1週間の「ラジオ英会話」の文法的な部分を、
分野ごとに分けて、まとめています。
11月からは、「時表現」について学習し、
第 3、4週では「進行形」について放送されたので、それをまとめました。
「進行形」のまとめ
・ 時表現は、ほとんどの文に現れる頻用l表現。しっかり理解すれば、文の意味をとらえる
解像度が上がり、さらに自信を持って英会話ができることを目指し、頑張りましょう。
今回は、「進行形」についてです。
Lesson 152 進行形 ① 基礎
進行形 ① 基礎
※進行形:説明語句に動詞 -ing形 を使い、主語の説明をする説明型文
▶︎「比較的短期間続く行為の途中」を表す
◎「広く一般的な内容」を表す現在形とは大きく印象が違うので注意。
[Key] Are you staying here at the hotel?
※あなたはこのホテルに泊まっているのですか。
👉この文は「今泊まっているところ」ということ。
◎進行形は単なる be動詞文◎
疑問文・否定文の作り方は通常の be動詞文と同じ。
①[進行形] I‘m living in Japan.. <私は日本に住んでいます。> ▶︎[現在形] I live in Japan. <私は日本に住んでいます。> – am living は「仕事などでの一時的滞在」。現在形 live の場合は「長期にわたって安定して -【住んでいる】」ことを意味しています。 |
②[進行形] What are you doing? <あなたは何をしていますか。> ▶︎[現在形] What do you do? <あなたは何をされているのですか。> – 進行形は現在行っている活動について、現在形は「職業・立場」を尋ねています。 |
③[現在形] Where are you going to school? <どこの学校に通っているの?> ▶︎[進行形] Where do you go to school? <どこの学校に通っているの?> – 進行形は相手が通い始めたばかりの「新しい学校」について尋ねるなど、「今は〜」と短期間 のニュアンスが感じられます。現在形は相手が「ふだん」通っている学校についての質問。 |
④ Cats are mammals. <ネコは哺乳類です。> – 科学的・数学的事実は現在形。「j広く一般的に成り立つ」からです。 |
Lesson 153 進行形 ② 進行形は行為を表す
進行形 ② 進行形は行為を表す
※進行形:説明語句に動詞 -ing形 を使い、主語の説明をする説明型文
▶︎「比較的短期間続く行為の途中」を表す
◎ being + [形容詞 / 過去分詞] の形であっても、「行為の最中」であることを表す。
[Key] Roxy seems to be having a good time there.
※ロキシーは、そこで楽しんでいるように見えます。
👉 have は「近くにある」という位置関係を表し、通常動きを表しません。
そのため、「私は車を持っています」を、(×) I’m having a car. と言うことはできませんが、
ここでは have a good time というフレーズで、活動が感じられるため進行形で使われています。
◎進行形に「作れる」「作れない」は…◎
動詞ではなく、動詞句(動詞を含むフレーズ)の意味に依存するのです。
① Sorry, I was having dinner at that time. <ごめんなさい、そのときは夕食をとっていたのです。> – have dinner は、「夕食をとる」という動きを表すフレーズ。 |
② I‘m just being silly. <私はふざけているだけですよ。> – be動詞も進行形で使われると、「行為」の意味合い。 この文は自分のことを「silly」だと述べているのではなく、「silly なことをしている」という 行為を表しています。 |
③ I‘m being followed. <私は尾行されています。> – 受動態の進行形です。am は進行形を構成する be動詞。受動態の「be動詞+過去分詞」 の be動詞が動詞 -ing形 となっています。やはり「尾行される」という行為の最中である ことを表しています。 |
Lesson 154 進行形 ③ 進行形の客観的な視点
進行形 ③ 進行形の客観的な視点
※進行形:説明語句に動詞 -ing形 を使い、主語の説明をする説明型文
▶︎「比較的短期間続く行為の途中」を表す
◎「〜の途中です」と客観的な描写をします。
[Key] I‘m not promising anything.
※私は何も約束しているわけではありません。
👉この文は「私は今、何も約束しているわけではありません」と、自分の行為を客観的に描写しているのです。
◎状況に包まれる「現在形」と客観的な描写を行う「進行形」◎
※「宣言」を行う現在形▶︎言葉と行為が同時進行
※進行形▶︎「〜の途中です」と客観的な描写
①[進行形] I‘m promising you. Please trust me. <僕は君に約束しているんだよ。信じてください。> ▶︎[現在形] I promise you. <君に約束します。> – 進行形は自分の行為を客観的に描写しています。現在形の「宣言」と明確に区別。 |
②[進行形] I‘m apologizing. Please listen. <私は謝罪しているんです。聞いてください> ▶︎[現在形] I apologize. <ごめんなさい。? – 進行形は「私は謝罪しているんですよ」と行為を客観的に描写。現在形は「宣言」。 |
③[進行形] The boss is coming. <ボスはここに向かっています。> ▶︎[現在形] Here comes the boss. <ボスが来たよ。> – 進行形はボスの行動の客観的な描写。幅広く使うことができます。 一方、現在形は状況に包まれていることが感じられるため、ボスがやって来るのが 見えていなければ使えません。 |
Lesson 156 進行形 ④ 注意すべき進行形
進行形 ④ 注意すべき進行形
※進行形:説明語句に動詞 -ing形 を使い、主語の説明をする説明型文
▶︎「比較的短期間続く行為の途中」を表す
◎注意すべき進行形1:cough, sneeze, hicuppe, nod のような「一瞬」で終わってしまう
動作なら、「一定期間反復して行われる」ことを意味します。
◎注意すべき進行形2:「生/動→死/静」へのような移行を表す動詞なら、
「〜しかけている」状況を表します。[ die / stop, land ]
◎注意すべき進行形3:always / constantly +進行形 であれば、「繰り返し行われている
ことへの不満」を表します。
[Key] Somebody was coughing during the concert.
※コンサートの最中に誰かがせきをしていました。
👉 cough は一瞬で終わる動作。この文は誰かが1回ゲホッとせきをした、その途中という
わけではありません。何度もせきをし続けていたのです。
① He was sneezing / hiccupping / nodding . < 彼はくしゃみを / しゃっくりをして / うなづいていました。> – 繰り返しの行為であることを意識しましょう。 |
② The poor medaka was dying. <そのかわいそうなメダカは、死にかけていました。> -「状況の移行を表す動詞」の解釈にも注意しましょう。die は「生→死」への移行を表す単語。 その途中、つまり「死にかけていた」ということ。 |
③ The bus was stopping. <そのバスは止まりかけていました。> The helicopter was landing. <そのヘリコプターは着陸しかけていました。> -「動→静」への状況を表す stop, land の同様に「〜しかけていた」もちろんまだちょっと 動いている状況です。 |
④ He‘s always complaining about his job. <彼は、いつも自分の仕事について文句ばかり言っています。> – 進行形に always, constantly などを組みわせると、繰り返し行われていること(習慣)に ついての不満を表します。 |
これで、「進行形」について終了です。
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