに自信を持って英会話ができることを目指し、頑張りましょう。

今回は、「進行形」についてです。

Lesson 152 進行形 ① 基礎

進行形 ① 基礎
※進行形:説明語句に動詞 -ing形 を使い、主語の説明をする説明型文
▶︎「比較的短期間続く行為の途中」を表す
◎「広く一般的な内容」を表す現在形とは大きく印象が違うので注意。

[Key] Are you staying here at the hotel?
※あなたはこのホテルに泊まっているのですか。
👉この文は「今泊まっているところ」ということ。

◎進行形は単なる be動詞文◎
疑問文・否定文の作り方は通常の be動詞文と同じ。

①[進行形] I‘m living in Japan.. <私は日本に住んでいます。>
▶︎[現在形] I live in Japan. <私は日本に住んでいます。>
  – am living は「仕事などでの一時的滞在」。現在形 live の場合は「長期にわたって安定して
-【住んでいる】」ことを意味しています。
②[進行形] What are you doing? <あなたは何をしていますか。>
▶︎[現在形] What do you do? <あなたは何をされているのですか。>
  – 進行形は現在行っている活動について、現在形は「職業・立場」を尋ねています。
③[現在形] Where are you going to school? <どこの学校に通っているの?>
▶︎[進行形] Where do you go to school? <どこの学校に通っているの?>
– 進行形は相手が通い始めたばかりの「新しい学校」について尋ねるなど、「今は〜」と短期間
のニュアンスが感じられます。現在形は相手が「ふだん」通っている学校についての質問。
④ Cats are mammals. <ネコは哺乳類です。>
– 科学的・数学的事実は現在形。「j広く一般的に成り立つ」からです。

 

Lesson 153 進行形 ② 進行形は行為を表す

進行形 ② 進行形は行為を表す
※進行形:説明語句に動詞 -ing形 を使い、主語の説明をする説明型文
▶︎「比較的短期間続く行為の途中」を表す
◎ being + [形容詞 / 過去分詞] の形であっても、「行為の最中」であることを表す。

[Key] Roxy seems to be having a good time there.
※ロキシーは、そこで楽しんでいるように見えます。
👉 have は「近くにある」という位置関係を表し、通常動きを表しません。
そのため、「私は車を持っています」を、(×) I’m having a car. と言うことはできませんが、
ここでは have a good time というフレーズで、活動が感じられるため進行形で使われています。

◎進行形に「作れる」「作れない」は…◎
動詞ではなく、動詞句(動詞を含むフレーズ)の意味に依存するのです。

① Sorry, I was having dinner at that time.
<ごめんなさい、そのときは夕食をとっていたのです。>
have dinner は、「夕食をとる」という動きを表すフレーズ。
② I‘m just being silly. <私はふざけているだけですよ。>
– be動詞も進行形で使われると、「行為」の意味合い。
この文は自分のことを「silly」だと述べているのではなく、「silly なことをしている」という
行為を表しています。
I‘m being followed. <私は尾行されています。>
受動態の進行形です。am は進行形を構成する be動詞。受動態の「be動詞+過去分詞」
の be動詞が動詞 -ing形 となっています。やはり「尾行される」という行為の最中である
ことを表しています。

Lesson 154  進行形 ③ 進行形の客観的な視点

進行形 ③ 進行形の客観的な視点
※進行形:説明語句に動詞 -ing形 を使い、主語の説明をする説明型文
▶︎「比較的短期間続く行為の途中」を表す
◎「〜の途中です」と客観的な描写をします。

[Key] I‘m not promising anything.
※私は何も約束しているわけではありません。
👉この文は「私は今、何も約束しているわけではありません」と、自分の行為を客観的に描写しているのです。

◎状況に包まれる「現在形」と客観的な描写を行う「進行形」◎
※「宣言」を行う現在形▶︎言葉と行為が同時進行
※進行形▶︎「〜の途中です」と客観的な描写

①[進行形] I‘m promising you. Please trust me.
<僕は君に約束しているんだよ。信じてください。>
▶︎[現在形] I promise you. <君に約束します。>
– 進行形は自分の行為を客観的に描写しています。現在形の「宣言」と明確に区別。
②[進行形] I‘m apologizing. Please listen. <私は謝罪しているんです。聞いてください>
▶︎[現在形] I apologize. <ごめんなさい。?
– 進行形は「私は謝罪しているんですよ」と行為を客観的に描写。現在形は「宣言」。
[進行形] The boss is coming. <ボスはここに向かっています。>
▶︎[現在形] Here comes the boss. <ボスが来たよ。>
– 進行形はボスの行動の客観的な描写。幅広く使うことができます。
一方、現在形は状況に包まれていることが感じられるため、ボスがやって来るのが
見えていなければ使えません。

Lesson 156 進行形 ④ 注意すべき進行形

進行形 ④ 注意すべき進行形
※進行形:説明語句に動詞 -ing形 を使い、主語の説明をする説明型文
▶︎「比較的短期間続く行為の途中」を表す
◎注意すべき進行形1:cough, sneeze, hicuppe, nod のような「一瞬」で終わってしまう
動作なら、「一定期間反復して行われる」ことを意味します。
◎注意すべき進行形2:「生/動→死/静」へのような移行を表す動詞なら、
「〜しかけている」状況を表します。[ die / stop, land ]
◎注意すべき進行形3:always / constantly +進行形 であれば、「繰り返し行われている
ことへの不満」を表します。

[Key] Somebody was coughing during the concert.
※コンサートの最中に誰かがせきをしていました。
👉 cough は一瞬で終わる動作。この文は誰かが1回ゲホッとせきをした、その途中という
わけではありません。何度もせきをし続けていたのです。

① He was sneezing / hiccupping / nodding .
< 彼はくしゃみを / しゃっくりをして / うなづいていました。>
– 繰り返しの行為であることを意識しましょう。
② The poor medaka was dying. <そのかわいそうなメダカは、死にかけていました。>
-「状況の移行を表す動詞」の解釈にも注意しましょう。die は「生→死」への移行を表す単語。
その途中、つまり「死にかけていた」ということ。
③ The bus was stopping. <そのバスは止まりかけていました。>
The helicopter was landing. <そのヘリコプターは着陸しかけていました。>
-「動→静」への状況を表す stop, land の同様に「〜しかけていた」もちろんまだちょっと
動いている状況です。
④ He‘s always complaining about his job.
<彼は、いつも自分の仕事について文句ばかり言っています。>
– 進行形に always, constantly などを組みわせると、繰り返し行われていること(習慣)に
ついての不満を表します。

これで、「進行形」について終了です。

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