現在完了①完了・結果

今回は、
現在完了の1回目「完了・結果」を見てみます。

まず確認として、
現在完了の「意味」「形」を確認しましょう。

現在完了の「意味」と「形」

現在完了の基本的な意味と形を確認しましょう。

「現在完了」形とは、
「現在と過去」とをつなぐ「幅」のある中で、その影響が「現在」に及んでいる表現
👉 have / has +過去分詞 という形を用います。

もうすこし具体的に見てみます。

◎ポイント1「過去と現在」をつなげる「幅」のある表現

・日本語は、どちらかと「時」に関する表現を
「過去」「未来」「現在」の3つの「時」で判断して使用される傾向があるようです。
→そのため、【「過去」から「現在」】をつなげる「幅」のある表現、
というのが認識されにくいようです。
この「幅」のある、という部分はしっかりと押さえたいポイントです。

◎ポイント2 現在完了の have/ has は助動詞

よく中学生が混乱しやすいのは、現在完了で用いる have / has のことです。
→この have/ has は一般動詞の「持つ、所有する」を意味する have ではありません。
中学校のレベルでは、「現在完了を示す have / has」でもいいですが、英文法的に言うと
この have / has は「助動詞」になります。
👉 現在完了の have / has は、「現在完了」を示す助動詞
→助動詞には、必ず何らかの意味があるはずですが、
現在完了の助動詞 have / has は「持っている・持続している」と言うニュアンスがあるのです。「何を」「持っている・持続している」のか?というと・・・「過去分詞」です
have / has +過去分詞:「過去分詞」を「持っている・持続している」
・これが「現在完了」の基本的な形となるのです。
※現在完了の have / has は助動詞なので、否定文であれば、have not / has not となり、疑問文であれば、助動詞である have / has が文頭にやってくるのです。

◎ポイント3「持続している」影響が「現在」に及んでいる 

・そして、この「現在完了」の最大のポイントは、
「過去」から「現在」の「持続している」影響が、「現在」に何らかの影響を及ぼしている、という点です。
<例えば>
・「過去」のある時点から、宿題をやり始めて、「現在」まで、「やった終わった!」
・「過去」のある時点から、「現在」までを振り返ると、「ロンドンに行ったことがある」
・「過去」のある時点から、ピアノを習い始めて「現在」まで振り返ると、「10年間もピアノを練習したことになる!」
〜のようなことを表現できる形が、「現在完了」なのです。
👉「過去」からの「現在」までのことを振り返り、「あ〜、そうだったんだ!」という感情が込められた表現なのです。

◎ポイント4 影響の及ぼし方の違いで、3種類の用法に区別される

・現在完了の「影響」の及ぼし方で、
①完了・結果
②継続
③経験
の3種類の用法に区別されます。

このことについては、
次の項目でお話します。

現在完了が「現在」に及ぼす3種類の影響

ここでは、大体の違いを示したいと思います。

①「完了・結果」と呼ばれる「影響」の与え方
・・・この種類は、その名前からも予測できるように、
「ある行為・活動」が、
「過去のある時点」から始まってようやく「現在」終わった(完了)、
その結果「今」の状況(結果)を示すという影響の及ぼし方です。
(「完了」と「結果」は密接な関係があるので、1つにまとめて表記されることが多いです。)

②「継続」と呼ばれる「影響」の与え方
・・・この種類は、
「ある行為・活動」が
「過去のある時点」から始まって、「現在」に至るまでそれが「継続」されていることを表現します。

③「経験」と呼ばれる「影響」の与え方
・・・この種類は、
「ある行為・活動」が
「過去のある時点」から始まって、「現在」に至るまで振り返ると「どのくらい経験」したかを表現するものです。

さて、今回は、そのうちの①「完了・結果」を取り上げます。

「完了・結果」とは・・・

「完了・結果」は、
「過去のある時点」から始まってようやく「現在」終わった(完了)、
そしてその結果生じた「今」の状況(結果)を表現することができます。

※「完了・結果」は、その特徴から、
「変化」をそのニュアンスに含む動詞が出てくると、少しわかりにくいので列記しましょう。
「0」から「始まる」・・・arrive, start
「現地点」から「移動する」・・・go、come, return
「ある状態」から「なくなる」・・・lose, spend
→このような動詞が「現在完了」になると、「変化が(いつの間にか・ようやく)起こった」というニュアンスで表現されるので注意しましょう。

