4つの力をいかに統合するのか④~「自己紹介」を例にして

自分が今までの考えをもとにして
実践した方法(それが良い方法であるとは
今でも思っていませんが)
を紹介させていただきます。

授業開きでバックワードデザインをシェア

まず、中1の授業開きでは、
①英語の必要性
②中学校3年間でどんな力をつけるのか
③中学校1年生ではどんな力をつけるのか
④そのために必要は約束、授業のルールについての説明
を、できるだけ簡潔にお話します。

教師が、自分で計画しているバックワードデザインを
生徒にも伝えることにより、
子どもたちも見通しをもって、意欲的に
授業に取り組めるための土台を
築き上げるのに効果的です。

そして、一番最初に取り組む活動として
小学校の外国語活動でも経験している
「自己紹介」を取り上げました。

隂山メソッド

当時、ちょうど中1の英語を教えていた時、
隂山校長(現立命館大学 教育開発推進機構校長)が、
藤井弘之先生とともに小学校6年生の児童に対し
徹底的に英語を暗唱させて、力をつける
所謂「隂山メソッド」が話題となり、本も出版されていました。
隂山メソッドに賛否両論があるのは、
もちろん知っていますが、
文字を提示して、音声をどんどんインプットさせ、
暗唱のレベルまでもっていく方法
は、
子どもの頭の中に英語の文字と音声を
自動接続化する機能を生成させる
という意味では、
「一つ」の方法であると考えました。

英語の音読を徹底的に授業で取り組む手法は、
以前からあり、このメソッドも結局は、
徹底的な反復により、文字と音声の自動接続機能を
子どもたちの頭の中につくっているのです。
ーただ、週5時間の学習時間が確保されていた時代であれば、
それもある程度できたかもしれませんが、
週3時間では、さすがに苦しいです。

実践例

そこで、私は

①隂山・藤井先生の英語暗唱の「スピーチ」編を活用し、
「自己紹介」の部分を「隂山メソッド」でいきなり導入しました。
→「読む力」と「話す力」の土台づくり
②フォニックスの基本を、帯学習として学んでいきました。
→「聞く力」と「書く力」の土台づくり
③①の「自己紹介」のモデルをすらすら言えるように全員で練習
→「読む力」へ、「話す力」への移行
④「自己紹介」をモデルから、自分用に代えての練習
→「話す力」の基礎づくり
⑤「自己紹介」スピーチコンテストの実施
→「聞く力」と「話す力」の育成
⑥中間テストでは、単語レベルの書く力の育成
→音と文字の関係を学ぶ
→期末テストでは「自己紹介」をすべて書ける力まで
身に付けさせる

というような取り組みをしました。
この「自己紹介」というタスクと同時に
もちろん教科書の内容も入ってきますが、
基本的な指導のスタンスは、
「いかに、4つの技能を関連づけさせながら、
ゴールを意識していくか」という姿勢で
一貫性をもちながら、継続的していきます。

このような指導の実践を
試行錯誤を繰り返しながら、実践していく
ことにより、「4つの力の統合」は
少しずつ形を成していくのだと思います。

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