1学年の3学期に押さえたいポイント③

1学年の「3学期に押さえたいポイント」の最後、
今回は「過去形」について扱います。

最初に、
「過去形」を扱う前に、
1学年の1年間でどのようにして文法を学んだのかを確認したいと思います。

1学年の1年間で学んだこと

1学年の1学期は、
「現在」と時制に限定し、「I」と「you」の関係の中で、
be動詞と一般動詞の基本的な使い方を学びました。

2学期では、
「I」と「you」の世界から
「第3者」、そして「複数」の世界へと広がります。
複数形について
3単現について、学びました。
この「広がった世界」に対応するため
人称代名詞の変化も学び
・様々な問いかけができるように、WH疑問文についても、学びました。

3学期では、
1、2学期では「現実・事実」だけを扱っていましたが、
☞「考えている」ことを表現するため
助動詞を学びました。
☞「現在の1点」に集中した表現を学ぶため
現在進行形を学びました。
☞そして、「現在」からその「時制」を広げて
過去形を学ぶのです。

このように1年間で、
英語での基礎的な表現が、かなり広がりました。
この部分が土台となって、
ー2学年、3学年の表現を学習していくことになるのです。

このような1年間の「学び」を意識した上で、
指導していくことも大切なことだと思います。

それでは、「過去形」について確認しましょう。

ポイント3 過去形について

過去形を導入する場合は、
もちろん、テキスト中心に進める方法もありますが、
Teacher’s Talk で「昨日」の話から始めて、
「音声」の違いから導入してもいいかと思います。

その後に過去形の構造を確認しましょう。

過去形の構造

・基本的には1学年の1・2学期で学んできた do / does と同じ構造であることは
生徒もすぐ気づくので、最後にその部分も確認し、定着を補強したいところです。

ポイント1 英語で過去の話をする時は、一般動詞の後に -(e)d がつく(肯定文)
☞この時、一般動詞には did が隠れていて、その「しっぽ」として -(e)dが出てくるポイント2 過去の否定文は、did not (didn’t) +動詞の原形、で表現するポイント3 過去の疑問文は、Did +主語+動詞の原形 ~? の形で表現する
☞否定文、疑問文の時は、did が姿を現し、動詞は原形になる【例文】
・Ken studies English every day.  (下線を yesterday に代えて正しい英文に)→ Ken studied English yesterday. ・・・ポイント1(過去の肯定文)
「ケンは昨日英語を勉強しました。」

→否定文:Ken did not (didn’t) study English yesterday.・・・ポイント2
「ケンは昨日英語を勉強しませんでした。」
→疑問文:Did Ken study English yesterday?・・・ポイント3
<答え方>主語を代名詞にして、did を使って答えます:Yes, he did. / No, he didn’t.
「ケンは昨日英語を勉強しましたか。」「はい、しました。/ いいえ、しませんでした。」

1学期・2学期で学んだ形は(一般動詞の場合)下記の通り。

【現在】で主語が1・2人称の場合

◎基本文:I study Enlglish every day.
→否定文:I do not ( don’t ) study English every day.
→疑問文:Do you study Enlgish every day?
<答え方> Yes, I do. / No, I don’t.

【現在】で主語が3人称の場合

◎基本文:Emi studies English every day.
→否定文:Emi does not ( doesn’t ) study Englsih every day.
→疑問文:Does Emi study English every day?
<答え方> Yes, she does. / No, she doesn’t.

「過去」に関わる表現とその定着

「過去」の表現をするためには、「過去」を示す語彙もある程度覚える必要があります。

1年生であれば、次のような表現も扱ってもいいのではないでしょうか。
① yesterday(昨日)
② last(この前の)
ーlast week / last Monday / last month / last year など
※last は「最後の」という意味もありますが、「この前の」という意味もあることを押さえましょう。
③ ago(~前)
ーtwo days ago / three weeks ago など

また、このような表現を身に付けさせるために、
「過去形」を用いた英語の簡単日記をつけさせてもいいかと思います。
1文日記
→ yesterday などを用いて、一文の英語日記を書かせます。
(ただし、一週間は同じ表現を用いないこと、などの条件を加えて。)
3文日記
→ 1文日記のレベルアップバージョン
(時には、last Sunday のことで3文、などの条件を加えるとなおよい)

このような英文日記を課題とする場合は、
できるだけ「生徒の表現」を大切にしたいので、
教科書では規則動詞しか扱われていませんが、必要に応じて不規則動詞
(be動詞の過去形も)紹介して、使わせることが大切です。
ーこれをしないと、
「みんな同じ、無機質な英文」ばかりになってしまいます。
ですから、
「1文日記」の場合、書いた英文の補足的な状況を日本語で加えるなどの工夫をすると
興味関心も高まると思います。

これで、
1学年の3学期に押さえたいポイントは終了です。

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