学校英語で英語を使えるようになるのか?⑨~学校を「公」の場に1

「学校英語で英語を使えるようになる」ためのポイントについて
1つずつお話します。

今回は、
①学校を「公」の場に、ついてです。

学校を「公」の場にするためには、
一人ではできません。

以下の三者の協力が必要なのです。
・学校(教員)
・子ども
・保護者(家庭と地域)

なぜ、学校が「私」の場に?

なぜ、学校が「私(わたくし)」の場になってしまったのか、
というと、簡単に言うと
ー上記の三者の信頼関係が崩壊してしまったためです。
信頼関係の崩壊は、
会話の欠落、情報の相互交換不足から始まります

おそらく、
学校という教育現場は、時代の流れにほぼ気づくことなく
従来通りの指導法に固執する一方、社会の流れに沿って
どんどん教育を「商品化」していった家庭との齟齬が
そこにあったのだと思います。

この土台から、直して
「教育」を学校に取り戻す、「公」の場するためには、
以下の3つが必要と考えます。

「教育」を学校に取り戻すための3ポイント

(a)情報の共有
(b)三者の協力体制
(C)「公」の場と「私」の場の再認識

どれも、学校で教育を行うためには根底となる
必要不可欠な部分であり、
直接英語教育とは関連はないのですが、
この土台がしっかりと組まれていないと
「英語教育」も推進することができません。
ですから、ここから始めるのです。

なぜ(a)と(b)が崩壊したのか。
その原因の1つと考えられるものを簡単にお話します。

(a)情報の共有 が崩壊した原因の1つ
ー不必要な、偏向したあふれるほどの情報のため
・・・SNSで、今までは見えなかった、人前では言わなかった考え・
発言・情報が、道徳観念や最低限のルールも関係なく、まさに
「裸」の状態で拡散していく社会の中で、「相手のこと」「第三者
のこと」を無視した自己中心的な態度が蔓延ってしまったため、
根底の部分での「情報の共有」をすることに困難を招くようになった。

(b)三者の協力体制 が崩壊した原因の1つ
ーポイントの②「教育の商品化」のため
・・・子ども・保護者が「教育を商品」として捉えるように
時代の中で変化していったのに、教員(学校)がそれに
気付かなかったため、協力体制を保持することができなく
なったのです。相手が(子ども・保護者)が「商品」だと
思っているもの(「教育」)に対して協力する必要はないと
感じるようになったのです。

そして、
(a) (b)が崩壊していく中で、
学校が少しずつ「公」の場から「私」の場へと
変わっていきました。

次回はこの続きから。

 

「学校英語で英語を使えるようになるのか?」は
「①」から「⑫」まであります。
時間がある方は、下記をクリックをしてどうぞお読みください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました