現在の学校英語に関しては、
内発的動機付けも低くなり、同時に
外発的動機付けも低下していっているのです。
グローバル化を推進して、
英語力の必要性は、年々高まる一方、
ICT機器等の発達や環境が、
英語力を身に付ける阻害しているという泥沼状態に
陥っています。
叶えられないスローガン
ですから、この状況で
いくら文科省が
「英語を使える日本人の育成を!」とか
「英検3級程度の力を中学校で!」と
スローガンを掲げても
叶えられるはずは、ないのです。
以前安倍首相が、「一億総活躍社会」をスローガンとして
提言した時、少しも現状を踏まえない、自分たち(与党)に
だけ都合のいい「希望出生率1.8」などという数値を
取り上げたのと同じ状況なのです。
その目標に向けての基礎作り、土台づくりを何も
できていない(または計画が策定されていない)のに、
「見栄えのよい数値目標」だけを提示して、
評価しようという形だけのPDCAをそのまま、
家庭生活や教育に持ち込んで欲しくないと思います。
その中で現場の教員たちは・・・
もちろん、そういう逆境の中でも、
自分で研修を深め、言語を学ぶことの素晴らしさを
教えている教員もいます。
でも、それはほんの一握りの教員であり、
大部分は、「形だけ」今の国の施策どおり指導していけば、
ひたすら「英語嫌い」をつくり、
「英語を話したくない」子どもたちを製造する
マシーンと化してしまいます。
それでは、どうすればいいのか。
まずは、今話題の文科省を変えなくてはいけないと思います。
そこが基本的な考え方を変えない限り、
現場の教員と、その子どもたちは混乱し続け、
保護者は自分たちに都合のいい要求を学校に
求めていくことでしょう。
それでは、
どのように文科省が変わればよいのか。
それは、次回で。
「学校英語で英語を使えるようになるのか?」は
「①」から「⑫」まであります。
時間がある方は、下記をクリックをしてどうぞお読みください。
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