それでは、例文をいくつか挙げましょう。

ex.1  Ken has already cleaned his room.
「ケンはもう自分の部屋を掃除し終わった。」
👉「過去のある時点」から清掃を始めて、「現在の時点」ですでに終わっていて、その「結果」今は綺麗だよ、というニュアンスまで含みます。

ex.2  I‘ve just done my homework.
「私はちょうど宿題を終わったところだ。」
👉「過去のある時点」から宿題を始めて、「現在のある時点」でちょうど終了し、その「結果」今、さっぱりしている、または手が空いている、というニュアンスまで含みます。

ex.3  The train has just arrived here.
「その電車はちょうどここに到着したところだ。」
👉「過去のある時点」から”ここに”向かっていて、「現在のある時点」でちょうど到着し、その「結果」待ち合わせしている人と会える、などのニュアンスまで含みます。

ex.4  Emi has already spent all her money.
「エミはもうお金を全部使ってしまった。」
👉「過去のある時点」からお金を使い始め、「現在のある時点」で持ち金が0円になってしまい、その「結果」お金がなくて困っている、というニュアンスまで含みます。

ex.5  Spring has come.
「春が来た。」
👉季節は、突然やってくるものでは、ありません。「過去のある時点」からだんだん春になる状況が整ってきて、「現在のある時点」でみんなが「春だな」と思える環境になり、その「結果」うれしい、または悲しく思う、などのニュアンスまで含みます。

ex.6  Has your father gone to Russia yet?
「あなたのお父さんは、もうロシアに行ってしまったの?」
👉「過去のある時点」から”ロシアに行く準備”をしていて、「現在のある時点」でロシアに行ってしまって、その「結果」今ここ(おそらく日本)にいない【そしてそれが悲しい】などのニュアンスまで含みます。

ex.7  They have not finished their lunch yet.
「彼らはまだ、昼食を終えていない。」
👉「過去のある時点」から昼食を食べ始め、「現在のある時点」でまだ食べ終えていない、ことを意味します。

現在完了の否定文・疑問文、短縮形

・ここで、「現在完了」の否定文、疑問文の作り方を確認します。
ポイントは、
現在完了の「have / has」が「助動詞」である、ということです。

中学校で最初に出てくる助動詞 can の使い方を思い出せば、簡単です。

【肯定文】can+動詞の原形
Ken can play basketball well.

【否定文】can not( can’t / cannot)+動詞の原形
Ken can not play basketball well.

【疑問文】Can +主語+動詞の原形
Can Ken play basketball well?
-答え方:Yes, he can. / No, he can’t.

現在完了の have / has の肯定文、否定文、疑問文です。

【肯定文】have / has +過去分詞
Ken has played basketball for ten years.
※I have →短縮形 I’ve / You have →短縮形 You’ve, they’ve, we’ve
※She has →短縮形 She’s / He has →短縮形 He’s,  Tom’s, Emi’s

【否定文】have / has +not+過去分詞
Ken has not played basketball for ten years.
※have not →短縮形 haven’t  / has not →短縮形 hasn’t

【疑問文】Have / Has +主語+過去分詞
Has Ken played basketball for ten years?
-答え方:Yes, he has. / No, he hasn’t.

◎現在完了の have / has は、主語との短縮形もあるので気をつけましょう。

「完了・結果」でよく使われる単語

・現在完了のそのぞれの種類では、
共に使われる単語がポイントになることが多いので、それも確認しましょう。

【過去分詞の前に置く】
・already:もうすでに
・just:ちょうど、たった今

【文末に置く】
・now:たった今(現在完了は、「現在」視点の文なので now もOKです。)
・yet・・・否定文でも疑問文でも使えいますが、意味が違うで注意!
→ not 〜 yet(否定文で):まだ〜していない
→ yet?(疑問文で):もう〜したか?

 be gone と have/has gone は同じ意味

・現在完了の意味を「受動態」の形で表現される時もあります。
参考書等を調べると、
go , finish, come 等の一部の自動詞は、be 動詞+過去分詞 で完了の意味を表せる
〜となります。

例文も確認しましたが、この3つ(go, finish, come)をしっかり覚えて置くと十分のようです。それに関する英文を示します。
go の場合
ーMy bike is gone. (My bike has gone.「僕の自転車がなくなってしまった。」とほぼ同じ)

come の場合
ーSpring is come. (Spring has come. と同じと考えて良い。)

finish の場合
Are you finished? (Have you finished? 「(お食事は)お済みですか。ーレストランでの会話」と同じと考えて良い。)

※この「受動態」と「現在完了」のニュアンスの違いは、「受動態」が少し堅苦しい(文語的)というイメージがあるようですが、ほぼ「同じ」と考えて良いようです。

今回はここまで。

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